自動車を運転中に「車道を走る自転車にヒヤリ」としたことがある人は85%
null「自動車を運転中に、車道を走る自転車にヒヤリとしたことはありますか?」と質問したところ、
よくある・・・84人(24.9%)
たまにある・・・204人(60.6%)
ない・・・49人(14.5%)
「よくある」「たまにある」の合計は85.4%と8割を超える結果となりました。

次に、自動車を運転中に「車道を走る自転車にヒヤリとした」理由について詳しく教えてもらいました。
自動車に近い位置で走っている
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「自転車が車に近い位置で走っていて追い越しにくい」(64歳/男性/その他)
「急に車道側に寄ってくる時があります。何かを避けようとしたのでしょうが、そのタイミングが怖いです」(36歳/男性/デザイン関係)
「自転車が急に車道側に寄ってくること」(59歳/男性/営業・販売)
「車道の隅にできた自転車の走るところが狭く、車道の側に寄って走っている人がいて接触するのではとヒヤリとする」(54歳/女性/主婦)
自転車は車道を走るのがルールですが、自転車専用レーンがないと車と同じ車道を走ることもあります。そうすると自動車と自転車の距離が近くなりすぎてしまい、接触するのではないかと思うこともあるようですね。
また自転車が突然自動車寄りに運転を変えることもありますから、予想しない動きにもヒヤリとすることがあるそうです。
ふらふらとして動きが読めない
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「自転車がふらふらしていると、こっちに倒れてきそうで怖くなる」(48歳/女性/主婦)
「ふらついて運転している人が近づいてきたことがある」(67歳/男性/その他)
「自転車がふらついて接触するのではないかと、追い越すたびにヒヤヒヤ」(70歳/男性/その他)
「ふらふら運転をしている」(63歳/男性/その他)
自転車の運転に慣れていない人や、ペダルをこぐ力が弱い人、重い荷物を運んでいる場合には、自転車が安定せずに左右にふらふらと動いてしまうこともあります。走っていても蛇行運転のようになり、自動車との接触の危険性も。
追い越そうとしても、ふらふらしていて突然自動車側に寄ってくることもありますし、対向車も来ますから、追い越すタイミングが難しくなりますね。
自転車のルール違反
null「信号のない交差点で合流するときは左右の確認をするが、左から自転車が突っ込んでくる。自転車は当然のように右側通行をしている」(67歳/男性/その他)
「自転車が逆走してくる」(55歳/男性/その他)
自転車側が運転マナーを守らないことも、ヒヤリの原因になりますね。自転車は左側通行が交通ルールになっていますが、右側を走る人もいるそう。そうすると、自動車にとっては逆走になるために、とても危険です。
もちろん左側を走っている自転車とのすれ違いもありますから、自転車同士の事故につながる可能性もあります。
「自転車を運転しながら携帯を見る若い人がいる」(41歳/男性/その他)
「隊列を組んで走行している自転車を追い越すのに苦労する」(51歳/男性/その他)
スマホなど携帯電話を見たり通話をしたりしながらの自転車の運転は、違反行為になります。スマホに気を取られてしまうと、自転車の運転にも支障が出る場合もあります。
さらに自転車が並走するのも道路交通法で禁止されています。複数で走っているとつい並走してしまうでしょうが、幅をとってしまい自動車の走行の妨げになってしまいますね。
「イヤホンをしながら運転しており、こちらが近づいたことに気づかずに前の自転車を追い越そうとしたため、危うくぶつかるところだった」(74歳/男性/企画・マーケティング)
イヤホンをしながらの走行は禁止にはなっていませんが、周囲の音が聞こえにくくなるためとても危険です。後ろから車がきていることに気づかない場合もありますから、イヤホンやヘッドホンをつけての走行はやめてほしいと思ってしまうこともあるようです。
突然の飛び出しや進路変更でぶつかりそうに
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「見通しの悪い所での飛び出し」(40歳/男性/その他)
「横断歩道に人はいないと思ったら自転車が急に飛び出してきた」(77歳/男性/その他)
「突然進路変更をするので追い越すときは特に注意する」(75歳/男性/その他)
「脇道から突然飛び出してくる。数秒速かったらぶつかっていた」(62歳/女性/主婦)
自転車が狭い道路や見えづらい場所から飛び出してくることもあるようです。突然自転車が出てきたら、自動車の運転手はブレーキを踏んだりハンドルを切ったりしますが、間に合わないこともあるでしょう。
さらに何の前触れもなく進路変更をされると、後ろを走っている自動車とぶつかってしまいそうになります。そのようなヒヤリ経験をした人も少なくないようですね。突然の進路変更を防ぐには、自転車にミラーをつけるなど後方確認がしやすいものをつけるなどの対策があります。
2026年4月1日から自転車にも反則金が。自動車ドライバーはどう思う?
null2026年4月1日からは約113種類のすべての違反行為に反則金が発生することになります。反則金額は違反の種類などによって異なりますが、例えば携帯電話を使用しながらの「ながら運転」の場合には1万2,000円、信号無視は6,000円です。決して安い金額ではありませんね。
自転車の反則金について自動車を運転する側はどう感じているのでしょう。
「当たり前のことだと思う」(70歳/男性/その他)
「反則金ができれば運転もおだやかになるから賛成です」(50歳/男性/その他)
「いいと思います、それで事故がなくなれば」(79歳/男性/その他)
「やるならしっかりと公平に取り締まってほしいと思います」(61歳/男性/その他)
自転車の罰則金については賛成の声も多いです。罰則金を支払うことになると思えば、ルールを守るようになるのでしょう。それで事故が減るのであれば、自転車を運転する側と自動車を運転する側の両方にメリットがありますよね。

「その前にルールをもっと広める必要があると思う」(41歳/女性/主婦)
「自転車は車道の端を走る必要があるが、十分なスペースがないことがあるので何とかしてほしい」(34歳/男性/その他)
「反則金を取るなら、自転車専用レーンを整備する必要がある」(73歳/男性/その他)
「自転車が走りにくい車道が多いので、まずは整備してからだと思う」(53歳/女性/総務・人事・事務)
一方で、罰則金を課す前にすべきこともあるのではないでしょうか。そもそも自転車の交通ルールを知らない人も少なくないでしょうから、ルールを知ってもらうための努力も必要になりそうですね。
また自転車だけが走れる専用レーンがない場合もあります。罰則金を課すならば、自転車専用の道路をきちんと整備してからという意見もあります。
ちなみに、自転車は車道通行が原則ではありますが、13歳未満や70歳以上が運転する場合や、車道の交通量が多く事故の危険性が高い場合は歩道も通行できるというのが現在のルールです。歩道通行での取締りの対象は「悪質で危険な行為」とされ、猛スピードで歩道を通行し歩行者を立ち止まらせた場合などを除き、取締りの対象にはならないとされています。
自転車と自動車が同じ車道を走ることになるケースも多い中、お互いにヒヤリとするようなことが起きてしまいます。特に自転車は自動車との接触事故などが起きたら大怪我につながってしまいますね。ヘルメットの着用や、後方を確認できるミラーをつけるなど、安全に走れるようにすることも大切になってきそうです。
また自動車のドライバーも、「もしかしたら危険な運転をするかもしれない」と思いながら自転車を追い越すなど、気持ちに余裕があると良さそうです。お互いに注意しながら走ることが求められますね。
次回は「自転車で車道を走行中にヒヤリとした」経験談をお送りします。あわせて読んでみてくださいね。

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。