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涼やかで映えもバッチリ!「丸ごとみかんゼリー」を作ろう【太田さちかのおうちスイーツ#2】

カッサータにカヌレ、台湾カステラ……話題のスイーツを、おうちで手作りできたらコスパもいいし、うれしいですよね。そこでケーキデザイナーの太田さちかさんに、今話題のスイーツの作り方を教えていただくこの企画。第2回目は、夏になるとSNSにあふれ出す“映えゼリー”! ミカンを丸ごと使って作るんです!

見た目だって美しく!進化系ゼリーが人気です

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数年前からSNSで多くの人が作るようになった“映えゼリー”。ケーキ型で固められ、フルーツがきれいに並んだゼリーは今までなかったものです。それまでのゼリーと言ったら、大抵がグラスで固められたものでした。

でも、こうしたケーキ型でゼリーを固めるだけで実に華やか! 子どもが喜ぶこと、間違いなしです!

今回は小ぶりなみかんを丸ごと使用。重曹を使うことで、簡単に薄皮がむけます。もちろんフレッシュなみかんがない場合は、缶詰のみかんで代用しても構いません。

「丸ごとみかんゼリー」の作り方

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材料
(縦5×横24×高さ5.5cmのパウンドケーキ型1台分)

500ml
重曹小さじ1
みかん(小ぶりサイズ) 6
ブルーベリー 40g

<ゼリー液>
300ml
グラニュー糖 50g
ゼラチンパウダー 10g

  • 下準備
    パウンドケーキ型は水に潜らせ、ゼリーを取り出しやすいよう、水の膜をはっておく。

※型がない場合は耐熱グラスなどを容器代わりにしてもきれいです

作り方  

(1)小鍋に湯を沸かし、重曹、みかんを入れて約2分火にかける。

沸騰させるとみかんが煮くずれしてしまうので、沸騰はさせないこと。

 

(2)冷水にとり、やさしく薄皮を取り除く。

 

(3)パウンド型に並べ、すきまにブルーベリーを彩りよく並べる。

 

(4)ゼリー液を作る。鍋に水とグラニュー糖を入れて中火にかけ、沸騰直前(80℃くらい)で火を止める。ゼラチンを加えゴムベラで混ぜ溶かす。

 

(5)3にゼリー液を注ぎ、冷蔵庫で40分冷やし固める。

 

(6)型から取り外す際には、まず型ごとぬるま湯につけ、側面のゼリーをやわらかくする。指で側面のゼリーが外れることを確認したら、皿をかぶせ、ひっくり返す。

 

今回はパウンド型で作りましたが、違うケーキ型で作っても楽しいので、ぜひ挑戦してみてください。

ちなみに日本では、通年コンビニでもスーパーマーケットでもデザートゼリーが売られていますが、実は世界的に見るとデザートゼリーはメジャーなものではありません。海外でゼリーと言ったら、“ゼリー寄せ”など料理に使われることがほとんど。だからYoutubeなどでは外国人が日本のゼリーを食べて感動したり、驚愕したりする動画もあるほどです。

こんなに身近なデザートですが……まさに食文化の違いですよね! そんな話もしながらご家族で食べていただければ幸いです。


 

太田さちか

ケーキデザイナー。慶應義塾大学卒業後、マーケティング会社に勤務する傍ら、今田美奈子お菓子教室、パリのエコール・ド・リッツエスコフィエにてディプロマを獲得。著書に『メレンゲのお菓子パブロバ』(立東舎)がある。新著は『親子で作れる! 摩訶不思議なサイエンススイーツ』(宝島社)

中田ぷう
中田ぷう

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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