すりごま入りで、さらにコクと香りがアップして濃厚に!
null今回は、人気のごま油漬けにみそを掛け合わせた新バージョンを沼津さんが考案!
「ごま油とみそのWの旨味で、より濃厚で複雑な味わいを楽しめます。さらにすりごまを入れることで香ばしい香りが加わり、すりごまに味が染みてきゅうりによ〜く絡んでおいしいですよ!」(以下「」内、沼津さん)
【材料】(作りやすい分量)
きゅうり・・・2本
塩・・・小さじ1/4
みそ・・・大さじ1
すりごま・・・大さじ2
ごま油・・・大さじ1/2
【作り方】
(1)きゅうりを切る
きゅうりは両端を切り落としてから半分に切ります。さらに縦半分に切ってから、5mm幅くらいの斜め薄切りにします。
「この切り方はきゅうりがコロコロ転がらず、安定して切りやすいんです。早く切りたい時は、この切り方がおすすめですよ」
(2)塩を振る
きゅうりをザルに入れ、塩を振ります。
「塩を振って先に水分を出しておくと、水っぽくならず、短時間で味がよく染みます。このひと手間で味が薄まらないので、濃厚な味に仕上がるんです」
(3)味付けする
ペーパーで余分な水分を拭きながら、ポリ袋にきゅうりを入れます。絞るときゅうりが折れてしまうので、上から押さえて水気を拭いてください。
みそ、すりごま、ごま油を入れ、全体が絡むよう、よくなじませます。
「みそとごま油は相性抜群! さらにすりごまで香りをプラス。きゅうりが折れないように優しくなじませてくださいね」
全体がなじんだら空気を抜き、ポリ袋の口を結び、冷蔵室で30分以上置きましょう。
(4)できあがり!
冷蔵室で30分以上置いたら、完成です。保存期間は冷蔵で2〜3日が目安。
食べるとごま油とみそが絡んで、複雑な旨味が! 塩で味付けするのとは、ひと味違ったおいしさです。そしていい仕事をしているのがすりごま。旨味の利いた汁気をたっぷり吸ったシミシミのすりごまが、きゅうりにしっかり絡んでより濃厚なコクを生み出しています。
「だんだん暑くなってきたので、冷奴にたっぷりのせたり、そうめんにかけて冷汁のようにして食べてもおいしいですよ」
ごま油×みその新感覚のごま油漬け。いつものきゅうりの食べ方に飽きたら、ぜひ試してみてください。
次回は、ヤミツキ必至のきゅうりのピリ辛漬けを紹介します。
取材・文/岸綾香
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『野菜丸ごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu