こんにちは、島本美由紀です。連載第9回目のテーマは「長ねぎ」。薬味だけでなく、メイン料理や汁物などにも使える長ねぎは、家に常備しておきたい万能野菜です。いつでもシャキシャキの食感を楽しめるよう、乾燥に気をつけて上手に保存していきましょう。
美味しい長ねぎの選び方
長ねぎ特有の、あのシャキシャキの食感をしっかり味わうためにも、まずは新鮮で美味しい長ねぎを選ぶことが大切です。
・光沢とつやのあるものがおすすめ
長ねぎは白い部分と青い部分との境目がはっきりしていて、白い部分に光沢とつやのあるものがおすすめです。全体的に張りがあり、締まっているものを選びましょう。
・乾燥していないか要チェック
青い部分が黄色くなりかけていたり、しんなりしているものは鮮度が落ちているので避けます。また、なんとなく乾燥しているものもNGです。
長ねぎの冷蔵保存の仕方
長ねぎはそのまま保存すると、すぐに表面が乾燥してしまうので、買ったままの状態で数日間保存するのはやめましょう。
・ビンに立てた状態で水を注いで保存
長ねぎを冷蔵保存する際、まずはフタ付きのビンを用意します。長ねぎをビンの高さに合わせて切り、切った長ねぎをビンに立てて入れます。ビンの底から2㎝くらいの高さまで水を注ぎ、フタをして野菜室で保存しましょう。3~4日に1度は必ず水を取り替えます。
・保存袋を使うことも可能
ビンがない場合は、ジッパー付きの保存袋を使ってもOK。水を入れたら、倒れないように立てて保存してください。
長ねぎの冷凍保存の仕方
長ねぎは冷凍すると、辛み成分である硫化アリルが抜けて甘みが増します。凍ったまま炒め物やスープなどに利用することができるので、冷凍しておくととても便利です。
・みじん切りは冷凍後に
冷凍保存袋のサイズに合わせて長ねぎを等分にカットし、保存袋に入れて保存します。縦向きに入れると、使うときに取り出しやすくて便利です。
使うときは、凍ったまま好みの大きさに切って、そのまま料理に使います。凍ったままでもサクサク切れるので、手間のかかるみじん切りは冷凍後がおすすめです。
・好きな形にカットしてOK
ななめ切りや小口切りなど、自分の使いやすい大きさに長ねぎをカットしてから冷凍保存袋に入れて冷凍することもできます。くっつかないように、きれいに並べた状態で保存袋に入れて冷凍しましょう。調理の際は、凍ったまま使用します。
長ねぎの保存期間の目安
長ねぎの保存期間の目安は、以下のとおりです。
・冷蔵保存の場合の目安
先ほどご紹介したように、水を注いだビンに立てて保存すれば、大体10~14日ほど長持ちします。注いだ水が乾燥を防いでくれるので、シャキシャキの食感もしっかりキープ。3~4日に1度でいいので、水の取り替えを忘れないようにしてください。
・冷凍保存の場合の目安
保存袋の長さに合わせてカットした場合でも、ななめ切りや小口切りなどにカットにした場合でも、保存期間は大体3~4週間です。
ラクワザ!簡単にササっと白髪ねぎを作る方法
皆さんは、白髪ねぎをよく作りますか? 料理に添えると見た目がグンと美しくなり、薬味として料理の味も高めてくれますが、細くきれいにカットするのはなかなか難しく、面倒くさいもの。でも、次に紹介する方法なら、簡単にササっと白髪ねぎを作ることができます。
・フォークを使えば白髪ねぎも簡単!
長ねぎの根元を切り落とし、切った根元から7~8㎝ほどの位置にフォークを突き刺します。そこから下に向かって、繰り返しフォークを引きましょう。長ねぎが細かく引き裂かれたら、刺し始めの位置を包丁で切り落とし、水にさらせば白髪ねぎの完成です。
包丁で細くカットするよりもずっと簡単ですし、料理の彩りとしても使えるこの白髪ねぎの作り方を知っておくと、すごく便利でおすすめです。
いかがでしたか? 冬が旬の長ねぎは、今がいちばん美味しくて価格も安いとき。冷凍した長ねぎは甘さが増してさらに美味しくなるので、この機会にまとめ買いをして、いっきに冷凍しちゃいましょう。ぜひ、いろいろな料理に活用しながら、長ねぎの美味しさをじっくりと味わってみてください。