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子どもを乗せた運転中のヒヤリ事件簿!およそ2人に1人のパパ・ママが冷や汗を経験

自家用車をもっているファミリーは、家族での買い物やレジャー、送り迎えなど、子どもを同乗させて車を運転するシーンが多いはず。安全運転を心がけていても、思わず冷や汗がドバっと出てしまうようなヒヤリとした経験、ありませんか?

約半数が子どもを乗せた運転中にヒヤリを経験

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『kufura』では、子どもがいるパパ・ママ260人にアンケートを実施。子どもを乗せて車を運転している時に、ヒヤリとした経験があるのか聞いてみました。

ある・・・54.2%(141人)
ない・・・45.8%(119人)

結果、「ある」と回答した人が「ない」を人を上回り、およそ2人に1人のパパ・ママドライバーが、“ヒヤリ”を経験していました。

その中でも、歩行者の飛び出しや、他車の急な割り込みなどを除き、おもに子どもとかかわりのあるシーンをピックアップしてみました。どんな場面に危険が潜んでいるのでしょうか。

子どもに気をとられて、わき見運転・注意力散漫に…

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「“ママ見てー”と後ろの席から声をかけられ、脇見運転しそうになりヒヤリとした経験がある」(38歳女性/主婦)

「子どもがとなりでお菓子をたべていてこぼしたときに一瞬目をそらして、バイクと事故りそうになったこと」(51歳女性/主婦)

「子どもが小さい時にぐずつき、気にしながら運転していて壁にぶつけそうになりました」(51歳男性/営業・販売)

「まだ息子が赤ちゃんの時にいきなり泣き出して、一瞬そっちに気を取られてしまいブレーキが遅くなってしまった時はヒヤッとしました」(36歳女性/総務・人事・事務)

「子どもの話に夢中になり過ぎて前の車にぶつかりそうになったこと」(45歳男性/会社経営・役員)

「子どもが座っている後部座席を振り返り、前の車にぶつかりそうになったとき」(53歳男性/その他)

今回のアンケートでもっとも多かったのが、一瞬でも意識が子どもに向いて運転に集中できなかったという声。泣かれたり話しかけられたりすると気になってしまいますが、それが、わき見や判断が判断の遅れに繋がってあわや事故に……という方も少なくありませんでした。

「運転中、助手席の子どもにちょっかいを出されて、事故りそうになった」(55歳男性/総務・人事・事務)

「助手席に乗せるとオーディオ機器を触りまくるので、後部座席に乗せる事にしていたら、ママに構って欲しくてしょうがなくて、交差点進入の徐行時に身を乗り出して、運転の視界と注意力を奪われ、実際車全損の衝突事故を起こした」(39歳女性/その他)

声だけでなく、ちょっかいを出されたり実際に視界を奪われたりして運転に支障が出たというパパ・ママも。子どもがある程度大きくなったら、交通ルールを教えるように、“同乗中にやってはいけないこと”も話して理解してもらえるといいのかもしれませんね。

急ブレーキをかけたら子どもが…!

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「急ブレーキで子どもが座席から飛び出そうになった」(46歳女性/学生・フリーター)

「歩行者がいて、急ブレーキをかけたら子どもが椅子から転落した」(41歳女性/その他)

「運転中、急ブレーキをかけた時、後ろに乗っていた子どもが前まで転がって来た」(44歳男性/その他)

「前の車が急ブレーキをかけてぶつかりそうになった。なんとかぶつからなかったが、シートに座っていた子どもが頭を前のシートにぶつけた」(49歳男性/その他)

急ブレーキをかけると、体が軽い子どもは大人よりも踏ん張りがきかず、座席から滑って転んだり、体を打ってしまうことがあるよう。

道路交通法により、6歳未満の子どもを車に乗せる場合にはチャイルドシートを使うことが義務化されていますが、じつは6歳以上であっても身長が140cmに満たない場合はチャイルドシートを使うことが推奨されています。

【JAFに聞きました!】チャイルドシートっていつまで必要?ジュニアシートとの違いもおさらい」という記事で詳しくまとめていますので、とくに小学生のお子さんがいる親御さんに目を通していただけたらと思います。

気づかぬうちに…!思いがけないロック解除や抜け出し

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「突然チャイルドシートのストッパーをはずしてしまった」(47歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「チャイルドシートからいつの間にか抜け出していて、窓を開けていたとき」(31歳女性/公務員)

「チャイルドシートから抜け出て怪我をした」(56歳女性/営業・販売)

子どもの体とシート、シートと車をそれぞれ固定するチャイルドシート。しかし、シートベルトやストッパーを子どもが自力で外してしまったり、抜け出していた!なんてケースもあるよう。気づいたら子どもの体が自由になっていたとは、冷や汗ものですよね。

シートベルトが外せないようにするためのセーフティグッズなども売られているので、お困りの方は探してみるといいかも。

「チャイルドロックをかけ忘れていた時に、子どもがドアを開けてしまったこと」(30歳女性/その他)

「後ろのドアがきちんと閉まっていなかったのか、運転中に開いてしまい、子どもが乗っていて、対向車にぶつかったら事故になっていたかと、ひやりとしました。子どもが小さい頃は、私が閉めるようにしました」(49歳女性/主婦)

「車を発進させたときドアが開いて子どもが落ちそうになったこと」(42歳男性/その他)

ロック繋がりで忘れてならないのがドアや窓。子どもが勝手に開閉できないよう、強制的にロックをかける“チャイルドロック機能”は使っておきたいところですが、そもそもドアがきちんとしまっていなかった、発進時にドアが開いてしまった……なんて時の衝撃たるや! “まさか”が起きる可能性はゼロとは言えないようです。

子どもが窓をから体を出していてヒヤリ!

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「窓から手と顔を出していた時でしょうね」(50歳男性/その他)

「窓をしめようとしたら、顔を出していたらしく、危うく首を挟むところでした」(43歳女性/金融関係)

走行中の車からの顔出し・腕出しは、車外の車・人・モノに接触するかもしれず非常に危険。それだけでなく、窓をしめる時に頭や指を挟んでしまいケガをする可能性もあります。窓から体を出してはいけないと、よくよく注意して聞かせたいところですね。

 

以上、「子どもが同乗中のヒヤリ事件簿」をお届けしましたが、みなさんの体験をまとめながら、こちらまで肝を冷やしっぱなしでした。

子どもはじっとしてくれるものではありませんし、チャイルドシートに乗ることを嫌がる子も多いですよね。しかし、“命にかかわること”とだからこそ、時には子どもにもその危険性を理解してもらう必要があるように思いました。

気を引き締めなければならない点がたくさんありますが、今日もトラブルなく安全運転で過ごせますように!

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