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貯金1,000万円以上の人に聞いた「ものを捨てるときに心がけていること」 捨て方がうまいとお金が貯まる !?

貯金1,000万円以上ある人とそうでない人の間には、一体どんな違いがある!? お金の稼ぎ方や使い方は当然ですが、一見するとお金とは無関係な何気ない生活行動においても、お金持ちならではのルールがあるかもしれません。

大掃除が忙しいこの時期、『kufura』では“ものの捨て方”にフォーカス。貯金が1,000万円以上あるという男女415人を対象に、ものを捨てるときに心がけていることについてアンケート調査を実施しました。

思い切りよく捨てる!

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「特に考えていない。必要?不要?の判断のみ」(66歳男性/その他)

「“絶対使う!”と思うもの以外もったいないと思っても捨てる。使うかも?という程度のもので後になって使うことはほぼないから。最悪必要になりまた買うことになっても、そのいつかまで保管しておく場所代の方がもったいないと思うことにする」(38歳女性/公務員・団体職員)

「捨てようと思った時にすぐ捨てる。時間が経つと、やっぱり取っておこうかなとなってしまうので」(26歳女性/その他)

「捨てなければよかった、などというものなし。大抵は持っていたことすら忘れていることが多い。すっきり暮らしたい!!」(65歳女性/主婦)

今回のアンケートで最も多かったのは、“今すぐ必要でないものは思い切りよく捨てる”との声。全体の4分の1くらいがこれに近い回答でした。

そういえば、筆者はかつて掃除やお金の専門家に取材した際、「お金持ちほど家の中がスッキリしている。ものがあふれて床にものを直置きする人ほど、お金が貯まりにくい」との話を聞いたことがあります。

たしかに、「まだ使えるかも」「いつか必要になるかも」などとぐずぐず悩んでも、結局はそれが必要となる機会が訪れることはほぼなく、悩むだけ時間の無駄ですし、保管スペースのロスにもつながります。それに、自分にとって本当に必要なものを見極める目も曇ってしまうかもしれません。即断即決で“迷うくらいなら捨てる”という主義はぜひ見習いたいところです。

一定期間使用していないものは捨てる

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「迷うと捨てられなくなり掃除が進まないので、過去1年以内に使っていないものは、きっちり捨てるようにしている」(62歳男性/その他)

「1年間全く使わなかったものをとっておくのは基本的にスペースの無駄なので捨ててしまいます」(38歳女性/主婦)

「事前に決めた期間内に一度も使わなかったものは不要なものとして捨ててしまう」(40歳男性/研究・開発)

「2年に一度、2年間一度も着たことがない洋服を思い切って捨てることを心掛けている。そのことによって家の居住スペースを少しでも広く保つ」(65歳男性/その他)

自分にとって必要かという基準では迷いが生じてしまったり、つい“必要”に判断が傾きがちだったりで、結局はものが捨てられない……。そんな人におすすめのルールはこれ。一定期間使用していないものは問答無用で処分してしまいましょう。

ちなみに、今回のアンケートでは、その目安の期間として“1年”を挙げる人が多数。最長では“5年”という人もいましたが、とりあえず“1年使っていないものは捨てる”というシンプルなルールを自分に課してみてはいかがでしょうか。

一旦保留にした後、期限を決めて捨てる

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ここまで、潔く捨てる派の意見ばかり紹介してきたので、「優柔不断な自分はお金持ちになれないかも」と落胆した人もいるかもしれません。ご安心ください。貯金1,000万円以上の人たちからは、捨てることにかなり慎重な姿勢を示す声もあがっています。

「捨てる日を決めて、その一週間前に用意し、捨てるまでの一週間、本当に捨ててよいのか考える」(47歳男性/総務・人事・事務)

「必要のないと思った物でもすぐ捨てず、1カ月くらい取っておき本当に1度も使わなければ捨てる」(73歳女性/主婦)

「捨てたいものを一か所にまとめます。3〜4カ月そのままにして、決心できてから捨てます。処分した後で後悔しないため、猶予の期間を設けています」(74歳男性/その他)

「とりあえずゴミ袋に入れて、半年ほど保管する。一度も開けなかった袋は、そのままゴミに出します」(57歳女性/主婦)

即断即決が苦手な人は、思い立ったときにすぐ捨てるのではなく、猶予期間を設けたうえで処分を実行してはいかがでしょうか。そうすることで、捨てなきゃよかったという後悔を防げますし、「やっぱりこれ要らなかったね」と納得したうえで手放すことができそうです。

このルールを採用する場合、一点だけ注意事項があります。期限が到来したときに「もうちょっと考えよう」と延長するのだけはNG! 自分の設定した期限は厳守しましょう。

再利用の道がないか考えてから捨てる

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「ただ捨てるともったいないという気持ちになってしまうので、フリマアプリで売ってお金にすることを心がけている」(39歳女性/営業・販売)

「私が愛用している百貨店では、靴や洋服など、どんな状態でも回収してくれます。引き換えに店舗内で利用できる割引券がもらえるので捨てずにとっておきます」(61歳男性/その他)

「そのものを他の方法で使いこなすことはできないかを考える。例えば通販で届いた発泡スチロールの大きな箱はそのまま捨てるとかさばるゴミになるが、そこに穴をあけて家庭菜園のプランター代わりにすると有意義」(61歳女性/主婦)

「使えるものは再利用してから捨てる。布地はウエスにして使ったり、服についたひもやボタンは取っておいたりなど」(56歳女性/主婦)

さすがお金持ちだな、と筆者が感心してしまったアイディアはこれ。どうせ捨てるなら、その前に何か有効活用できないかというサステナブルな姿勢がすばらしいですね。

ただし、極端にズボラな人は、「これフリマアプリで売ろう!」と思い立っても、アプリ登録やら梱包やらさまざまな手続きが面倒で、結局、行動を起こせずものをためこむだけ……ということになりがち(というか、筆者の経験談)なので、再利用などを深く考えるよりも、これまでご紹介したシンプルなルールのほうがおすすめかもしれません。

捨てるときより買うときによく考える

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「1つ買ったら、1つ捨てる。なので、モノを捨てるために、買うモノの選択はシビアに行わなくてはならない」(70歳男性/その他)

「捨てるよりは余計なものを買わない」(50歳男性/研究・開発)

「長く使うことを考えて少しでもいいものを購入する」(35歳男性/その他)

「私は物をたくさん持たない習性。転勤族で数年に1度は異動があるので常に捨てられる物は捨て、欲しくない物は絶対買わないようにしています」(39歳女性/主婦)

今回、アンケートのテーマは“ものを捨てるときに心がけていること”でしたが、捨てるときよりも、買い物するときの心構えのほうが大事だと力説する声も寄せられています。

たしかに、自分にとって本当に必要かどうか十分に吟味しないまま購入してしまうと、捨てるときにも迷いが生じてしまいそうですが、しっかりポリシーを持って購入したものであれば、長く大切に使用し、その役割を終えたときに手放す……という理想的な流れになるのではないでしょうか。

実は、捨てるの苦手です!

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「ケチな性格なので、考えているうちに残るものが多くなる」(65歳男性/営業・販売)

「捨てたくても思い切りができなくて、困ってます」(78歳女性/主婦)

「捨てることがなくモノがあふれかえっています」(60歳男性/その他)

「捨てたい物はいっぱいあるが面倒で捨てていない」(61歳男性/その他)

「洋服が多いので捨てようとするが、皆きれいでまだまだ着れるのでなかなか捨てられない」(63歳男性/会社経営・役員)

一番はじめにご紹介した“思い切りよく捨てる!”とは真逆の傾向ですが、全体の1割ほどの人は「正直ものが捨てられません」と告白してくれました。なので、片付けが苦手でも必ずしもお金持ちへの道が閉ざされているわけではありません。……とはいえ、お金のためというより、家の中をスッキリ片付けるために、捨てられない病、もったいない病からは脱却したいものですね!

その他、こんな発想も参考になるかも!?

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「保管するスペースに対する賃料を払っていると考える」(58歳男性/営業・販売)

「部屋がシンプルになると気持ちいいので、そのイメージを抱きつつ、ものを捨てるようにしている」(59歳女性/主婦)

「見た目に傷や汚れがあるものは捨てる。後から捨てたものが必要なことがあっても汚れたものを使うよりキレイなものを手に入れたほうが運気的にも良いと思えるから」(49歳女性/その他)

「モノを捨てる時は十二分に使って壊れるまで使用するので後悔はない」(67歳男性/その他)

「自分以外の人に頼んで思い切って捨てる」(63歳男性/その他)

何でしょうか、このにじみでるお金持ちマインドは……。メモ帳に書き留めて、ときどき見返したくなる名言ぞろいです。

 

以上、貯金が1,000万円以上ある人たちが、“ものを捨てるときに心がけていること”をご紹介しました。もったいないからとものをためこむのは、かえって貧乏神を招いてしまうかも!? 皆さんのコメントをぜひ参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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