ごはんにのせても、冷やし中華にのせてもGood!
null今回は、あえて旬の食材ではなく、常時安定した価格で出回っている「もやし」を使ったちょこっと漬けを沼津さんが教えてくれました。
「もやしはお得でボリュームもあって、主婦にとってはありがたい食材。ただ買ってきてすぐに使わないと、悪くなるのが早いですよね。でも、漬けてしまえば3日くらいはおいしく食べられます。そこで、豆板醤を利かせたラーメン屋さん風のピリ辛もやしを作ってみましょう!」(以下「」内、沼津さん)
【材料】(作りやすい分量)
もやし・・・1袋(200g)
豆板醤・・・小さじ1/2
ごま油・・・大さじ1
しょうゆ・・・大さじ1
塩・・・小さじ1/4
【作り方】
(1)もやしのひげ根を取る
水を張ったボウルにもやしを入れ、臭みの原因となる「ひげ根」を取ります。
「買ってきてすぐなら臭みもないので、取らずにそのままでもOKです。ちなみに、もやしは買ってきたらすぐに水に浸けて冷蔵室で保存すると、1週間ほどシャキシャキの状態をキープできますよ。私はいつもこうしています」
(2)もやしを電子レンジで加熱する
水を切ったもやしを耐熱容器に入れてラップをかけ、600Wの電子レンジで3分加熱します。加熱後は熱いので注意してラップを外してください。
加熱すると水気が出るので、ザルにあげて水を切ってから、軽く絞ってポリ袋に入れましょう。
「ゆでるよりも電子レンジで加熱した方が、もやしが水っぽくなりません。水分で薄まらないので、味もしっかり決まります」
(3)味付けする
豆板醤、ごま油、しょうゆ、塩を入れ、全体をよくなじませます。
「豆板醤は辛いのが好きな人は好みで調整を。酸味が好きな人は、酢を入れてもおいしいですよ」
全体がよくなじんだら、空気を抜いてポリ袋の口を結びます。
(4)できあがり!
冷蔵室で30分以上置いたら完成です! 保存する場合は、冷蔵で3日を目安に食べ切ってください。
食べてみると、豆板醤がピリッと利いて、ごま油とマッチ! もやしもシャキシャキで絶妙な食感。ゆでずに電子レンジを使い、水気を拭いているので味が薄まらず、濃厚な味に仕上がっています。こういったひと手間がおいしさの秘訣なんですね。
「ラーメンはもちろん、冷奴にのせたり、冷やし中華やそうめんのトッピングにしてもいいですよ!」
もやし1袋だけで電子レンジで簡単に作れて、おかずにもおつまみにもなる優れもの。ぜひおうちで、ラーメン屋さんの味を試してみてください。
次回は「とうもろこし」をフライパンでおいしく蒸す方法を紹介します!
取材・文/岸綾香
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『野菜丸ごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu