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大人になってから好きになった「おせち」TOP10!苦手から一転したもの…2位黒豆、1位は?

お正月に家族で囲む料理といえば、やっぱり「おせち」。黒豆、数の子など、縁起のいい食材が並びますが、子どもの頃は食べ慣れないためか、敬遠していた方も少なくないはず。けれど、大人になってから美味しさに気付いた!という話も耳にします。

そこで『kufura』では、20~60代の男女457人にアンケートを実施。「子どもの頃は苦手だったけれど、大人になってから好きになったおせち」について調査してみました。併せて理由も聞くと、味覚の変化という人だけはないようで……。ランキング結果とともにお届けしていきます!

まずは第10位~第6位までを発表!

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第10位:くわい・・・4票

「クワイの煮しめ。独特の食感がきらいだったけど、今はおいしく感じる」(51歳男性/その他)

第9位:海老・・・5票

「えびの煮たもの。えびは洋食でなければ食べられなかったのに、ただ煮ただけのえびの美味しさに、大人になってから気付きました」(53歳女性/その他)

第8位:かまぼこ・・・6票

「かまぼこ。小さい頃は練り物があまり好きではなかったけど、日本酒のお供にかまぼこというのを大人になってから覚えて好きになった」(55歳女性/その他)

第7位:伊達巻き・・・10票

「伊達巻き。厚焼き玉子みたいでカステラみたいな食感が嫌いでしたが、口直しとして食べるにはいい甘さです」(55歳男性/営業・販売)

第6位:田作り・・・20票

「田作り。甘ったるくてあまり好きじゃなかったが、少し苦さのある味わいが美味しい」(54歳女性/公務員)

「おせち」は日持ちするように考えられているため、濃い味付けものものが多かったり、食感が独特だったりして子どもの頃は舌に合わないことも。それが、味覚の変化とともに好みに合うようになったり、他の料理とのバランスで美味しい!と感じるようになった、という人が多いようです。

さてここからは、TOP5の発表です!

第5位:栗きんとん、紅白なます・・・各25票

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「子どものころは甘いものが苦手で、栗きんとんは嫌いだった。でも大人になって中年以降は食の好みが変わって食べられるようになった」(60歳男性/その他)

「栗きんとん。食事に栗は違うと思って食べなかったけど、栗ご飯もあるし、今は栗の甘さが普通に好き」(50歳女性/学生・フリーター)

「栗きんとんはおかずにならないから好きではなかったが、単体でも美味しく感じられるようになった」(36歳男性/その他)

「紅白なます。昔はすっぱいだけだったけど今はいい口直し」(43歳女性/その他)

「紅白なます。子どもの頃は酸っぱいのが苦手だったが、大人になって酸味をおいしく感じられるようになった」(39歳女性/その他)

栗の甘味とさつまいものねっとり感が美味しい「栗きんとん」。いかにも子どもに好まれそうですが、甘すぎる、おかずにならないなどの理由から、当時は苦手だったということで5位に。「紅白なます」の酸っぱさが、今ではこの酸味が箸休めになって◎!との声に筆者も納得です。

第4位:昆布巻き・・・29票

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「昆布巻き。昆布とお魚の組み合わせが苦手でしたが、大人になって美容と健康を考えて食べられるように」(49歳女性/主婦)

「昆布巻き。ぬるっとした食感があまり好きではなかったけれど、今では気にならない。磯の香りと味わいがおいしい」(52歳男性/その他)

「昆布巻き。風味が強すぎると感じていたが、旨味と中に巻かれた具材との調和が楽しめるようになった」(53歳男性/営業・販売)

「昆布巻き。濃い味付けが苦手だったがお酒を飲むようになって食べるようになった」(61歳男性/学生・フリーター)

「昆布巻き」はコメントにも見られたように、特有のぬめり感や磯の香りがしてちょっと大人の味という感じもしますし、醤油系のしっかりとした味付けを好きになれなかった方も少なくないようです。そうした食感や味わいがむしろ好きになった方だけでなく、健康面から箸をのばすようになったという人もいました。

第3位:煮しめ、煮物、筑前煮・・・32票

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「煮しめ。家内が作った物が美味しかった」(67歳男性/その他)

「煮物。地味で特別感もなかったため好きではなかったが、今はあるとほっとする」(47歳女性/その他)

「煮物。お酒を飲むようになってからはおつまみとして美味しく感じるようになった」(56歳男性/その他)

「煮物。大人になるとお出汁で炊かれた煮物が体に沁みておいしいと感じるようになった」(46歳男性/コンピュータ関連技術職)

「筑前煮。全然好きではなかったけど、結婚して健康を考えるようになってから好きになった」(43歳女性/主婦)

第3位にランクインしたのは「煮しめ、煮物、筑前煮」でした。野菜の煮物は、比較的ふだんから食べているからか、なんとなく地味で特別感が感じられないのかもしれません。そんな煮物も、大人になると主役級とは言わないまでもどこかホッとするとの声が多く見受けられました。なかには、奥さんの手料理で好きになったなんて素敵な声も!

第2位:黒豆・・・46票

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「黒豆。黒々べたべたしていて苦手だったが、今はあるだけ食べたいというくらい好き」(48歳男性/コンピュータ関連技術職)

「黒豆。子どもの頃は甘くて食事という感覚がもてなかったが、大人になってみると箸休めにちょうどいい事に気付いた」(43歳女性/その他)

「黒豆。甘い物は食事にはならないと考えていたが、意外にも日本酒に合う」(58歳男性/その他)

「黒豆が苦手でしたが、食わず嫌いとわかり自分もつくるようになり、大好きになりました」(61歳女性/その他)

「黒豆の煮物。昔はまったく好きではなかったが、今ではお正月でなくてもおやつとして食べるほど好きになった」(61歳男性/営業・販売)

おせちの定番「黒豆」が第2位に。栗きんとんと同様に、甘くて食事だと思えなかったとの声が多数でした。でも今では、“あるだけ食べたい”“正月以外でも食べるほど好き”など、一転してかなりハマっている様子。上品な甘味なので、1粒、また1粒と、ついつい箸が止まらなくなってしまいますね。

第1位:数の子・・・68票

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「かずのこ。子どもの時は苦みを感じて苦手だったが、大人になってから酒のアテに良いと思うようになった」(47歳男性/その他)

「数の子や魚系です。生臭くて嫌いだったのですがビールを飲みながら食べると美味しいです」(63歳女性/主婦)

「かずのこ。小さい頃は苦手な味だったが、大人になってからは絶妙な塩加減が癖になって良く食べるようになった」(48歳男性/その他)

「数の子。プチプチして気持ち悪かったけど、今はそれが美味しいと感じる」(41歳女性/主婦)

「数の子。昔は好きではなかったが、今はないとおせちを食べた気がしないほど欠かせない。歯ごたえと風味がいい」(50歳男性/その他)

第1位に輝いたのは「数の子」! やはりあのコリコリ、プチプチといった独特の歯ごたえが苦手の理由に挙げられていましたが、今や、「ないとおせちを食べた気がしない!」という人もいるほど。あれほど嫌だったしょっぱさや苦みが、お酒をたしなむようになってからクセになった、という人も続出しました。たしかに、筆者もいつの間にか好きになっていたような……味覚の変化とは不思議ですね。

 

今回のアンケートで、「特にない」と回答した人はごく少数。味が濃い、苦いなどの理由から、子どもの頃は何かしら苦手なおせち料理があった、という人が大半でした。しかし、成長するとその美味しさや奥深さに気付いたという方がほとんど! お正月には、“これは克服できた”“これはいまだに苦手……”等々、みんなで盛り上がるのも一興ですね。

あーこ
あーこ

趣味は、ショッピング、寺社仏閣巡り、歌舞伎鑑賞など。短大時代に生け花や茶道に触れ、伝統文化に興味を持つ。花が好きなこともあり、花屋での勤務も経験。また、わんこも大好きで、愛犬の初老チワワに癒される毎日です。

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