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自家製「栗ペースト」が絶品&便利すぎる!モンブランもマロンアイスも簡単に【沼津りえの季節の手仕事 #6】

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季節の移ろいを感じながら、作る過程を楽しみたい「季節の手仕事」。旬の恵みを存分に味わう逸品を料理研究家・沼津りえさんが丁寧に解説してくれます。

今回は、保存もできて、いろいろなスイーツに変身する「栗ペースト」を紹介。パンに塗ったりするのはもちろん、モンブランやマロンアイスなど、お手軽スイーツも楽しめます!

ペーストにしておけば、アレンジも手軽に!

今回は、栗を甘いペーストにして保存する方法を教えてもらいました。冷蔵&冷凍保存できるので、栗をたくさんもらったときなどにもおすすめです。

「栗は熱湯でゆでてから半分に切って、中身をくり抜きます。その後、砂糖で煮詰めてフードプロセッサーでなめらかにするだけ。渋皮煮と比べたら、作業は至ってシンプルです。

栗の中身をくり抜く作業は子どもでもできるので、お手伝いしてもらってもいいですね。子どもたちが喜ぶスイーツも手軽に作れますよ」(以下「」内、沼津さん)

【材料】(作りやすい分量)

栗・・・300g(正味200g)

水・・・100ml

グラニュー糖・・・40g

※砂糖は栗(正味)の20%、水は栗(正味)の50%が目安です。

【作り方】

(1)栗をゆでる

1Lの湯を沸かし、塩小さじ2(分量外)を入れ、洗った栗を中火で40分ほどゆでます。湯がなくなったら途中で足しながら、栗の大きさに合わせてゆで時間は調整してください。ゆで上がったら火を止めて、そのまま冷まします。

「ここでしっかりゆでておくと、栗の中身をくり抜きやすくなります」

(2)栗の中身をくり抜く

栗が冷めて触れるようになったら水気を拭きます。栗の平らな面を下にしてまな板に置き、縦半分に切ってから、栗の中身をスプーンでくり抜きましょう。

「渋皮が入ると苦味が出てしまうので、渋皮の内側だけをくり抜くのがポイントです」

(3)栗を煮る

栗を鍋に入れ、栗の重さの半量の水とグラニュー糖を入れます。

「水の代わりに牛乳や生クリームで作るとミルキーな味わいに。今回はスッキリした甘さのグラニュー糖を使いますが、好みの砂糖でOKです」

全体をなじませたら火にかけ、グツグツしてきたら中弱火にして5分ほど煮ます。途中でアクが出てきたら取り除いてください。とろみが出てきたら火を止め、粗熱を取ります。

(4)フードプロセッサーで攪拌する

粗熱が取れたらフードプロセッサーに入れて、なめらかなペースト状になるまで攪拌します。ブレンダーやミキサーでもOKです。途中で一度全体を混ぜ、水分が足りなければ水を加えて調整してください。

(5)栗ペーストが完成!

なめらかになったら、栗ペーストの完成です。

栗全体の20%のグラニュー糖を使っているので、甘さは控えめ。そのため、甘味が強すぎないのでアレンジしやすいのも特徴です。冷蔵で10日間、冷凍で1カ月を目安に使い切ってください。

モンブランやマロンアイスに即席アレンジ!

もちろん、そのまま食べてもおいしいのですが、簡単なスイーツにアレンジすると、おいしさの幅がグンとアップ。材料を混ぜるだけなので、とっても簡単です。

◆「お手軽モンブラン」の作り方

【材料】(作りやすい分量)

栗ペースト・・・100g

生クリーム・・・大さじ1

ラム酒・・・少量

スポンジ・・・適量

(1)栗ペーストに生クリームを混ぜる

栗ペーストに生クリームを加えます。栗ペースト100gに対して、生クリーム大さじ1を目安に、やわらかさを見ながら生クリームの量は好みで調整してください。香りづけにラム酒を加えます。ラム酒はブランデーでもOKです。

「生クリームは泡立てなくても十分クリーミーに。ホイップした生クリームを使うと、さらにふわふわな食感に仕上がりますよ」

(2)スポンジの上に絞る

絞り袋に入れ、丸くくり抜いたスポンジの上に絞ります。モンブランの金口を使う場合は、一度裏ごしすると詰まらずになめらかに出てきます。

(3)できあがり!

スポンジの代わりに、クラッカーに絞ってもGood!

◆「マロンアイス」の作り方

【材料】(作りやすい分量)

栗ペースト・・・100g

バニラアイス・・・100g

(1)栗ペーストにバニラアイスを混ぜる

栗ペーストにバニラアイスを加え、全体を混ぜ合わせ、冷凍室で冷やし固めます。

(2)できあがり!

固まったらできあがり。濃厚なマロンアイスになりました!

「パンに塗ったり、挟んでサンドイッチにしたり、ホットケーキに混ぜてもいいですね。牛乳で伸ばせば、栗スープになります。和スイーツにしたい人は、水で伸ばして、甘さが足りなければ砂糖を足して、栗ぜんざいに。栗ペーストを白玉粉と混ぜれば栗白玉になりますよ。ペースト状になっているので、混ぜるだけでいろいろ使えて、とっても便利なんです」

実際に試してみたところ、作るプロセスはとっても簡単! 栗をくり抜く作業は、黙々と夢中になってしまいました。スプーンを使うので、これなら子どもたちでも安心してお手伝いできますね。食べてみると栗の甘みが濃厚で、パンに塗るだけで絶品に! スープにしてもほんのり甘くておいしかったです。

冷凍保存もできるので、まとめて作っておくのもおすすめ。ぜひ、栗のおいしい季節に試してみてくださいね。

取材・文/岸綾香

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『野菜まるごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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