柄は全3種類
null「ワイドマグ」の柄は全部で3種類。清楚でかわいらしいデザインの「野ばな」、のんびりとした表情のトラとヒョウの「ズーメイト」、咲きこぼれるマーガレットを描いた「花ざかり」。どれも昭和の時代から受け継がれた柄で、「花ざかり」は1971年、「ズーメイト」は1976年に登場。「野ばな」は1974年に贈答用のガラス食器の柄として誕生し、当時、非常に高い人気を誇ったといいます。
形は、1970年代はじめ頃に販売していた耐熱ガラス製の「デカマグ(花ざかり)」の形を継承(上の写真が当時販売されていた「デカマグ(花ざかり)」)。底面に施された彫刻も忠実に再現されているんです。
このマグの良さは、まずは軽さ! 大きめサイズなので、「重いのでは?」と私も思っていたのですが、さすがメイド・イン・ジャパン。軽いので持っているときはもちろん、洗っているときも苦にならないんです。重い食器はストレスですものね。
そしてスタッキングできることも、場所を取らずに収納できていいんです。
満水だと310ml入るたっぷりサイズなのもうれしい。紅茶やコーヒーはもちろん、この容量ならスープを入れるのにもちょうどいいサイズです。
電子レンジ・家庭用食洗機ももちろん対応可能。
これで1つ2,200円(税込)は良心価格だと思います。
レトロなおやつが似合うマグ
nullそしてこのマグ、“最新のスイーツ”ではなく、昔からある家庭的なおやつが似合うんです。パン屋『サンジェルマン』に昔からある「シナムドーナツ」との相性もすごくいいと思いませんか。しかもこのマグ、背が低く、口が広いのでラテも作りやすいんです。
昭和の時代からある、『ブルボン』の「ルマンド」、「バームロール」、「ホワイトロリータ」もこのマグの世界観とぴったりマッチ! わざわざ『アデリアレトロ』の「野ばな」の缶に入れ替えているくらいです(笑)。でもおやつの時間、こういうコーディネートをいちいちするのが楽しいんですよね~!
レトロな動物パンを食べるときは、絶対出動!
null町中華ならぬ、“町パン”でたまに見かける、レトロな動物パン。見つけるとつい懐かしくて買ってしまうのですが、これを食べるときに絶対合わせるのが、「ズーメイト」柄。このゆる~い空気感がいいですよね。
編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram