「風邪で寝込んだときに食べるもの」TOP10
null20代~40代の女性500名を対象に、「熱が出て寝込むような風邪をひいたときに食べるものは何ですか?」と質問。16個の選択肢のなかから回答を1つだけ選んでもらいました。
トップ10の結果を早速見ていきましょう。
第10位:桃・みかんなど果物の缶詰・・・9票(1.8%)
第9位:ポタージュ・・・10票(2.0%)
第8位:味噌汁・・・17票(3.4%)
第7位:プリン・・・24票(4.8%)
第6位:リンゴ・・・29票(5.8%)
第5位:ゼリー・・・30票(6.0%)
第4位:アイスクリーム・・・32票(6.4%)
第3位:おじや・・・52票(10.4%)
第2位:うどん・・・68票(13.6%)
第1位:お粥・・・154票(30.8%)
体調を崩したときの定番料理「お粥」がダントツという結果になりました。
「お粥」と同じくご飯を柔らかい状態にした「おじや」を抑えて「うどん」が第2位にランクイン。消化がよく、からだが温まりそうな料理が上位3つを占めましたね。
第4位~第7位にかけては、デザート系の食品が並びました。
食欲がないときや喉の痛みが辛いときでも、「アイスクリーム」「ゼリー」「すりおろしたリンゴ」「プリン」など、甘くて、あまり噛む必要がなく簡単に食べられるものならウェルカムという人も多いようですね。
ちなみに、一般社団法人アイスクリーム協会のホームページによれば、アイスクリームは乳成分の量によって、“アイスクリーム”、“アイスミルク”、“ラクトアイス”、“氷菓”の4つに分かれます。
なかでも“アイスクリーム”は、他の種類よりも栄養価が高めなのだそう。家族などが風邪をひいて「アイスクリームが食べたい」と言われたときは、パッケージで種類を確認して買うようにしましょう。
また、アイスクリームを食べたあとは、からだが冷えないように温かくすることもお忘れなく!
管理栄養士が伝授! 寝込んだときの「お粥」「おじや」おすすめアレンジ
nullさて、ランキングの1位と3位に入った「お粥」と「おじや」には、いろいろなアレンジ方法がありますよね。『体を悪くする やってはいけない食べ方』(青春出版社)の著者で管理栄養士の望月理恵子さんに、おすすめの食べ方を教えていただきました。
(1)「薬味」などで食欲アップ!
「しそや少量の生姜などの香草系の薬味は、食べやすく、食欲も増進させるので良いですね。好きな方は、梅肉を入れても食欲が増すのでおすすめです」(望月さん、以下「」内同)
(2)「とき卵」で栄養補給
「とき卵を入れると、栄養補給としてもGOOD。生卵や茹で卵にすると消化が悪いので、あくまでも半熟状態がおすすめです」
(3)薬を飲んでいなければ「少量のお酒」も!?
「お薬を飲んでいない状態であれば、少量のお酒を入れるのも良いですね。
お粥やおじやに少量のお酒を加えると、血行をよくして体温を上げてくれる働きがあります。
また、ウイルスを撃退するために必要な糖分とアミノ酸も含んでいます。寝つきもよくなりますね。
一度火にかけることでアルコールをとばしますが、風邪薬との併用はNGです」
望月さんによると、塩分は体を温めるものの濃すぎると胃に負担をかけてしまうため、全体的に薄味がおすすめとのこと。
丈夫な人でも、ちょっとうっかりすると風邪でダウンしてしまうことがありますよね。もし寝込んでしまったら、今回の記事を参考に栄養をしっかりとりましょう。
【取材協力】
望月理恵子
株式会社Luce代表取締役、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、 服部栄養専門学校特別講師、健康検定協会主催、日本臨床栄養協会評議員、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。共著に『健康管理する人が必ず知っておきたい栄養学の◯と×』(誠文堂新光社)、新著は『体を悪くする やってはいけない食べ方』(青春出版社)。
【参考】