「朝ヨガ」で1日のウォーミングアップを!
null梅雨どきはジメッと湿気が多く、季節の変わり目ということもあり、だる〜い朝が多いですよね……。そこで、スッキリ目覚めることができる「朝ヨガ」を、ハタヨガ講師の若松由貴子さんが考案してくれました。
「起きるのが辛い日でも、最初は寝たまま始められます。さらに、通常は立って行う“太陽礼拝”を座ったまま行えるようにアレンジしました。いきなりハードなポーズではなく、小さい動きからスタートするので、スッキリ起きられないときにぴったり。5分くらいなので、忙しい朝でも始めやすいですよ!」(以下「」内、若松さん)
気圧の影響もあってか、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですね。朝ヨガで気持ちよく1日をスタートしましょう!
「朝ヨガ」でスッキリ目覚めよう!
null(1)仰向けで伸びる
仰向けになり、頭の上で指を絡め、手の平を外側に向け、気持ちよく上に伸びをします。その状態で息を深く吸って、口から吐き出します。
「息を大きく吸って、目覚めの準備をします。体を起こすウォーミングアップです」
(2)両膝を倒す
両腕を体の横に置き、両膝を曲げ、足を大きく横に開きます。息を吐きながら膝を右に倒し、吸いながら真ん中に戻します。これを繰り返し、慣れてきたら足と逆側に頭をコロンと倒して、体をねじりましょう。
「股関節周りをふわっとゆるめ、骨盤周りを心地よくほぐしてください」
(3)座位の太陽礼拝
ここからは、座位で行う「太陽礼拝」です。
手でサポートして起き上がり、両足を揃えて座ります。背筋を心地よく伸ばし、胸の前で合掌したら、吸いながら合掌した手を上げましょう。
心地よく胸を開いて目線を上げ、吐きながら横から手を下ろし、お尻の後ろで指を絡めます。吸いながら体の前面をふわっと開いて、目線は斜め上に。吐きながらゆっくり前に倒し、額がマットに付く人は付けて、吸いながら上半身を半分上げ、目線は斜め前に。吐きながらもう一度倒し、吸いながら起きましょう。
これを基本に繰り返し、途中でポーズを少し変え、四つんばいになりお尻を持ち上げるポーズを挟んでいきます。
「胸をしっかり開き、呼吸と体を連動させ、
早速、ジメッと暑くて寝苦しかった日の朝に行ってみました。
最初の伸びのポーズから気持ちよく、だるかった体のスイッチが徐々に入っていきます。いきなり起き上がってハードなポーズを行うのではなく、少しずつ体を起こしていく感じが辛い朝にはちょうどいい。
太陽礼拝は合唱して手を上げるだけで、朝の新鮮な空気を深く吸って、神聖な気持ちになるから不思議です。呼吸を感じながら自分の内面と向き合うことで、1日をスタートする心の準備が整いました。
ちょっと今日は起きるのが辛い……そんなときこそ、ぜひ試して欲しい。朝ヨガでスッキリ目覚めて、元気に1日を始めましょう!
取材・文/岸綾香
【取材協力】
若松由貴子
心と身体をバランス良く鍛えることができるオンラインスタジオ『Veda Tokyo』所属。さわやかな笑顔と丁寧で分かりやすいレッスンが人気。アディダスグローバルランニングコミュニティadidas Runners Tokyoのヨガ講師を務める。2015年より毎年インドに渡り、ヨガの学びを深めている。指導歴10年。2人の子どもの母。