年齢・性別問わずハートをわしづかみにする、“昭和レトロ”
null先日、小学校時代からの同級生に35年以上ぶりに再会する機会がありました。そのとき「俺、昭和レトロなデザインのものが大好きなんだよね~! 今見てもかわいいと思うんだ」と言って渡されたのが、上の写真のピンクでまとめられた“レトログッズ”。その男性は、私と同い年。50歳になる、サーファーのおしゃれなおじさんです(笑)。
そしてこのグッズを家に持ち帰ると、今度は娘たち(大学2年生と小学6年生)が、声をそろえて「かわいい~! やっぱり昭和レトロってかわいいよね」と言い、もはや“昭和レトロ”って年齢・性別を問わず、魅力的なデザインなんだなぁと改めて思ったのです。しかもただおしゃれなものをもらったときよりも、“思い出補正”が入るのかやたらと話が盛り上がるんです(笑)。ギフトで盛り上がるってすごーく大切! 今回はそんなこともあって、“昭和レトロ”なグッズをピックアップしてみました。
70年代、80年代を知る世代にはたまらない!「シモジマ」グッズ
null包装用品や事務用品などを取り扱う総合パッケージの専門商社『シモジマ』。『シモジマ』は知らなくても、この“昭和ファンシー柄”に覚えがある人は多いのではないでしょうか。中でも1970~80年代から2000年代前半までファンシーショップや文房具店の包装紙や紙袋として使われていた「ストップペイル」を覚えている人は多いはず。
この『シモジマ』の懐かしい昭和ファンシー柄が、2021年頃からさまざまなグッズになって販売しており、お値段的にもギフトにぴったりなんです。
この貼り箱は手のひらサイズなのですが、個包装のお菓子を入れてプレゼントしてもいいですよね。
「モーニング」の柄も覚えています~!
こちらは裏が白紙になっているメモ。正方形なので折り紙として使ってもかわいいんですよ。
いくらあっても困らないジッパーバッグも『シモジマ』仕様に。うぅ~、うちの近所のファンシーショップ兼文房具屋は、80年代、「トレイン」柄の紙袋に入れてくれていました。そうなんです、『シモジマ』グッズは、とにかく「うわ~、懐かしい!」「わ~、覚えてる!」とお渡しした人の記憶と結びつくからプレゼントしても楽しいのです。
大人気!「地元パン(R)」文具シリーズから
nullこちらは、地元パン愛好家 甲斐みのりさん監修の「地元パン(R)」文具シリーズから。静岡県にある『梅原製パン』の工場敷地内にある直売所「ちいさなぱんやさん」と、岩手県にある『オリオンベーカリー』の「イギリスサンド」をモチーフにしたケース。B6サイズのノートが入るサイズです。私はプレゼントするとき、「レシート入れや子どもの折り紙入れなんかに便利だよ」とお伝えしてお渡ししています。
70年代に一世を風靡した内藤ルネ氏のシールがリバイバル
null「日本の“かわいい”の元祖」「ファンシーグッズの祖」と言われる、イラストレーター・内藤ルネ氏が、1970年代に大ヒットさせた「アクセサリーシール」が今、リバイバル販売されています。今回はフルーツとフラワー模様しか入手できませんでしたが、ファンシーグッズ好きの間では有名な“ルネパンダ”のものもありますよ。
ノートやスマホケース、手帳やガラス瓶、缶のデコに使えます。
シティポップなノートまで登場!?
nullここ10年ほど、世界的に再評価されている日本の“シティポップ”。去年、“シティポップ”を代表するイラストレーターの永井博氏のイラストを使ったTシャツが「ユニクロ」で販売されていましたよね。
そんな永井氏と『デルフォニックス』がコラボした「ロルバーン ポケット付きメモ」が久々に登場! これはZ世代はもちろんのこと、80年代。90年代に青春を送った大人たちにはたまらないと思います。
今年はさまざまな規制が緩和され、夏、帰省して旧友と会ったり、ママ友たちと遊びに行く機会も増えるかと思います。ぜひ「懐かしい~!」と声が出てしまうようなちょっとしたギフトを渡してみませんか。
撮影/中田ぷう
※価格は、中田さん購入時の税込み価格
編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram