くっつきにくいだけじゃない!混ぜやすくて、よそいやすい
null我が家にはときどき、80歳を超える料理上手な母が上京し、「孫に美味しいものを」と食事の支度を手伝ってくれます。その時に私があれこれお試ししている調理道具を母も使うことになるのですが……、「これは逆に使いにくい」とか「重くて年寄りには無理」など忌憚ない感想を教えてくれます。
この「極しゃもじ」については、「このしゃもじ、いいじゃない!」という声がキッチンから聞こえてきたので、思わず「よしっ!」とニンマリの私。年齢問わず、多くの人が毎日使うアイテムだけに、ちょっとした“使いやすさの工夫”を感じやすいのかもしれません。
「極しゃもじ」は、『マーナ』がお米のプロと開発した商品。サイトには、<おいしさの秘訣「シャリ切り」のしやすさを極めた、理想のしゃもじです。ご飯がつきにくく、混ぜやすいかたちを追求しました。>とあります。通常の「極しゃもじ」とプレミアムに共通しているのが
・ご飯がこびり付きにくいエンボス加工
・炊き立てを底からまぜられるロングタイプ
・握りやすいグリップ
・平置きしたときに先端が浮く突起つき
という点です。エンボス加工されている“混ぜる部分”の面積が通常のしゃもじより広く、全体的に薄いのでご飯が“切り”やすく、また、ご飯をよそうときもぼてっとせずに、キレイに盛り付けられます。
「極しゃもじ」とプレミアムの違いは…?
null今回新たに購入した「プレミアム」は、剥離性の高いTPX(R)樹脂(ポリメチルペンテンの商品名)という素材を使用しており、さらにご飯が付きにくくなっているそう。
通常の「極しゃもじ」の材質はポリプロピレンです。
ということで、使用している材質が違うんですね。どちらの商品にも下記のような色とサイズの展開があります。
「極しゃもじ」・・・小:ホワイト、ノーマル:ホワイト、ノーマル:ブラック
「極しゃもじプレミアム」・・・小:クリア、ノーマル:クリア、ノーマル:ホワイト
プレミアムのクリアは見た目の驚きがありますが、クリアなだけにキッチンとなじみすぎて「あれ?しゃもじどこ?」と一瞬見失ったことがありました(笑)。
お気に入りの雑穀ご飯を炊いて、2つのしゃもじを使ってみました
null『かんてんぱぱ』でお取り寄せをするときに買っている「ぱぱっと雑穀米 寒天入り」( 6袋入り・税込615円)。もち大麦、赤米、発芽玄米など国産の五穀と寒天が配合されています。さらに、海藻由来のフィルムにお米2~3合と炊く分の雑穀が包装されているので、炊飯器にポンッと入れて炊くだけの簡単さ!
寒天パワーなのかもっちりとした食感で、子ども達も「お赤飯みたい」といって食べてくれます。
今回は、この通常の白米以上に“くっつきそうな”五穀米でしゃもじを使ってみました。
どちらもくっつかない!でも、プレミアムは汚れもなし
3合炊きの小さめの炊飯器なので、2合の白米+雑穀でもかき混ぜるときには“深さ”がある分、よいしょ!という感じ。ロングタイプのしゃもじだからこその使いやすさがあります。
どちらのしゃもじも、米粒がくっつくことはありませんでしたが、混ぜ終わったしゃもじを見ると……
普通の「極しゃもじ」は雑穀の色がすこしついているのが分かりますが、「プレミアム」の方はそれもありません。やはり、プレミアムというだけある!!
今回、はじめて「プレミアム」を使って比較をしてみると、やはり名前だけのことはあるなと感動しました。ただ、通常のものは約500円(販売サイトによっては400円くらいのところも)で手に入ることを考えると、十分、おすすめできる商品。
いまお使いのしゃもじに、ちょっとしたストレスがあるという方は、ぜひこの気持ちよい使用感をお試しください。
仕事と育児(小中学生の男女)の健やかな両立を夢見るkufura副編集長。新聞記者、月刊誌&週刊誌の編集を経てkufuraの立ち上げへ。料理は好きだが、その他の家事は苦手。毎日の生活を、少しだけ気楽にしてくれるコト・モノを探し続ける日々。