「毛玉が目立つ」など劣化が気になったとき
null「劣化が気になり出したとき。劣化を感じたら身だしなみとして着ないほうがいいと思うので処分する」(29歳/その他)
「毛玉やひっかけなど衣類がくたびれてきたとき。人に見られたら嫌だなと感じるようになったとき」(38歳/総務・人事・事務)
「他の新しい服と比べてボロボロになっていたり、襟や袖口の汚れが目立ったりするのに気づいたら捨てるきっかけになる」(42歳/その他)
「擦り切れたり色が無くなったりしたとき。そうなるまで着たものは愛着もあるが、これ以上は辛かろうと考えてお別れするつもりで処分する」(59歳/主婦)
「生地が毛羽立ちはじめたり、型崩れをしたりしてしまったらかっこ悪いので捨てています」(50歳/その他)
“破れたり穴が開いたり”するもう少し手前の、見た目的に劣化が気になったタイミングで捨てるという人も。傷んだ衣類はそのまま放置してリカバリーするわけもなく、むしろ経年劣化で状態は悪くなる一方。「この服で人様の前に出るのはちょっと……」と思うものはその時点で処分するという意見もありました。
「自分に合わない」と感じたとき
null「気に入ったものはなかなか捨てられないが、太ったり痩せたりで明らかに着られなくなったものは捨てる」(28歳/その他)
「歳をとったので、丈が短すぎるのは処分。動きにくい服は処分」(51歳/総務・人事・事務)
「サイズやデザインが年相応でなくなったとき」(53歳/コンピュータ関連技術職)
「スタイルが古くなって着られないと感じたとき捨てる」(52歳/主婦)
体型や年齢的に、自分に合わなくなったと感じるアイテムも、そろそろ引退のタイミング。太って着られなくなったものは、「痩せたらまだ着れる!」などダイエットの励みにもなりますが、ただこの先スリムになったとしても、その頃にいざ袖を通すと「やはりしっくりこない」なんてことになりがちです。捨てるのを先延ばしにせず、潔く処分するのがベターかもしれません。
「一定期間、袖を通すことがなかった」とき
null「シーズン中一度も袖を通さなかったとき。もう着たくないということがはっきりしたということで処分する」(51歳/デザイン関係)
「フォーマルなものを除き、1年以上着なかった場合。1年着ない服はこの先も着ないだろうと思うから」(52歳/主婦)
「2年着ていないものはリサイクルショップへ。より高価に買い取ってもらうため、購入時に添付されていた値札タグは保存しておき、つけて売却する」(59歳/営業・販売)
「3年近く着てない服。3年着なければたいていの服は着ないから」(50歳/総務・人事・事務)
「5年袖を通さなかったらもう絶対に着ないので処分する」(34歳/総務)
今回、最も多かったのは“一定の期間、着用していないものは捨てる”との声。「傷んでいるかどうか」「自分に合うかどうか」など主観要素の入る判断基準だと、「まだギリギリ大丈夫そう」など甘め判定になり、なかなかクローゼットが片付きません。この点、期間で区切り、他の事情は一切斟酌せずに問答無用で捨てるという基準であれば、タンスの肥やしをすっきり一掃しやすくなりそうです。
「破れる」「穴が開く」など傷みが激しいとき
null「破れ・汚れが修復不可能なレベルになったら」(39歳/その他)
「シミが取れなかったり、破れたりしたら。部屋着にもできなくなったら捨てる」(54歳/主婦)
「穴があいて、何回か縫ってそれでも大きな穴になったとき」(59歳/その他)
「よれよれになったらまず外着から部屋着にして、部屋着でもムリだったら切って使い捨て雑巾にする」(44歳/主婦)
なるべくものを捨てたくない人でも、破れたり穴が開いたりで物理的にアウトの状態にまでなればさすがに降参! ただ、その域に達しても、すぐには捨てずにまずは部屋着にしたり、最後は雑巾としてフル活用したりするなど、エコの精神を大切にして、最後まで使い尽くそうとする人も多いようです。
その他、こんな意見も…
null「衣装ケースに入らなくなったら、服を整理し始める。入らなくなった服しか捨てない」(44歳/主婦)
「新しい服を買ったとき。1着買ったら1着処分するようにしている」(58歳/その他)
「洋服がフィットしているだけで日々の過ごし方が変わってくるから、自分で着ていて気分が上がらなくなったら処分するようにしている」(42歳/その他)
“一着買ったら一着処分”というのも、期間で区切るのと同様、基準が明確です。アイテムの新陳代謝を促して、クローゼットを開けた瞬間、「今日は何を着ようかな」とワクワクするような状態が理想的ではありますよね。
以上、“洋服の捨てどき”について、みなさんのアイディアをご紹介しました。たまりにたまった衣類を何とかしたい!……という人はぜひご参考にしてみてはいかがでしょうか?
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。