なるべく床や棚にものを置かない
null「椅子などを置かないようにしていること」(44歳/主婦)
「石鹸、シャンプーなどは各自がカゴに入れて浴室から出すようにしています。小物がないだけで掃除しやすくなるので」(53歳/その他)
「シャンプーなどを吊るす、浴室内の棚で取り外せるものは取り外す。こうすることでヌメリやカビの発生を予防しています」(36歳/主婦)
床や棚に置いているものが多いと、掃除のときに邪魔になるうえ、そのアイテム自体に汚れがたまって、水垢やカビの温床になりがち。風呂掃除を楽にするための工夫として多かったのは、“なるべく床や棚にものを置かない”との声でした。
シャンプーやリンスなどのボトル類は、吊るして収納するか、使うときだけ浴室に持ち込むようにすればOK。また、椅子や桶などは、浴室にあるのが当たり前のようで、実はなくても困らない可能性が……。風呂掃除を苦痛に感じている人は、まずは床の状況をチェックしましょう。
入浴中、または入浴直後にこまめに掃除をする
nullお風呂に入りながら、あるいは風呂上がりにプチ掃除を心がけている人もいました。
「シャワーが水からお湯にかわるまでの分で毎日パッキン部分などをこすっている。汚れがたまらないので大掃除の時に大変な思いをしなくてすむ」(50歳/主婦)
「お風呂に入るときについでに洗う。髪を洗っている間に泡スプレーをしておき、洗い流すときに全部洗い流す」(33歳/総務・人事・事務)
「体や髪を洗うたびに、壁や床などシャンプーや石鹸がかかったと思う部分全体に熱めのお湯をかけて、流しておく」(52歳/主婦)
「お風呂に入ったあとに必ず壁についた水滴を取るようにしています。カビが出来にくくなり、掃除も楽になります」(30歳/主婦)
入浴中は掃除のことなど考えずにとにかくリラックスしたい……という人も多いかと思いますが、泡や石鹸カスが残らないように気を付けたり、水気をさっと拭き取ったりするだけでも掃除の負担がかなり減るようです。日々の積み重ねが大事ということですね。
掃除しやすいように道具をセットしておく
null「常に歯ブラシを置いていて、入るたびに気になる所をちょこちょこ磨きをしているので、いつもまあまあきれい」(53歳/主婦)
「手の届くところに掃除道具を、吊るす」(43歳/その他)
「掃除用のブラシや洗剤を風呂場のすぐ近くに置いておく。風呂上がり後にすぐ掃除に移れるから」(37歳/主婦)
入浴中や風呂上がり、思い立ったときにすぐに掃除に取り掛かれるようにするには、掃除へのハードルを低くすることが必要。掃除道具をどうセッティングするかも見習いたいところです。
便利な道具に頼る
null「水だけで水垢が落ちるスポンジを使っている」(41歳/主婦)
「浴槽はスポンジでは無くて、伸縮する棒タイプのブラシを使うことで腰が痛くならない」(21歳/その他)
「電動のウォッシャーを使う。楽だし楽しい」(47歳/総務・人事・事務)
「吹きかけて60秒待つだけの擦らないスプレーを使う。ちょっとした待ち時間でできるし、擦る手間もいらなくて楽だから」(24歳/その他)
「重曹スプレー(お手製)を床やいすなどに振りかけておくと、汚れが落ちやすい」(44歳/会社経営・役員)
「排水溝の髪の毛がまとまるグッズを使っている。中心に髪の毛がまとまるので処理が楽」(21歳/主婦)
「カビ防止の燻煙を使用する。市販のカビ防止燻煙を使用することでカビの増殖を抑えるようにしています」(41歳/その他)
掃除を少しでも楽にするには便利な道具に頼るのもあり。特に、今回のアンケートでは、こすり洗い不要のスプレー洗剤を推す声が複数ありました。たしかに、掃除の工程がひとつ減るだけでも随分助かりますよね。
換気を徹底する
null「カビが生えないように換気して昼間窓を開けておく」(58歳/営業・販売)
「乾燥できるようにお風呂のドアは開けっ放し」(51歳/その他)
「換気扇を24時間回している」(48歳/金融関係)
カビ予防の基本として、換気も欠かせません。筆者自身、浴室の換気扇を積極的に使うようになってから、浴室だけでなく家全体のカビ発生率がかなり下がりました。かつて節約のつもりで使用を控えていたのですが、懸念していた電気代は微増レベル。カビ退治にかけていた労力を考えれば、メリットのほうが断然大きく「もっと早くからこうしておけば」と思うばかりです。
あくまで筆者の体験談ですが、何事もやってみると意外と効果ありということはあるかもしれません。
以上、風呂掃除を楽にするための工夫に関して、みなさんのアイディアをご紹介しました。日々の家事にウンザリしている人はぜひご参考にしてみてくださいね。