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「物価高で全然貯まらない…」でも1,000万円以上貯めた人が実践してよかった「たった1つの習慣」

給料は据え置きなのに、物価だけがどんどん上がって、思うように貯金ができないという人も多いと思います。ですが、一気に貯金額を増やすことはできなくても、工夫次第で少しずつでも貯金を増やすことはできるはず。今回『kufura』では、貯金が1,000万円以上あるという貯蓄上手な60歳以下の男女71人に、「お金を貯めるために実践してよかったたった1つの習慣」を聞いてみました。どんなことを習慣づけるとお金が貯まりやすくなるのか、とっておきの習慣をご紹介していきます。

買い物の際は本当に必要かどうかよく考える

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「買い物をする際は、それが本当に必要なものかどうか考えながら買って、ムダな買い物をなくすようにしています」(42歳・男性/その他)

「買い物の際は、事前に欲しいものをすべて紙に書き出して、本当に必要かどうかをしっかり検討してから買うようにしています」(33歳・女性/弁護士)

「ネットショッピングでは、すぐにポチらないようにする。本当に欲しいものなのかどうか、一度よく考えてから買うようにしています」(52歳・女性/主婦)

「ムダなお金を使わないようにするためにも、絶対に衝動買いはしないようにしています」(57歳・男性/研究・開発)

お金を上手に貯めるためには、買い物をする際に、それが本当に必要なものかどうかをきちんと考えてから購入することが大切です。特にバーゲンセールなどでは、安いからという理由で衝動買いしてしまいがちですが、これは絶対にNG。どんなに安くても、必要なければムダな買い物になってしまうので、一旦落ち着いてよく考えてから買うようにしましょう。

なるべく価格の安いものを購入するようにする

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「本当に必要なもの以外は、徹底的に安いものを購入するようにしています」(49歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「なるべく安いものを買うようにする。よく使う必需品などは、安いときに買いだめするようにしています」(48歳・男性/営業・販売)

「自転車に乗って安売りスーパーをハシゴし、値段の安いものを買うようにしています」(49歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「食品などは、なるべく値引き品を買うようにする」(51歳・女性/その他)

「食料品はまとめ買いをする、値引き品を買うなどして、できるだけ食費を抑えるようにしています」(57歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

お金を貯めるために、なるべく価格の安いものを買うようにすることも効果的です。これは、なんでもかんでも安いものを買うということではなく、同一商品を買う場合や自分にとって必要性の低いものを買う場合に、なるべく安いものを選ぶということ。特に食品はお店によって値段が異なるので、しっかり価格を比較したうえで買うよう心がけましょう。

外でお金を使わないような生活を心がける

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「外に出るとついついお金を使ってしまうので、必要なとき以外は、なるべく家から出ないようにしています」(57歳・男性/その他)

「土日のうち、1日は外に出かけず、家にいるようにしたことで出費が減って、貯金ができるようになりました」(59歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「外食をなるべく減らす。チリも積もればで、すごい金額が貯まります」(35歳・女性/会社経営・役員)

「外食はすごくお金がかかるので、外食をやめて家で食事をするようにしたら、お金が貯まるようになりました」(42歳・女性/主婦)

「外に飲みに行かないようにするだけでお金が貯まります」(38歳・男性/その他)

外に出ると、ついついお金を使ってしまいがちなので、外でお金を使わないような生活を心がけるという人もたくさんいました。例えば、休日は用がなければ外に出ず、家で過ごすようにするだけで、出費を抑えることが可能。また、外食したり、飲みに行くと、意外に出費がかさむので、回数を減らすなどすることで、だいぶお金が貯まるようです。

住居費や通信費など固定費の見直しをする

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「家賃の安いところに住む。住む場所によってひと月で何万円も変わってくるので、ちまちま節約するよりも、このほうがずっと効果的です」(49歳・女性/総務・人事・事務)

「電話代や保険料、電気・ガス代などの固定費の見直しを行なったことで、月に1万円ほど削減でき、年に12万円くらい貯金に回せるようになりました」(55歳・男性/その他)

「格安スマホを使うなど、固定費を削減するよう心がける」(39歳・男性/その他)

「維持費のかかるマイカーを手放したことで、だいぶお金を節約できるようになりました」(49歳・男性/公務員)

住居費やガス・水道光熱費、通信費、保険料、自動車関連費などの固定費は、毎月支払わなければならない費用のため、これを削減することで、大きな節約効果を得ることができます。特に、家賃や住宅ローンは毎月の支払額が大きいため、削減できれば効果も大。また、最近は格安スマホも増えているので、通信費を一度見直してみるのもおすすめです。

財形や投資などお金の貯め方を工夫する

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「財形貯蓄をする。貯金額が給料から天引きされるので、残金だけで生活をやりくりするようになるし、貯金も自動的に増えていきます」(58歳・男性/金融関係)

「給料日に先取り貯蓄をしてしまう。そうすれば、貯金した分は最初からないものとして生活できるので、お金を貯めることができます」(48歳・女性/営業・販売)

「何か購入する際に、予算よりも安く購入できた場合は、余ったお金を必ず貯金して、つもり貯金を心がけています」(53歳・男性/会社経営・役員)

「単に銀行の普通預金に預けるだけでなく、国債や社債、ネット銀行の利率の上がる定期預金など、いろいろ工夫しながら貯金するようにしています」(49歳・男性/その他)

「投資です。預金は意味がないので、社債などリスクが少なめで、ある程度の利回りがある商品を購入するようにしています」(59歳・女性/総務・人事・事務)

給料天引きの財形貯蓄をしたり、給料日に先取り貯蓄をして、先に貯蓄額を確保する工夫をしている人も。また、国債や社債などへ投資をしてよかったという人もいました。

お金が貯まるようになった習慣はほかにもいろいろ!

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「何歳までにいくら貯めるかを事前に決めておくことで、計画的にお金を貯めることができるようになりました」(56歳・男性/営業・販売)

「家計簿アプリやノートに、毎日の支出と収入を記録することで、どこにお金が多く使われているのか一目でわかるようになり、お金を貯めやすくなりました」(35歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「とにかく常に“節約”を意識し続ける。そうすると、自然とムダなお金を使わないようになってお金も貯まるようになります」(58歳・男性/営業・販売)

「家をきちんと片付ける。こうすることで、家にあるのに買うということがなくなって、ムダな買い物が減りました」(48歳・女性/主婦)

「転職するなどして、給料を増やすことがいちばんです」(45歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「ポイ活で、収入を拡大させることを習慣づけています」(35歳・男性/総務・人事・事務)

お金を貯めるための習慣は、ほかにもいろいろあるようですが、「いつまでにいくら貯める」という目標を設定して、それに向けて貯蓄していくのが特に効果的な様子。もちろん、家計簿などで日々の支出をチェックし、節約を心がけることも大切です。可能なら転職する、ダブルワークをする、ポイ活をするなどして収入を増やすというのもいいですね。

いかがでしたか? 貯金が1,000万円以上ある人たちは、お金を貯めるために、いろいろなことを習慣づけていることがわかりました。ご紹介したお金を貯めるための習慣を参考に、皆さんも上手に、そして着実に、コツコツ貯金を増やしていきましょう。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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