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「ミニカヌレ」を作ろう。外はカリッ、中はもっちり!【太田さちかのおうちスイーツ#4】

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話題のスイーツを、おうちで手作りできたらコスパもいいし、うれしいですよね。そこでケーキデザイナーの太田さちかさんに、今話題のスイーツの作り方を教えていただくこの企画。第4回目は、カヌレ。現在第二次ブーム真っ只中の人気のスイーツですが、実は“残り物レシピ”なため、型さえあれば家庭でも簡単に作れますよ。

「ミニカヌレ」の作り方

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日本では1990年代に1度ブームとなったカヌレ。そして2年ほど前からまたカヌレブームが再燃しています。現在ブームとなっているカヌレは90年代のシンプルなものとは違い、クリームやジャムなどで飾られた、いわゆる“映えスイーツ”に進化を遂げました。

まずは、見た目も可愛く食べやすいミニカヌレのレシピをご紹介します。

材料
(直径3cmミニカヌレ型18個分)

卵 1個
卵黄 1個分
グラニュー糖 100g
薄力粉、コーンスターチ各25g
バター(食塩不使用) 15g
牛乳 220ml
生クリーム(乳脂肪分35%) 30ml
バニラエッセンス 3滴

 

<デコレーション>
ジャム、粉糖、抹茶パウダー、マシュマロ各適量

    下準備

    *薄力粉とコーンスターチを合わせてふるっておく。
    *バターは耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600Wの場合)に20秒かけて溶かす。

    作り方  

    (1)生地を作る。ボウルに卵、卵黄、グラニュー糖を入れて泡立て器で混ぜ合わせる。

     

    (2)なめらかになったら薄力粉とコーンスターチを加え、さらに混ぜ合わせる。溶かしておいたバターも加えて混ぜる。

     

    (3)鍋に牛乳と生クリームを入れて火にかけ、ひと肌程度に温めて、2に加える。

    ひと肌に温めることで、生地になじみやすくなります。

     

    (4)バニラエッセンスを加え混ぜたらラップをし、冷蔵庫でひと晩寝かせる。

    ひと晩寝かせることで生地を軽く発酵させ、ふんわりした生地ではなく、ねっとりとした生地にします。

     

    (5)生地を型の8分目まで流し入れ、230度に予熱したオーブンで1時間焼く。

    焼くと高さが出るので生地は縁までは入れず、8分目に。

     

    (6)型から取り出して粗熱が取れたら、ジャムや粉糖、抹茶、マシュマロで飾る。

     

    カヌレ型ですが、今回は一口サイズで食べやすいミニカヌレ型を使っています。「カヌレ型 ミニ」で検索するだけでたくさん出てきますよ。金属製の型もありますが、シリコンタイプの方が取り出しやすいのでおすすめです。

    「ワイン造りで残った卵黄をどうするか」から生まれたお菓子

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    カヌレの起源は諸説ありますが、いちばん有力だと言われているのが、16世紀ごろ、フランス・ボルドーにある女子修道院で生まれたという説。

    当時からボルドーではワイン造りが盛んで、ワインのオリを取り除くために卵白を使用していました。ところがこれだと卵黄は余りますよね。当時の修道女たちも「もったいない!」と思ったのでしょう。卵黄に小麦粉と砂糖を加え、蜜蝋を塗った型で焼き上げてお菓子を作りました。こうして生まれたのが“カヌレ”です。

    一見すると「難しそう……」「行程が面倒くさそう…」という印象を受けるカヌレですが、実は修道女たちが考えた“残り物レシピ”。身近な材料で作れるんですね。

    ぜひ、おうちでも作ってみてください。


     

    太田さちか

    ケーキデザイナー。慶應義塾大学卒業後、マーケティング会社に勤務する傍ら、今田美奈子お菓子教室、パリのエコール・ド・リッツエスコフィエにてディプロマを獲得。著書に『メレンゲのお菓子パブロバ』(立東舎)がある。新著は『親子で作れる! 摩訶不思議なサイエンススイーツ』(宝島社)

    プロフィール

    中田ぷう
    中田ぷう

    編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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