以前『kufura』で調査した記事では、自宅のトイレにタオルを置くことについて「以前あったが今はない」と回答した人は全体の1割弱となりました。
では、kufuraメンバーズ・プロのみなさんはどうでしょう。
「タオルを置く派」は7人中3人!洗濯の頻度は
nullNagisaさん「トイレ内にコンパクトな水栓があるのでタオルを置いています。トイレスペースは狭いのでペーパータオルやゴミ箱を置くスペースがないためタオルは必須です。
タオルは1日の終わりに洗濯をします。トイレのタオルは他のものと混同しないように、柄のはっきりしたものをチョイス。お風呂上がりに使うタオルは無地ですが、トイレ用は柄物にしてひと目みたらわかるようにしています。ストライプのタオルはIKEAのものです」
Ayakaさん「タオルは手を洗ってすぐのところにタオルバーがあるのでそこにかけています。
毎日洗濯の時にトイレのタオルも洗濯しています」
Ayakaさんのお家では、タオル以外にも清潔を保つために置いてあるものが(後ほどご紹介します)!
ゆきさん「トイレ内にはタオルを置いています。普段は小さめのタオルをかけており、トイレ上部の水栓で手洗いし、そのタオルで拭いています。
以前はフェイスタオルの大きさのものをタオルバーに普通にかけていましたが、ハンドタオルくらいの小さめのものに変えました。理由としては、そこまで大きくなくても良いなとある日思ったことと、乾くのが早く感じたからです。次に使うときになるべく乾いている方が気持ちが良いですよ。
トイレのタオルは1日に1回交換して他の洗濯物と一緒に洗います。
小さめのタオルはクリップで止めています。小さめタオルに変えたばかりの頃はS字フックをタオルバーにかけて使用していましたが、手を拭いた時にS字フックごと落としてしまうことがありました。そこで、タオルバーから落ちないように現在はカーテンクリップを使用しています。
また、来客がわかっている時は、来客用に少し変えています。カゴにさらに小さい1回分のタオルハンカチを入れておき、使ってもらったら、袋にポイっと入れておいてもらうという感じです。使っているのは『無印良品』の「綿タオルハーフハンカチ3枚組」(690円・税込)と「ジュート 野菜保存袋 L」(390円・税込)です。
これは以前、ある美容室のトイレでされていた方式。使い切り感覚やおもてなし感がとても良いなと思ったので真似しています。
お客様によってはそのお家にあるタオルを使うことを遠慮される方もいらっしゃるかなと感じたことがあり、ペーパータオルなども考えましたが、うちのトイレには置くスペースがなかったため諦めていました。
でも、この美容室で見た方法だったらうちでも採用できると思って始めました。使用したものは洗濯機で洗って繰り返し使えるので気に入っています」
トイレにタオルを置く派のみなさんに共通しているのは“こまめな洗濯”。家族がいれば自然と手を拭く頻度も高いため、1日で取り替えることをルーティンにしているようです。
「タオルを置かない」派は洗面所で…
nulleriさん「わが家は、普段トイレにタオルは置いていません。その理由は、感染対策として各々にタオルを分けて使いたかったからです。
トイレには、見た目はもちろんのこと家族4人分のタオルを掛けるスペースもないので、出てすぐ横の洗面所に4人分のタオルスペースを設けています。洗面所へ行くまでの予防としては、アルコール消毒スプレーとアルコールウェットティッシュをトイレカウンターに置いて対策しています」
__タオルを置かないことで良かったことや工夫はなんですか?
eriさん「トイレ上部に水栓があるタイプに対して、タオルを置かないとしたことで水栓回りの掃除の負担が減りました。普段から手洗い用としてしまうと毎回水の飛び散りが気になってしまうと思うのですが、お客さまが来た時だけタオルを置くとしたことで掃除の手間もなく、洗濯ものも減らせたのでその点がいい点だと思います。
タオルとして代用しているのは、ポンプ式のアルコールスプレーとアルコールウェットティッシュです。洗面所のタオルには、tower「マグネットタオルホルダー タワー ホワイト 4248」とtower「キッチンタオルハンガー タワー 6779」をプラスして4人分のタオルを掛けています。
一見かさばるはずの洗面所まわりですが、タオルのサイズをハンドタオルに切り替えたことで見た目もスッキリ。洗濯物の量や洗濯時間を減らす工夫にも繋がっています」
のぞみさん「トイレにタオルは置いておらず、隣に洗面所があるのでそこで手洗いをします。トイレ内で手を洗うと、タンクの周りに水が飛び散ったり、タオルの交換が面倒なので使っていません。
お客様が来る場合は、洗面所にペーパータオルと使い捨てゴミ袋を用意しています。
家族が体調不良になった場合も、共有のタオルを使用せずペーパータオルを使うことがあり、感染症対策にも便利です」
海老原葉月さん「(タオルは)置いていないです。手洗いは洗面所またはキッチンでしています。
毎日タオルを洗濯しているのですが、トイレ分を回収し忘れることが多々あったため、やめてしまいました。トイレのタンクの水栓しかないため、石鹸を使って洗えないのも嫌で、やめました。
子どもたちのトイレ後の手洗いを徹底できるようになったのは良かったと思います。洗濯のたびにタオルを回収する手間も省けます」
響子さん「3人目の子どもを出産後、会社に復帰するまでの1年半の間に復帰後を見据えて家の中のものを色々と断捨離しました。そのうちの1つが1階トイレのタオルです。
タオル1枚のこととはいえ、なくなれば回収の手間も減るし洗濯物の量も減ります。1階のトイレの横は洗面所なので、おトイレから出てそのまま洗面所に行って手を洗うのが我が家のスタイルとして定着しています。
水が飛び散ることもなく、洗うタオルも1枚少なく済むので楽家事につながります。
また、2階のトイレはほぼ使用していませんが、1階のトイレが混みあった時だけ使うためタオルを掛けています(洗面所が2階になく手洗い場がないため)。タオルを洗うのは数日に1回程度です」
水回りは近接して設置しているお家も多く、トイレと洗面所が近い場合は洗面所で手を洗うことでトイレにタオルは不要に。
来客がある場合で使い分けたり1階と2階でベターな方法を変えたりと、みなさん工夫がいっぱいです。
くらしがラクになるトイレの工夫がすごい
nullタオルひとつとってみても、家族や自分の快適さと衛生に気を配っているみなさん。整理収納のプロであるkufuraメンバーズ・プロだからこそ、他にもトイレで工夫していることはあるのでは……?
そこで欲張ってトイレの工夫も聞いてみたところ、真似したいことがいっぱい出てきましたよ。
Nagisaさん「ジェームズマーティンの高濃度のアルコールスプレーを常備しています。すぐに手の届く場所に収納することでサッと掃除ができる仕組みに。
掃除がしやすいように浮かせる収納にしているところもポイントです」
Ayakaさん「ハンドソープディスペンサーは手洗いのところに。
また、アルコールのポンプ式タイプのボトルを常備しててお掃除意外の時に、気になったらアルコールでトイレを拭くようにしています。ポンプ式なので片手で簡単にお掃除できるのも続けられるポイントです。
基本私がトイレに入ったら汚れチェックをするのがクセで軽くですが頻繁に拭き掃除してる気がします」
ゆきさん「トイレ掃除は朝のうちに毎日したいと思っているのですが、ついつい後回しになってしまって“やってなかったー”と思う日もあります。
そんな時はしっかり念入りにすることはやめて、ささっと少しやれば良いことにしています(笑)。すぐ手に取れるように、タオルバーにトイレのふき取りクリーナーを引っ掛けています。ラベルは取ってすっきり見えるようにしています。
トイレットペーパーにまめピカくんをスプレーして気になるところを拭いてそのまま流せば良いので気が楽です」
eriさん「トイレブラシを浮かせることで、床掃除をしやすくしています。
その他は、先ほどもご紹介した手の消毒用として設置しているアルコールスプレーとアルコールウェットティッシュで、汚れが気になった時についで掃除ができるようにもしています」
のぞみさん「トイレ内はほこりが溜まりやすい場所なので、マットやサニタリーボックス、トイレブラシなど床に置くものをすべてやめ、掃除アイテムも極力シンプルにしています。
使っていないものは、
- サニタリーボックス:使い捨て消臭袋を使用し、ブックエンドを壁につけた簡易棚の上に置く
- トイレブラシ:こすらないトイレ洗剤を使用
- お掃除シート:トイレットペーパーを折りたたみ、アルコールをスプレーして拭き掃除
です。ものを少なくして掃除しやすく、汚れに気づいたらすぐとりかかれる簡単掃除を心掛けています。
海老原葉月さん「こまめに掃除をするようにしています。カインズの“汚れたシートに触れずに捨てられる トイレ用床ワイパー”は、トイレシートを取り付けるだけで床掃除ができるので楽ちん。
ワンタッチで捨てられるので助かります」
響子さん「パストリーゼをプッシュ式のボトルに入れてトイレットペーパーホルダーの上に置いています。
掃除の時だけでなく気になった人がトイレットペーパーですぐに除菌、掃除ができます。トイレブラシはスクラビングバブルの使い捨てを使っています。
マットやカバーは洗い物が増え、埃が溜まる原因になるので撤去しています」
こうやってみると、みなさんの共通しているのは“こまめな掃除”と“それを実現できる環境づくり”をしっかりしていること。
使いやすいアイテムや浮かせる収納で衛生面に配慮しながら掃除もラクにできるような工夫をすると、タオルを使っていても使っていなくてもトイレ空間を快適に保つことができるようです(さすが整理収納アドバイザー)!
トイレのタオルを置く派の方も置かない派の方も、ぜひこの記事を参考により快適なトイレ空間を目指してみてはいかがでしょうか。
【教えてくれた「kufuraメンバーズ・プロ」の皆さん】
海老原葉月
元汚部屋の住人から整理収納アドバイザーへ転身し、現在ではテレビ出演多数。仕組みを整える節約術を発信中。→Instagram(@hazuki39home)
eri
小学生2人の兄妹がいる大阪在住の整理収納アドバイザー。work:書店勤務+お片付けサポート。暮らしを見直す小さなしくみを発信中。→Instagram(@home._.ri)
Ayaka
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級認定講師の資格を持つお掃除のプロ。時短家事コーディネーターとしても活動し、著書に『時間もお金もかけない!ほったら家事』(宝島社)がある。家族が帰りたくなるようなお家作りを日々発信中。→Instagram(@ks._.myhome)
Nagisa
福岡の整理収納アドバイザー。2人の息子と単身赴任の夫と4人暮らし。ワンオペ兄弟ママのシンプルな暮らしを発信中。→Instagram(@nagisaworks)
響子
3人の子どもがいるワーキングママ。整理収納アドバイザー1級、時短家事コーディネーター®Expertの資格を持つ。スッキリ心地よい暮らしを発信中。→Instagram(@kaehalon11)
のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー、ライター。暮らしもこころもかろやかに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを発信中。→Instagram(@non.karoyakani)
ゆき
片付けを先送りにした汚部屋20年を経て整理収納アドバイザーに。アラフィフ世代の第二の人生を応援する、心地よい部屋づくりを叶える整理収納術を発信中。→Instagram(@heya_karada_diet)
kufura公式アンバサダー。整理収納アドバイザーの資格をもつ女性8名のメンバーで構成。整理収納のコツや日々のくらしについて発信中。