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お店の味を家庭で再現!「シーザーサラダ」の作り方…濃厚ドレッシングと自家製クルトン【プロが教えるおうちイタリアン#3】

東京都千駄ヶ谷にある隠れ家的イタリア料理店『Bistro Coco 路地裏』のオーナーシェフ・小野宗隆さんに、おうちで楽しむイタリア料理を教えてもらう連載企画。

今回は、サラダの定番「シーザーサラダ」の作り方を教えてもらいました。家庭によくある調味料を使って、濃厚なお店の味に仕上がりますよ!

混ぜるだけで簡単!クルトンも自分で作るとカリッ&ふわっ

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市販のシーザードレッシングもおいしいですが、洋食店で食べる「シーザーサラダ」って、ちょっと特別。チーズ風味の濃厚な味が最高ですよね。

小野さんいわく、シーザーサラダは、マヨネーズを酢などの調味料でのばしていくイメージだそう。仕上がりがドロッとしているので、かけて食べるというよりは、野菜に絡めて和えて食べるとのこと。

「今回は家庭で作りやすいように酢を使いますが、ワインビネガーやレモン汁で作ってもOK。自家製クルトンも市販のフランスパンで簡単にできるので、自分で作ると満足感もアップしますよ!」(以下「」内、小野さん)

それでは、早速作り方を見てみましょう!

【材料】(2人分)

マヨネーズ・・・40g

酢・・・大さじ1

にんにく(チューブ)・・・1cm

粉チーズ・・・大さじ2

塩・・・ひとつまみ

粗挽き黒こしょう・・・ひとつまみ

ゆで卵・・・2個

フランスパン(1cm厚さ)・・・2切れ

オリーブオイル・・・大さじ2

レタスなどの葉野菜・・・適量

ミニトマト・・・適量

【作り方】

(1)シーザードレッシングを作る

ボウルにマヨネーズ、酢、すりおろしたにんにく(チューブでOK!)、粉チーズ(大さじ1)、塩、粗挽き黒こしょうを入れ、よく混ぜ合わせます。混ざったら、みじん切りにしたゆで卵(1個)を加えて混ぜます。

ゆで卵が入るのでコクとボリュームが出ます。ここにアンチョビを少量入れてもおいしいですよ。酢はワインビネガーやレモン汁でも◎」

(2)クルトンを作る

フランスパンを1cm角に切って、耐熱容器やアルミ箔の上に並べ、オリーブオイルをさっとかけ、オーブンやトースターで表面がカリッとするまでこんがり焼きます。

「今回はオーブンを使い、180℃で3〜4分焼きます。焦げやすいのでこまめに確認しながら、焼き時間は調整してくださいね」

(3)野菜とドレッシングを和える

食べやすくちぎった葉野菜に、クルトンと半分に切ったミニトマトを加え、シーザードレッシングを加え、全体がなじむようざっくりと混ぜ合わせます。

(4)皿に盛り付ける

皿に盛り付け、食べやすく切ったゆで卵(1個)をのせ、仕上げに粉チーズ(大さじ1)を振ったら完成です!

(5)できあがり!

早速、食べてみると、シーザーサラダって濃厚なドレッシングが野菜と和えてあるからおいしいんだ!と改めて実感。小野さんが作っているところを見て驚きましたが、もったりと超濃厚で、確かに市販品のように”かける”ドレッシングではありませんでした。にんにくと粉チーズがしっかり利いていて、食べ応えも満点。自家製クルトンは外側はサクサクで中はふっくら。カリカリ過ぎないのでクルトンがドレッシングを吸って、ちょっとシミシミになっているのがまたおいしい!

特別な日の前菜に、本格的なシーザーサラダを作れたら気分も上がりますね。野菜がモリモリ食べられるので、ぜひ試してみてください。

次回は、鶏むね肉でもパサつかない「チキンソテー」の作り方を紹介します。

【取材協力】

小野宗隆

軽井沢高原野菜、提携農家の産直有機野菜、無農薬野菜などを中心に使用する洋食店『Bistro Coco 路地裏』のオーナーシェフ。イタリア料理、フランス料理を中心に料理長としてのキャリアを積み上げ、店舗立ち上げやメニュー開発などを多数経験。ソムリエの資格も持つ。kufuraの動画『プロが教える本格パスタレシピ』も人気。

 

取材・文/岸綾香

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