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だから家が片付かない!「捨てたいのに捨てられないもの」女性たちの悲鳴を紹介

日々、掃除や片づけをサボっているわけじゃないのに、なぜか家の中にものがあふれて散らかってしまう……という悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

実際、『kufura』がおうちの状態について20代~50代の女性を対象にアンケート調査を実施したところ、自宅が片付いていないと感じている人が148人中107人と7割以上に。また、片付かない理由として最も多かったのは“ものが捨てられない”でした。

今回は、片付かない家に暮らす人が具体的にはどんなものが捨てられないのかコメントをご紹介します。

もしかしたら、まだ着るかも?「洋服、衣類」

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「子どものサイズアウトした服。もしかしたら次の子に使うかもしれないと思って取っといてしまう」(27歳/主婦)

「若いころの服。絶対着ないと思ってもブランドものは捨てられないし、汚れもあるから売れない」(40歳/主婦)

「洋服。20年ものの服がいくつもあり、もう流行遅れにはなっているものの、今ハマっているリメイクには使えるのではと思うと一向に捨てられず困っている」(54歳/その他)

「1回しか着ていない衣類。太ってしまって着られなくなり、痩せたら着ると心がけて数年経っていて気づいたら沢山そのような衣類が溜まっている」(34歳/出版・マスコミ関係)

「衣類。フリマで売ろうと思ってとっておいて、時間がなくてなかなか出来ないでいる」(39歳/総務・人事・事務)

最も多かったのは、衣類・洋服。サイズや流行が合わなくなって、もう何年も袖を通していないのに、もったいなくて捨てられないとの声が相次ぎました。基本的に1年間、出番のなかったアイテムは潔く処分するのが正解だといわれますが、そうはいっても、まだほとんど傷んでいないものは手放しがたく、一度、捨てる決心がついたものでもクローゼットに戻してしまう……なんて人も少なくないのではないでしょうか。

たとえ使わなくても捨てにくい…「人からもらったもの」

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「人からのもらい物。やはりもらい物というものはたとえ使わなくても抵抗があります」(24歳/その他)

「小さいころ友達からもらったものや近所の人からのもらい物。せっかくもらったものなのに、私のためにとくれたものなのに捨ててしまうのは何か違うのではないかと思ってしまうから」(27歳/その他)

「今までもらった年賀状。人の思いがある気がしてなかなか捨てる決心がつかない」(42歳/主婦)

正直これ要らないかも……と思いつつも、贈り物は相手への罪悪感から捨てるのをためらってしまいますよね。ただ活躍する機会がないままずっとタンスや押し入れの奥にしまいこんだままというのも、それこそもったいない話。感謝の気持ちを込めつつ、スッキリ処分してはいかがでしょうか。

オンリーワンの「思い出の詰まったもの」

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「子どもの作った工作や絵などは、一生懸命作ったと思うと捨てられない」(46歳/その他)

「子どもの作品。絵などはスキャナーで取り込んでデジタル化していますが、立体的な作品は本人の頑張りも見えてくるし処分するのに、壊すという手間があり、なかなか処分できずにいます」(41歳/主婦)

「娘が集めていたプリクラ。大量にあるから邪魔だけど、思い出だからなんとなく捨てられません」(40歳/主婦)

図画工作など子どものオンリーワンの作品は、親としてはできれば全て保存しておきたいもの。とはいえ、子どもが成長するにつれて、こうした思い出の品は増える一方ですよね。一定の収納スペースにおさまりきらないものは、スマホなどで撮影して、なるべく現物は処分したいところです。

いつか使えるかも?「紙袋、包装紙」

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「お店の袋。きれいなのでコレクションしているが、どんどんたまっていく」(58歳/主婦)

「キレイな包み紙、紙袋が捨てられない」(40歳/その他)

「紙袋。いつか使うと思うと捨てれない」(52歳/その他)

買い物した際にもらえる紙袋などは、使い捨てにするにはもったいないくらいきれいで丈夫なものもありますよね。とはいえ、「これいつか何かに使えるかも!」の“いつか”がなかなか訪れない場合、ある程度は割り切って捨ててしまうのが賢明かもしれません。

捨てるのが手間…「家電、大型家具」

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「古いパソコン。回収にも費用が掛かると思うとめんどうくさくなっています」(29歳/総務・人事・事務)

「大型の家具は粗大ごみに出さないといけないのが手間でなかなか捨てられない」(50歳/その他)

「ちょっと壊れている家電。まだ使えるから取っておいてしまいます」(41歳/総務・人事・事務)

筆者含めズボラ族にとっては、家電や大型家具の処分はハードルが高い……。諸手続きや搬出の手間などを考えると、つい先延ばしにしてしまいますよね。「これ邪魔だな」と思いつつ、なかなか重い腰が上がらない人は、費用はかかってしまいますが電話一本で引き取りにきてくれる業者を頼るのも一つの手かもしれません。

愛着があって捨てられない…「趣味のグッズ」

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「スキューバダイビングの道具一式。高かったのでもったいなくて」(51歳/その他)

「キャラクターグッズは年数が経てば価値が上がるかもしれないので捨てられないです」(35歳/その他)

「コレクションの一環で買ったミニサイズのぬいぐるみ。ホコリや日焼けによる黄ばみが気になるけど、捨てるのが可哀想で悩んでます」(44歳/その他)

「コミック本。また読むことはおそらくないと思いつつ、愛着があって捨てられない」(57歳/その他)

もう卒業してしまった趣味に関するグッズも、それなりに費用をかけたのが惜しかったり、愛着があったりして手放すのに苦労するもの。筆者自身も、とあるキャラクターグッズを段ボール箱に詰め込んだ状態で長年放置しています。正直、埃をかぶっているのはもちろんのこと、中にはカビが生えているものなどがあるかもしれませんが……。捨てよう捨てようと思いつつふんぎりがつかず、悩ましい問題です。

 

以上、“片付かない家”に暮らす人なら「うちにもある、ある!」と共感してしまったのではないでしょうか? スッキリ片付いた空間を目指して、当てはまる項目の処分にぜひ今日から取りかかってくださいね(自戒の念をこめつつ)。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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