1:【ソファまわり】生活の中心になる場所に!
nullリモコン類のおおまかな収納場所としては、【ソファまわり】【テレビの近く】【キッチンカウンター&壁】の3種類に分かれるようです。まずは、【ソファまわり】という回答から見ていきましょう。
家族みんなが行き交うリビング。なかでもゆったり過ごせるソファは、家族の生活の中心にある家具と言っても過言ではありません。テレビ用リモコンは特に、「【ソファまわり】に収納するのがもっとも効率的!」と考える人が多いようです。
海老原 葉月さん「わが家で使っているリモコンは2種類。テレビとエアコンのリモコンです。どちらも基本的にはリビングにあるテーブルに置いています。
エアコンをつけるのは、朝1番先に起きる息子たちの仕事。朝は必ずソファに行くので、そのついでにエアコンをつけられるよう、動線に合わせて収納しています」
「わが家では、テレビをつけるのは夕飯後の団らん時間くらい。ソファに座って見ることが多いので、テレビのリモコンもテーブルの上が定位置です。ソファ用にもサイドテーブルがあるので、リモコンを使うたびに、いちいち立ち上がる必要はありません。
寝る前もだいたいソファで過ごしているので、最後の人がエアコン・テレビを消してから寝るという習慣ができていて、消し忘れ防止にも繋がっています」
eriさん「テレビリモコンの定位置は、ソファ横にある出窓。ちょうどソファと出窓の棚の高さが同じなので、座ったまんますぐにリモコンに手を伸ばすことができるんです。
以前はキッチンカウンター横の壁にリモコン一式を掛けていたのですが、家族がわざわざ取りに行く姿を見て、より効率的な収納にすべく定位置を変更しました」
「置き場所を限定しすぎず、とにかく出窓ならどこへ置いてもOK!とすることで、家族も“取る” “しまう”が楽になったように思います。
とはいえ、あまりに気軽に色々置いてしまいがちなので、ものが増えすぎないよう、厳選したもの以外は置かないと決めています」
Ayakaさん「ソファ横に収納しています。子どもも取り出しやすく戻しやすく、ソファに座ったままですべてが完結します!
リモコンだけではなく、iPadや充電器、子どもたちのブルーライトカットメガネもまとめて収納できるので、部屋が散らからなくてすみます」
【使っている商品】
「angers bon moment ソファ横で使える サイドポケット収納(ロング・ライトグレー)」2,200円(税込)
ベッドやソファにセットするだけで、リモコンやスマホなどの小物がすっきりまとまる! スマホやタブレットの充電コードを通せる小さな穴が開いているので、収納しながら充電することも可能です。
2:【テレビの近く】に置いて紛失防止
nullテレビ用リモコンは、やっぱり【テレビの近く】に収納するのが一番!という人も。引き出しやテレビの裏など、置く場所を工夫することで、来客がある際にも部屋をスッキリ見せることができますね。
Nagisaさん「リモコンはテレビ台の引き出しに直置きしています。テレビ台の中には厳選されたものしか入れないように気をつけているので、直置きしていても出し入れしにくいなどの問題もありません。
エアコンのリモコンは壁につけていましたが、生活感が気になったのでテレビのリモコンと同じ場所に収納することに。子ども達も定位置を理解しているので、特にラベリングなどをしなくても家族で位置を共有できています。
入れるものが厳選されていれば、特に収納アイテムを使わなくても出し入れしやすい環境が作れることに気づかされました」
響子さん「テレビリモコンは、置いた場所がわからなくならないように必ずテレビの裏に収納しています。
以前は『ダイソー』の『クロームメッキワイヤーネット』(110円・税込)を結束バンドで設置し、そこにカゴ、フックなどを使って収納していましたが、テレビを買い替えたのを機に『山崎実業』の「smart TV裏ラック」を導入。落下しづらくなって、防災の面でも安心です」
「テレビの裏側なので、もともとあまり見えないのですが、テレビと同じ色にしたことでより違和感のない収納になりました」
【使っている商品】
「山崎実業 smart TV裏ラック(ワイド60・ブラック)」1,740円(税込)
テレビ裏に、簡単に固定できる収納ラックです。国際的に設けられた「VESA規格」という、テレビやモニター背面にある壁掛け用のネジ穴に対応(※サイズや形状によっては取り付けられない場合があります)。
のぞみさん「わが家ではいつもテレビにカバーをかけていて、リモコンの定位置はテレビカバーの下です。
夜の終わりに、おやすみの合図のようにテレビにカバーをかけてリモコンを戻す。テレビを見る時はカバーを外して、リモコンを手に取る……」
「そんな風に、1:テレビのオンオフ、2:カバーをかける、3:リモコンをしまう、の3つのタイミングがすべてつながっているので、リモコンは離れたところではなくテレビと一緒に置いています」
3:【キッチンカウンター&壁】も有効活用!
null【キッチンカウンター】まわりや【壁】を有効利用した収納は、特に「エアコン用」や「照明用」のリモコンの定位置となっているケースが多いようです。基本的な考え方は、「まず家族の行動を振り返ってみて、その導線上に定位置を定める」というもの。
のぞみさん「エアコン、扇風機、リビング照明のリモコンは、キッチンカウンター上にそのまま並べています。
以前はカウンター上にカゴを置き、リモコンをまとめて収納していました。しかし、カゴからの出し入れが手間に感じ、カゴをなくして直置きに変えたところ、その方がリモコンを戻しやすいと気がつきました。
収納といえば、便利なケースや収納グッズに収めることが大切だと考えがちです。でも実は、届きやすいところに定位置を決めるだけでも十分。
普段の行動の“ちょっと面倒に感じるステップ”を見直すことで、収納を改善するきっかけを見つけられることもありますよ」
ゆきさん「リモコン関係は、テレビもエアコンも照明も、まとめてトレーに並べて収納しています。トレーの置き場所はキッチンカウンターと、その下にある棚の隙間。
リビングに入ってすぐの場所、また帰宅後など荷物を一時置きしたりする場所でもあるので、夏場に帰宅して一刻も早くエアコンをつけたいときなどもスムーズです」
「トレーは『無印良品』のもの。リモコン専用というわけではありませんが、トレーにまとめることでスッキリした感じに見え、定位置も分かりやすくなりました。
少し場所は取っているかもしれませんが、見やすく手に取りやすく気に入っています」
【使っている商品】
「無印良品 木製 角型トレー(約幅27×奥行19×高さ2㎝)」1,490円(税込)
家具の素材としても知られる、オーク材を使ったトレー。その他、約幅35×奥行26cmや、約幅40.5×奥行30.5cmのサイズもラインナップ。
響子さん「和室と寝室のエアコンのリモコンは、『ダイソー』の『インテリアウッドウォールバー』2本と『ワイヤーバスケット』1つを使って、机の下に引き出しを作って収納しています。
子ども部屋のエアコンのリモコンは、すぐに手に取って戻せるように、『無印良品』で購入した壁に付けられる家具の上を収納場所にしています」
「リモコンはとにかく、一番よく使う場所の近く、手に取りやすく戻しやすい場所に置き場をつくるのが大事。どこにあるのか探さずにすむように、置きっぱなしになることがないようにしています」
いかがだったでしょうか。人それぞれ、方法は違うものの、考え方の軸は共通している……と感じた方も多いのでは? ぜひ、「いいな」と思ったやり方を真似してみてくださいね。
【教えてくれた「kufuraメンバーズ・プロ」の皆さん】
海老原葉月
元汚部屋の住人から整理収納アドバイザーへ転身し、現在ではテレビ出演多数。仕組みを整える節約術を発信中。→Instagram(@hazuki39home)
eri
小学生2人の兄妹がいる大阪在住の整理収納アドバイザー。work:書店勤務+お片付けサポート。暮らしを見直す小さなしくみを発信中。→Instagram(@home._.ri)
Ayaka
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級認定講師の資格を持つお掃除のプロ。時短家事コーディネーターとしても活動し、著書に『時間もお金もかけない!ほったら家事』(宝島社)がある。家族が帰りたくなるようなお家作りを日々発信中。→Instagram(@ks._.myhome)
Nagisa
福岡の整理収納アドバイザー。2人の息子と単身赴任の夫と4人暮らし。ワンオペ兄弟ママのシンプルな暮らしを発信中。→Instagram(@nagisaworks)
響子
3人の子どもがいるワーキングママ。整理収納アドバイザー1級、時短家事コーディネーター®Expertの資格を持つ。スッキリ心地よい暮らしを発信中。→Instagram(@kaehalon11)
のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー、ライター。暮らしもこころもかろやかに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを発信中。→Instagram(@non.karoyakani)
ゆき
片付けを先送りにした汚部屋20年を経て整理収納アドバイザーに。アラフィフ世代の第二の人生を応援する、心地よい部屋づくりを叶える整理収納術を発信中。→Instagram(@heya_karada_diet)
kufura公式アンバサダー。整理収納アドバイザーの資格をもつ女性8名のメンバーで構成。整理収納のコツや日々のくらしについて発信中。