今はもう手に入らないものも…本や雑誌などの本類
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「何度も読み返すわけでもないしと思って、大量に本を処分しましたが、なくなってしまうと逆にまた読みたくなるし、今ではもう買えない本もあったので、処分しなければよかったです」(54歳・女性/金融関係)
「本です。引っ越しを機に大量に処分したものの、やはり必要になったものもあって、結局買い直しました」(67歳・男性/その他)
「引っ越しの際に雑誌をかなり処分しましたが、今では入手できない雑誌もあったので、もったいないことをしたなと思います」(52歳・男性/デザイン関係)
「漫画本です。ある日突然読みたくなることがあるので、処分しなければよかったと思います」(41歳・女性/主婦)
引っ越しの際に、しばらく読んでいない本や雑誌、漫画などをまとめて処分する人もいますが、後悔したという意見が目立ちました。手元になくなると急にまた読みたくなったり、いざ買い直そうとしてももう入手できないものもあるなど、処分したのは失敗だったと感じる人が多い様子。学生時代の教科書や参考書を処分しなければよかったという人もいました。
急に聴いたり、観たくなるCDやレコード、DVDなど
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「ため込んだCDたち。今ではもう入手できないものがたくさんあったので、捨てたことを後悔しています」(42歳・女性/主婦)
「もう聴かないと思っていたCDを処分したこと。引っ越したあとにやっぱりまた聴きたくなって、結局買い直すハメになったので、もったいなかったです」(58歳・男性/その他)
「もう聴くこともないと思って処分したレコードやカセットテープ。今でも急に聴きたくなることがあるので、処分しなければよかったと思います」(63歳・男性/その他)
「DVD。処分してからまた見たくなったものの、ネット配信などでは見ることができなかったので、処分したことを後悔しました」(30歳・女性/主婦)
「テレビ番組を録画したビデオテープ。今考えるとかなり貴重な映像だったと思うので、捨てずに取っておけばよかったです」(57歳・男性/その他)
CDやレコード、DVDなどを、引っ越しを機に処分して後悔したという人もたくさんいました。これも先ほどの本類同様、急にまた聴きたくなったり、観たくなったりして買い直すハメになるなど、後悔することが多いようです。
流行やサイズが合わないと思って処分した洋服
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「もう着ないと思った服。ある日、着ようと思って服を探しまくり、途中ですでに捨ててしまったことに気づいたときは、ひどく後悔しました」(52歳・女性/その他)
「着ていなかった洋服。同じ服の流行が回ってきて、またその服を着る機会ができたので、処分したのは失敗だったと思いました」(54歳・女性/その他)
「サイズが合わない服。もう着ることもないと思って処分しましたが、引越し後にまた太ってしまい、以前太っていたときの服を着ようと思ったら、すべて処分してしまっていて困りました」(63歳・女性/主婦)
「あまり着なくなった洋服を引っ越しを機に処分。引っ越し先が東北の雪国で、寒くて晩秋から春先まで重ね着が必要だったため、“捨てた服も部屋着としてまだまだ着られたのに”と処分したことを後悔しました」(60歳・男性/その他)
引っ越しの際に洋服を処分したのは失敗だったという人も。流行の服は数年後に再び流行ることもあり、流行遅れだと思って処分した服を取っておけばよかったという人がたくさんいました。また、サイズが合わないと思っていても、体型が変わって合うようになったり、古くなった服は部屋着として活用することもできるので、意外と急いで処分する必要はないようです。
前の家で使っていた収納家具やカーテンなど
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「邪魔だと思って捨てた本棚。やはり新居でも本棚は必要になったため、結局また新たに買い直しました」(50歳・男性/デザイン関係)
「古いキャビネット。いろいろなものをしまうのに、新居でもやはり収納家具は必要だったため、処分したことを後悔しました」(60歳・男性/その他)
「新居への引っ越しに伴い、家具もすべて新しくしようと大量に処分しましたが、新居では新しい家具を購入するまでの間すごく困りました」(58歳・女性/総務・人事・事務)
「場所を取るのでマッサージチェアを処分しましたが、後々肩こりがひどくなり、再度新しいものを購入するハメになりました」(60歳・男性/デザイン関係)
「引っ越しの際にそれまで使っていたカーテンを捨てましたが、新居でもサイズなど問題なく使えたので、捨てなければよかったと思いました」(50歳・女性/学生・フリーター)
「夫は元転勤族。使わないからとカーテンを捨てましたが、1年ほどでまた転勤に。捨てたカーテンの中にサイズの合うカーテンもあったと思うので、すごくもったいない感じがして捨てたことを後悔しました」(41歳・女性/主婦)
引っ越しに合わせて、今まで使っていた家具やカーテンを処分する人もいますが、捨ててから収納に困ったり、カーテンがそのまま使えることがわかったりして、後悔する人もいるようです。カーテンは、次の引っ越し先で使えなくても、さらに次の引っ越し先で使えることもあるので、仕事の都合などで引っ越し回数が多い人は処分するかどうかよく検討する必要がありそうです。
実は思い出がたくさん詰まっていた写真やアルバム
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「もう必要ないし邪魔だと思って、引っ越しの際に写真を捨てましたが、あとになってもう見ることができなくなったと後悔しました」(41歳・男性/その他)
「大量に写真があったので、引っ越しの際に一部を処分しましたが、久しぶりに見たくなることがあるので、捨てたことを後悔しています」(43歳・女性/主婦)
「学生のころの写真。もう見ないと思って捨てましたが、思い出を捨ててしまった感じがして後悔しました」(53歳・女性/主婦)
「写真です。だいぶ前に処分したので、その当時はスキャンもできませんでしたが、今ならデジタル化できるので、もうしばらく取っておけばよかったです」(65歳・男性/公務員)
「もういらないと思って、引っ越しの際にアルバムまで処分してしまったのは、さすがに後悔しました」(68歳・男性/その他)
写真やアルバムを捨てて後悔したという人も少なくありませんでした。それほど頻繁に見るものではありませんが、一度捨ててしまうともう見ることができなくなってしまうし、思い出を捨ててしまった感じがして悲しくなる様子。昔と違って今はデータ化が可能なので、捨てる前に必ずスキャンするなどして、データとして残しておくのがおすすめです。
ほかにはこんなものも処分してしまって大後悔!
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「スーパーやコンビニのレジ袋。引っ越し後のゴミ出しに利用する機会がけっこうあったので、引っ越し前に全部捨てなければよかったです」(48歳・男性/公務員)
「コンビニの割り箸は、引っ越し先で意外と便利。食事の際はもちろんのこと、掃除などにも使えるので、処分しなければよかったと思いました」(49歳・男性/総務・人事・事務)
「食器です。必要ないと思って捨てたのに、引っ越し先にはお客さんがよく来るようになったため、結局また一式揃えるハメになりました」(63歳・女性/総務・人事・事務)
「クリーニング店でもらった針金ハンガー。プラスチック製を購入しましたが、形が変えられる針金ハンガーの便利さに気づき、捨てたことを後悔しました」(56歳・男性/その他)
「お礼の品などでもらったタオルやハンカチ。不要だと思って引っ越しの際に一気に処分しましたが、これらは消耗品だし、けっこういい品物もあったので、捨てずに取っておいて使えばよかったと思いました」(35歳・男性/コンピュータ関連技術職)
「家電の取扱説明書。もういらないと思って引っ越しを機に捨てたものの、その後家電に不具合が生じてしまい、捨てたことを後悔しました」(55歳・男性/総務・人事・事務)
処分して後悔したものは、ほかにもいろいろありましたが、特に多かったのがスーパーやコンビニでもらったレジ袋や割り箸。引っ越し直後は、これらを使う機会も多いようなので、とりあえず新居に持っていってから捨てるほうが安心です。また、家が新しくなったり、広くなったりすると、人を呼ぶ機会も増えるので、食器の処分にも注意する必要がありそうです。
いかがでしたか? 引っ越しの際にはいろいろなものを処分したくなりますが、処分して後悔するものもけっこうある様子。ご紹介した皆さんの意見を参考に、引っ越しの際はしっかりと必要性を検討したうえで、本当にいらないものだけ処分するようにしてくださいね。

フリーライター。2011年よりイギリス在住。