お鍋で作る「台湾風カステラ」の作り方
null材料
(直径18cmの鍋を使用した場合)
サラダ油 30ml
薄力粉 40g
牛乳 30ml
卵黄 3個分
<メレンゲ>
卵白 3個分
グラニュー糖 40g
<デコレーション>
市販のホイップクリーム 適量
下準備
*鍋にサラダ油を入れ、弱火で約1分温め、さらりとした状態にしてボウルに入れる。
*薄力粉はふるっておく。
*鍋に水20ml(分量外)を入れたあと、オーブンシートを敷く。
*鍋の蓋を布巾で巻いておく。
作り方
(1)温めたサラダ油を入れたボウルに薄力粉を加える。泡だて器でよく混ぜ合わせる。
(2)なめらかになったら牛乳を少しずつ加えて混ぜる。
(3)全体がなじんだら卵黄を加えしっかりと混ぜ合わせる。
(4)メレンゲを作る。ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで白っぽくなるまで泡立てる。グラニュー糖を3回に分けて加え、さらに泡立てる。ツノが立つ状態になったら完成。
(5)メレンゲを3の生地にひとすくいだけ加え、泡立て器で軽く混ぜたら、残りの全量を入れる。
メレンゲが見えなくなるまでしっかりと混ぜる。
(6)生地を鍋に流し入れ、ふたをし、25分弱火にかける。
焦げないように注意しながら弱火を保つのがポイント。
(7)焼きあがったらオーブン用シートごと取り出し、上から2度落とす。
このように上から落とすことで、焼き縮みを防ぎます。
オーブンシートごとお皿に盛り、ホイップクリームを添えたら完成です!
台湾カステラ専門店は未だ長蛇の列!
null農林水産省の「2021年流行スイーツ予想」にも取り上げられた台湾カステラですが、今年も人気継続中! 台湾カステラとは台湾の北東“淡水(ダンシュイ)”の屋台で人気のスイーツのこと。現地では“焼きたてのケーキ”を意味する、「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」の名で呼ばれています。
“カステラ”という名前がついていますが、日本のカステラとはサイズも食感も違い、中でも驚くのが食感。メレンゲを使っているので出来たてはスフレのようにふわっとしていますが、時間が経つにつれてしっとり感が強くなり、“もちぷる”食感に変化。
小麦粉、卵、牛乳、お砂糖から作られた素朴なお菓子なので、大人から子どもまで楽しめます。
おうちで手作りする“台湾カステラ”は、残念ながらお店のような厚みキープできませんが、無水調理鍋にするとよりふっくら仕上げることができます。同じ鍋でも仕上がりが変わってくるので試してみてください。また、冷やしてもおいしいので前日作っておき、翌日朝ごはんとして食べるのもおすすめですよ。
太田さちか
ケーキデザイナー。慶應義塾大学卒業後、マーケティング会社に勤務する傍ら、今田美奈子お菓子教室、パリのエコール・ド・リッツエスコフィエにてディプロマを獲得。著書に『メレンゲのお菓子パブロバ』(立東舎)がある。新著は『親子で作れる! 摩訶不思議なサイエンススイーツ』(宝島社)
編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram