肩甲骨まわりの筋肉がほぐれると、肩こりからも開放される
null足を軽く開いて鏡の前に立ってみてください。そのまま肛門にキュッと力を入れます。次にお尻を真ん中にグッと寄せます。お尻がかたくなるのと同時に、下腹を中心にお腹の筋肉にも力が入り、自然と凹みませんか?
また、腰と背筋がスッと伸び、胸も開いていることが実感できると思います。これが“骨盤が立っている”状態。背筋が伸びた、いわゆる“正しい姿勢”です。ストレッチサイズは、これを基本姿勢として行います。
今回は、上半身がスッと伸びた姿勢をキープしながら、イスの背もたれを利用して、肩から肩甲骨にかけての筋肉を気持ちよくストレッチ。同時に引き締めていきます。
「骨盤をしっかり立ててイスに浅めに座り、腹筋で上半身を支えます。ふぅと息を吐いて肩の力を抜き、イスの背もたれを軽く持つ。あごは引く。これが基本姿勢です。
その姿勢を維持しながら、ゆっくりと動いてください。ひとつひとつの動きを丁寧に行うと、比較的早い段階で汗ばんでくるはずです。3セットほどこなすと、肩や背中のコリがほぐれているのを実感できると思います」(Sachiさん)
胸を張りお腹は引っ込めてスタート「肩こり開放!美姿勢ストレッチサイズ」
null(1)背もたれを正面に、イスに浅く座る。骨盤を立ててお腹に力を入
れて、肩の力を抜いて胸を張る。あごを引く。
(2)両手で背もたれを軽く握り、腕がまっすぐ伸ばす。息を吐きなが
ら、脇を締めて肩甲骨を寄せ、胸を背もたれに引きつけるようにして腕を引く。これを4回繰り返す。
(3)ふたたび腕をまっすぐ伸ばして右手を離し、8までゆっくり数え
ながら上に大きく回す。次に上から下へ回す。左手も同様におこなう。
(4)1〜3の動きを1セットとし、ピッチをリズミカルに上げながら3〜5セットほどおこなう。
POINT
- 深呼吸を続けながらおこなう。
- 腕の力で上体をイスの背もたれに引き寄せない。
- 腹筋を弛めない。猫背にならないよう注意。
【取材協力】
Sachi・・・オリジナルプログラム「ボディデザイン」をベースにインナーマッスルトレーナーとして活躍。また、モデル、ダンサーとしての一面も。2015年に女児を出産。その経験を活かし、産後のボディバランス改善エクササイズを東京都内各地のスタジオにて開講中。http://www.sachifitness-latin.com