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【低温調理でしっとり鶏ハム】ママ料理家 楠さんちのホットクックレシピ Vol.6

ホットクック愛用者の中で意外と多い、「いまいち使いこなせない」、「定番のレシピにもうひと工夫してみたい」というお悩み。そんな方たちのために、野菜ソムリエでもありママでもある料理家の楠みどりさんが、ホットクックで作るからこそ美味しいオリジナルレシピをご紹介します。
第6回目は、ホットクックならではの低温調理機能を活かして作る「鶏ハム」。作り置きしておけば、そのまま食べてもサラダに乗せてもサンドイッチに入れても大活躍してくれるメニューです。今回は3種の味付けを紹介してくれました!

味のバリエーションも楽しめる!パサつかない鶏ハム

こんにちは。楠みどりです。

ホットクックの低温調理機能を使って作る鶏ハムは、ホットクックの大定番レシピとして興味を持っている方が多いのではないでしょうか。ダイエットしている人や体を鍛えている人たちにも注目される高たんぱく低カロリーのメニューですね。

今回は、レシピブックに載っている味付けとは別に、我が家で人気の鶏ハムのバリエーションをご紹介します。子どもが食べやすいものからビールのおつまみにぴったりのもの、和風の味付けのものなど、色々試してもらえると嬉しいです。

ホットクックは最新型の1.6Lタイプを使用

今回使用したホットクックがこちら。今回から最新モデル(2021年4月時点)を使用することになりました!

今まで使用していたホットクックとは異なる点が2つ。

1点目は、内鍋がフッ素コーティングになったこと。旧モデルはステンレス製でした。フッ素コーティングしてあることで、汚れがこびりつきにくく、お手入れがラクになります。

2点目は、蒸しトレイが付いていること。蒸し調理だけでなく、低温調理の際に袋の浮き上がりをおさえるのに役立つ付属品です。

これからご紹介するレシピは最新モデルでなくても作ることができますので、従来のモデルをお持ちの方もせひ参考にしてみてくださいね。

基本的な使い方等はこちらの記事をご参考に。
「ホットクック」がやってきた!3人家族で2週間リアルな使い心地をレポートします

おすすめ鶏ハムの味付けバリエ3

【子どもに人気のコンソメハーブ味】

【材料】(2人分)
・鶏むね肉 1枚(約300g程度)
・オリーブオイル 大さじ1
・コンソメ(顆粒) 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・ハーブソルト 小さじ1/2
・にんにくのすりおろし 少々

【作り方】
(1)鶏肉は皮を取り除き、フォークで表面に数か所穴をあけます。ジッパー付き食品保存袋に入れて、調味料を全て加えてもみ込みます。

●ポイント:ここで使用しているハーブソルトとは、乾燥ハーブ(バジルやオレガノ、パセリなど)と塩を好みでブレンドしたものです。スーパーでもスパイスコーナーなどに「ハーブミックス」が売られていますので、お好みの物を使用してくださいね。

(2)内鍋に(1)を入れて水位MAXまで水を注ぎます。水に入れるとき、袋の口を少し開けておき、徐々に水に沈めていって最後に口をしっかり閉じると上手に空気を抜くことができます。

●ポイント:一度に2袋分まで入ります。味付けの違う2種類の鶏ハムを同時に作ることもできて便利!

(3)本体にセットして蒸しトレイをのせます。

(4)メニューを選ぶ→カテゴリーで探す→発酵・低温調理→サラダチキンに設定してスタートボタンを押します。1時間10分ほどで完成します。

●ポイント:最新モデルにはサラダチキンメニューがありますが、手動で設定する場合は調理温度を「71℃で1時間10分」に設定します。

以前の記事では「65℃で2時間」の設定で作ったのですが、これでも美味しくできました。60~70℃の温度で1時間以上加熱するのが低温調理の特徴です。食中毒を防ぐためにも、新鮮な食材を使い、調理後は冷蔵庫で保存し、1~2日以内に食べきるようにしましょう。

しっとり&旨味たっぷりの鶏ハムの完成です! 娘も「これ美味しい!」と喜んでたくさん食べてくれました。コンソメを使うことで風味が増し、子どもでも食べやすい味に仕上がります。ハーブの爽やかな香りも食欲をそそりますよ。

サラダのトッピングやサンドイッチの具など、色々な料理にアレンジしやすい洋風の味付けです。

【おつまみに最適!ビールが進むレモンペッパー味】

以下、分量のみご紹介しますがあとの2種類も作り方は同じです!

【材料】(2人分)
・鶏むね肉 1枚(約300g程度)
・オリーブオイル 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・ブラックペッパー 小さじ1~お好みで
・砂糖 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・にんにくのすりおろし 少々

ブラックペッパーが効いたピリッとスパイシーな鶏ハムはおつまみにぴったり! 普段はこういうヘルシー系の料理はあまり好まない夫ですが、この鶏ハムは好評でした。「ビールにも合うし、うまい!」とすっかり気に入ったようです。レモンの爽やかな風味もアクセントになっています。

【和風テイストが新鮮なこっくり味噌味】

【材料】(2人分)
・鶏むね肉 1枚(約300g程度)
・味噌 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・みりん 小さじ1
・酒 小さじ1

味噌風味の和風サラダチキンは、ちょっと意外性のある味わいですが、マイルドで食べやすい仕上がり。味が濃すぎないので子どもでも食べやすいと思います。漬け汁を少し煮詰めてソースにして食べると、コクのある味わいが楽しめます。

お鍋では難しい低温調理はホットクックにおまかせ

鶏むね肉に好みの味付けをしてホットクックに入れるだけで、面倒な温度管理をしなくても美味しい鶏ハムが作れるのは本当にうれしい! 市販品も便利ですが、自分で作れば材料にもこだわれますし、味付けもいろいろ調整できて楽しみが広がります。

鶏むね肉はお手頃で手に入る一方、パサつきが気になるという人も多いと思います。そんな人にこそ、このしっとりやわらかな仕上がりをぜひ体験してほしいです! 普段はがっつり系のメニューを喜ぶ夫にも予想以上に好評だったのが嬉しい驚きでした。

1.6Lタイプでも1度に2袋作ることができるので、異なる味付けのものを同時に仕込めるのも良いですね。低温調理のものはどうしても時間がかかりますが、仕込みは5分。袋に入れてから調理するのでにおい残りやこびりつきの心配がないのも実は楽ちんポイントです。後片付けの手間がかからないのはいいですね!

味付けのバリエーションを考えたり、アレンジしたりするのも楽しいので、しばらく鶏ハム作りにはまりそうです。

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