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夢の貯金1,000万超え!成功者は「収入が増えた」or「支出を減らした」どっちの人が多い?貯金額アップのためにこれをしていた

貯金額を増やしたいと思っていても、最近の物価高の影響で、思うように貯金ができない人も多いと思います。このような状況の中で、貯金1,000万円以上ある人たちは、なぜそれだけの金額を貯めることができたのでしょうか? 今回『kufura』では、貯金が1,000万円以上ある60歳以下の男女73人にアンケートを行い、1,000万円以上貯金できた理由は収入が増えたからなのか、それとも支出を減らしたからなのか調査してみました。

そもそも1,000万円以上貯金できた理由とは?

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まずは皆さんに、1,000万円以上貯金できた主な理由を聞いたところ、以下のような結果となりました。

「収入が増えたから」・・・30人

「支出を減らしたから」・・・43人

筆者の予想とは違い、「支出を減らしたから」という回答が多数派でした。自分で収入を増やすのはなかなか難しいものですが、支出を減らすというのは、工夫次第でだれでもできそうですよね。皆さんがどのようにして支出を減らし、貯金を増やすことができたのか、その方法を具体的に見ていくことにしましょう。

支出を減らして貯金を増やした方法とは?

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支出を減らせば、浮いたお金を貯金に回すことができるため、貯金が増えるのは当然。皆さんは、どんな支出をどのようにして減らしたのでしょうか。

・外食や飲み会を減らして支出を削減する

「外食を減らして自炊を増やしたことで、食費を大幅に節約することができ、お金が貯まるようになりました」(35歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「テレワークを機に自炊するようになり、食費や外食費を減らすことができて、無理なく貯金ができるようになりました」(46歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「貯金額が増えたのは、外食や飲み会を控えたことによる、支出の削減がかなり大きかったと思います」(49歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「飲み会に参加する回数を減らすなど、できるだけムダ遣いをなくして、貯金をするようにしました」(44歳・男性/営業・販売)

いちばん多かったのは、外食や飲み会を減らしたというもの。外食や飲み会を控えることで、かなりの出費を抑えることができるため、その分浮いたお金を貯金に回すことができる様子。最近の物価高騰により、外食もかなりお金がかかるようになったので、週に1回、月に1回などと外食の回数を決めることで、支出を大きく減らすことができそうですね。

・節約するなどムダな支出をなくすようにする

「余計なものを買わないようにしたことで、支出が減り、その分貯金が増えました」(54歳・女性/公務員)

「買い物の際は、本当に必要なものだけを買うようにし、ムダ遣いをなくすようにしました」(56歳・男性/営業・販売)

「日々の生活費を節約して、コンビニよりもスーパーを使うなどしながら、支出を減らしてコツコツ貯めました」(48歳・男性/その他)

「週末に出かけるのは土曜日だけと決め、日曜日は家にいるようにしたら、ムダ遣いが減って、お金が貯まりました」(59歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「携帯電話の会社やプランを見直したことで、毎月のムダな支出を減らし、その分を貯金に回すことができました」(56歳・男性/研究・開発)

とにかくムダな支出を減らすというのが、貯金を増やすためには大切です。買い物の際は必要なものだけを買うようにする、コンビニではなくスーパーで買い物をするようにするなど、ほんの少し気を付けるだけでも、支出を抑えることができます。スマホの契約内容を見直すなど、少しでも安いプランやキャリアに変更するのも節約につながるようです。

・ほかにはこんな支出削減方法も!

「都市部に戻ったのをきっかけに、車を手放したことで、年間30万円ほど出費を減らすことができました」(55歳・男性/その他)

「車を買い替えないこと。新車を買っても、車は一度路上に出た途端に価値が下がる。現在の車はもう30年近く乗っていますが、見た目を気にしなければ、エンジンは丈夫だし、日本車は優秀なので何も問題ありません」(56歳・女性/主婦)

「服は基本的に古着を活用し、住居費も社宅に住んで大幅にカットできたことが、貯金の増加につながったと思います」(49歳・女性/総務・人事・事務)

「安い部屋に移り住んだことで、支出を大幅に減らすことができました」(55歳・女性/その他)

「買い物をするときは、できるだけポイントがもらえるように工夫。次に買い物をする際に、そのポイントを使うようにして支出を減らしました」(48歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

支出を減らす方法は、ほかにもいろいろ。都市部に住んでいる場合は、車を手放すと一気に支出を減らすことができるようです。また、社宅に住む、安い部屋に引っ越すなど、住居費を抑えるようにするのも支出を抑える効果大。ポイ活をして少しでもお得に買い物をするというのも、貯金額アップにつながるようです。

副業、転職、昇進も…収入が増えた理由とは?

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収入が増えれば、もちろん貯金はしやすくなりますが、収入を増やしたいと思っても、なかなか簡単には増えませんよね。勤続年数が増えれば、給与も徐々に増えることが多いと思いますが、それ以外に皆さんがどうやって収入を増やし、貯金を増やしたのか聞いてみました。

・副業や転職などで収入が増えた

「副業をいろいろ始めたことで、収入が増えてお金を貯めることができました」(53歳・女性/総務・人事・事務)

「夫が転職をしたことで、収入が増えて、その分貯金も増えました」(48歳・女性/主婦)

「転職したときに、前の会社から退職金をもらったので、それを貯金に回して、貯金額を増やしました」(55歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「妻が仕事を始めて、共働きになったことで収入が増えました」(57歳・男性/その他)

会社での給料がなかなか上がらないという人は、副業をしたり、転職をしたりして収入を増やしているようです。また、奥さんが仕事を始めるなど、共働きになったことで家単位の収入が増えたため、今までよりもたくさん貯金ができるようになったという人もいました。

・株など投資によって収入が増えた

「株の取引で利益が出たことで、お金が増えて貯金も増えました」(58歳・男性/コンピュータ関連技術職)

「給料が大幅に増えたわけではなく、株などの投資をしたことで収入が増え、貯金額も増えました」(35歳・男性/その他)

「投資を始めたことで、お金が増えて貯金も増えました」(59歳・女性/総務・人事・事務)

「投資信託でお金を増やすことができました」(52歳・男性/営業・販売)

株や投資信託など、投資をすることでお金を増やし、貯金がたくさんできるようになったという人も。なかなか思うように収入が上がらない場合は、給与や貯金を元手に投資を始めて、お金を増やすというのもいい手ですよね。ただ、投資はリスクがあって貯金が逆に減ることもあるので、投資額や投資内容をよく考えてから始める必要がありそうです。

・資格取得や昇進などによって収入が増えた

「資格を取ったことで、給与に資格手当が付くようになり、その分収入も増えて貯金も多くできるようになりました」(33歳・女性/弁護士)

「夫が役職に付いて役職手当が出るようになったことと、私がパートの勤務時間を増やしたことで、収入が一気に増えました」(41歳・女性/主婦)

「収入が増えた分について、散財せずにそのまま貯蓄に回したことで、お金を貯めることができたと思います」(41歳・男性/その他)

「収入が増えたからといって、見栄を張って高いものを買ったりせず、なるべくお金を使わないようにしたことで、お金が貯まったと思います」(59歳・男性/会社経営・役員)

資格を取ったことで資格手当が付くようになったり、昇進して役職手当が付くようになったりして、収入が増えたという人も少なくありませんでした。ただ、収入が増えても散財しているとお金は貯まらないので、節約するところはきちんとして、ムダ遣いせずに貯金に回していく必要があるようです。

いかがでしたか? 貯金を増やすためには、もちろん収入を増やすことも大切ですが、それよりも支出を減らすことが重要になってくる様子。ご紹介した皆さんの意見を参考に、ぜひ貯金1,000万円を目指して上手にお金をやりくりしていきましょう。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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