お酢の酸味とカレーの風味がナイスマッチ!
null甘酸っぱさが暑い日にぴったりなピクルス。今回は、カレー粉を加えてスパイシーな風味に仕上げます。
「甘酸っぱいピクルス液に漬けるだけでも十分おいしいですが、カレー粉を加えると香辛料の風味がプラスされて食欲をアップしてくれますよ! レンチンして揉むだけと工程も簡単なので、パパッと作れるのも魅力。この夏の常備菜にいかがでしょうか?」(以下「」内、沼津さん)
家計に優しい食材のもやしで作れるのもありがたいところです。それでは、作り方をチェックしていきましょう。
【材料】(作りやすい分量)
もやし・・・1袋(今回は250g)
酢・・・大さじ3
砂糖・・・大さじ2
カレー粉・・・小さじ1
塩・・・小さじ1/2
※酢と砂糖はお好みのものでOK
【用意するもの】
ポリ袋・・・1枚
ちなみに、沼津さんのおすすめのポリ袋は、業務用スーパーで購入できる『ポリエチレン袋12号』(0.025×230×340mm)。「適度な厚みがあって、使いやすい大きさ」と、沼津さんのイチオシです。
【作り方】
(1)もやしをレンジで加熱する
耐熱容器にもやしを入れてラップをし、600Wの電子レンジで2分加熱します。
「もやしのひげ根が気になる方は、加熱前に取っておきましょう」
(2)もやしをザルにあけ、水気を飛ばす
加熱後、もやしをザルにあけたら軽く広げて水気を飛ばします。
(3)ポリ袋に調味料を入れる
もやしの水気を飛ばしている間につけダレを作ります。ポリ袋に酢、砂糖、塩、カレー粉を入れます。
「お酢はワインビネガーでも穀物酢でもOK。砂糖も、今回はきび砂糖を使いましたが、お好きなものを使っていただいて大丈夫です」
(4)ポリ袋にもやしを入れて揉み込む
もやしが熱いうちにキッチンペーパーで軽くおさえて水気を取り、そのままキッチンペーパー越しにもやしをつかんでポリ袋に入れます。
「キッチンペーパー越しにつかんでしまえば水分も取れて一石二鳥です」
ポリ袋に入れ終えたら優しく揉み込んで、もやしにピクルス液を絡ませます。
「熱いうちに絡めるのがポイント! もやしがピクルス液の旨みをキュッと吸って、美味しく仕上がります」
(5)冷蔵庫で1時間ほど寝かせる
粗熱が取れるまではポリ袋の口を開けておきましょう。粗熱が取れたら、ポリ袋の空気を抜いて口を結び、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。
(6)できあがり!
もやし全体にピクルス液がよく染みたら完成です。冷蔵で4~5日以内を目安に食べ切ってください。
食べてみると、ほんのりとカレーの風味がきいて食欲が刺激されつつ、甘酸っぱさで口の中はスッキリ! シャキシャキとした食感も心地よく、とりわけ食欲が減退しがちな暑い夏にぴったりです。
「もやしが冷めないうちにピクルス液とあわせるようにするだけで、もやしがしっかり味を染み込んでくれますよ。
副菜としてそのまま食卓に出すのもいいですし、そうめんにのせてごま油を回しかけてからいただく……なんて食べ方もおすすめ。とにかくレンチンしてから揉むだけと簡単なので、“困った時のもう1品”にもお役立ちです」
箸休めなのに、パクパク食べられてむしろ箸が止まりません(笑)! 3人家族の我が家では、もやし一袋分はあっという間になくなってしまい、追加で作り置きしたほど。
味わいはもちろん、カレー粉によるビタミンカラーで見た目にも元気が出ますので、ぜひ作ってみてくださいね。
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『米粉があれば!パンもおかずもおやつも極上』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu YouTube 管理栄養士 沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」