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お風呂に洗面器「置かない」と掃除がラク?「置く」と節水?両方のメリットを聞きました

毎日の生活で自分にとっては当たり前のことが、他の家ではそうじゃなかった、ということ、ありませんか? 異なる意見を聞いてみたら、「もしかして、そっちのほうがいいかも」と思うことも……。たとえば、お風呂場の洗面器。皆さんは、お風呂場に洗面器を置いていますか?

『kufura』編集部が20代から50代の女性307人を対象に調査したところ、下記のような結果になりました。

「お風呂場に洗面器を置いていますか?」

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置いている・・・227人(73.9%)

置いていない・・・80人(26.1%)

それでは、皆さんから届いた声の中から、置くことのメリット、置かないことのメリットをご紹介します。

置かない派

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掃除がラクだから

「カビの心配や、清掃する手間が省ける」(35歳/その他)

「掃除をするときに洗面器を洗わなくてすむので楽ちんです」(42歳/研究・開発・技術者)

「水アカがつくのが嫌でなくしました。なくてもなんとかなります」(39歳/その他)

「浴室を清潔に保つためには乾燥が重要だと思っているので、水滴のたまる可能性のあるものが1つでも少ないほうがいいという感覚です」(45歳/主婦)

「つい先日まで置いていたのですが、湯船から湯をすくうことがほとんどない(シャワー)ので、思い切ってなくしてみたら、まったく不便を感じていません。お風呂掃除のときに洗う手間が減ったのは大きいです」(51歳/コンピュータ関連技術職)

「置かない派」のメリットとして目立っていたのは、洗面器を置かないことで、カビやぬめりの心配がなくなり衛生的、掃除の手間も省ける、という声でした。

場所を取るから

「風呂場がすっきり」(56歳/主婦)

「お風呂場に物を置きたくないから」(41歳/主婦)

「湯船に入る前にシャワーで流すので使い道がない。持っていないことで置く場所を取らずに済んでいる」(58歳/営業・販売)

「備品が少ないことで、浴室内がすっきりしている」(49歳/主婦)

スペースの限られたお風呂場では、「ひとつでもモノを少なくしたい」という理由で、洗面器を持たないという人も多かったです。

必要がないから

「シャワーでことたりるので」(31歳/企画・マーケティング)

「湯船に浸かることが少なく、シャワーで済ませることが多いため必要ないから。掃除するものが減って手間がかからないから」(30歳/その他)

「湯船のお湯を使わないので必要がないです」(42歳/パート・アルバイト)

「湯船に浸かるかシャワーなので、洗面器が必要なときがない」(50歳/その他)

湯船にお湯をはることがなく、シャワーしか使わないのであれば、たしかに不要かもしれません。湯船には浸かっても、顔や体を洗うのはシャワーで、と決めている人もいました。

置く派

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節水になるから

「毎回湯船に浸かるので、掛け湯や洗髪などに必要です。そのたびにシャワーを使うより節水になります」(42歳/その他)

「シャワーだと無駄に水を使いすぎてしまうので、湯船にためたお湯で身体を洗い流したりするのに使うため」(40歳/研究・開発・技術者)

「ちょっとタオルを濡らしたり、ボディソープを泡立てたりするときにお湯を追加するときなど、シャワーを出しっぱなしにするともったいないので、洗面器を置いてあります」(46歳/主婦)

「湯船にためたお湯を体にかけたりするのに必要です。シャワーを出しっぱなしにするのはエコじゃないと思っています」(52歳/主婦)

「置く派」から最も多くあがったのは、「必要、かつ節水にもなる」という声でした。タオルを洗ったり、手を洗ったり、入浴中は、何かとお湯を使う機会が多いですね。

顔・体・髪を洗うのに欠かせないから

「クレンジング洗顔をするときには欠かせません」(40歳/その他)

「顔を丁寧に洗うときには洗面器にお湯をためて優しく、が欠かせませんので、メリット以前に必需品です」(41歳/主婦)

「お風呂のお湯を使って髪などを洗っているので、ないと困ります」(38歳/主婦)

「顔を洗うときや、身体を洗ったタオルを洗うときに絶対に必要としています」(50歳/自由業)

「石鹸で泡を作るときに使用しています。なくてはならない」(40歳/総務・人事・事務)

文字通り「洗面器」として使うための必需品という人、髪や体を洗うときにお風呂のお湯をすくって使うので絶対に必要、など「メリット以前に必需品」との声も多かったです。

ちょっとした洗濯などに便利だから

「汚れた洗濯物をつけるために置いている」(56歳/主婦)

「マスクなど小物を洗うのに便利」(50歳/金融関係)

「下着など汚れた服をハイターにつけて使うことが多く、容器の代わりになって便利」(33歳/出版・マスコミ関係)

「お風呂掃除をするときにお湯やお水などを入れて使ったりしています。お風呂場で使っている小物などを洗ったりするのに便利です」(42歳/その他)

ちょっとした洗濯をお風呂のついでにササっと済ませるのに重宝しているという人、入浴中以外にも洗濯や掃除のときに洗面器を活用するという人もいました。

子どもが使うから

「子どもたちが遊ぶために、置いています。泡を作って楽しんでいます」(39歳/主婦)

「子どもが顔をゆすぎやすい」(38歳/主婦)

「子どもがシャワーを怖がるので、洗面器でお湯をかけてあげています」(32歳/その他)

4歳児が洗面器の中におもちゃを入れて遊ぶのにちょうどいい」(26歳/パート・アルバイト)

小さな子どものいる家では、入浴中の遊び道具になっていたり、シャワーを怖がる子どもに優しくお湯をかけるのに欠かせないものだったりと、洗面器が活躍しているようです。

その他

「ヘアカラートリートメントを使うときに、しっかりすすげているかどうか、洗面器でお湯の色を確認するのに使っている」(47歳/パート・アルバイト)

「寒い時期に洗面器にお湯を入れて足湯状態にして、洗髪や体を洗えるのがメリットかな」(55歳/主婦)

「湯船に浸からないシャワーだけのとき、洗面器に湯を入れ、足湯状態で体を洗っています。短時間でも体が温まります」(32歳/無職)

「浴槽のお湯だけで無駄なく全身を洗える。寒い季節にはお湯を入れて洗髪中に足を温めることもできる。入浴のついでにちょっとした手洗い洗濯も済ませる事ができる子持ちにとってこれ重要!」(41歳/その他)

「置かない」派の「シャワーがあるので洗面器は不要」という声とは対照的に、シャワーにはない「お湯をためておける」という洗面器の利点を様々に活用する声が聞かれました。

こんな意見も!

「この質問を機に、なくてもいいな~と思った。特に何かに使っているわけでもなくただ置いてあるだけで、たまにタオルとかのすすぎ洗いに使う程度なので。よってメリットなし」(54歳/総務・人事・事務)

「当然使うものとして、新居入居の際に買いました。汚れるし、いらなかったかも」(40歳/主婦)

今回のアンケートをきっかけに、「もしかして、いらいないかも?」と考えた人もいたようです。

いかがでしたか?

お風呂場に、洗面器を置いているかどうか、身近な話題ですが、じつは、尋ねたことも尋ねられたこともないように思います。

今回の結果を見て、置く派、置かない派、それぞれのメリットに「なるほど」とうなずきました。

たしかにお風呂場にものが少なく、掃除の手間が最小限であることは魅力的ですが、必要なのに処分してしまうと、買い直すことになってしまい、もったいないですよね。

わが家にとって、メリットが大きいのは「置くor置かない」のどちらか、考えるきっかけになれば嬉しいです。

ちなみにわが家は、シンプルな形の洗面器と手桶タイプの2種類をお風呂場に備えていますが、これを機に、「どちらかに絞ってもいいかも」と考えはじめました。

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