毎回悩む!義実家やその周囲への手土産
毎回悩む!義実家やその周囲への手土産自分の実家への手土産なら選びやすいが、義実家となるとそうはいかないという人も多いでしょう。しかし、手土産の基本は誰が相手でも変わりません。受け取る側の好み、食べ物ならば日持ち、量などをきちんと把握することが第一です。
迎える義父母の側もかなり気を使って準備しているはず。そんな相手の気持ちに応えるためにも、心のこもったお土産を選びたいですね。
義実家への手土産の相場
訪問する頻度にもよりますが、一般的な手土産と同様に3,000円~5,000円程度と考えればよいでしょう。
高い頻度で夫の実家に通うという人も、気軽な値段のお菓子やその日の献立に役立つ生鮮食品など、ささやかでも手土産を持っていくのが、良いコミュニケーションを維持するコツかもしれません。
先が長くて関係性の近いお付き合いだからこそ、自分のお財布事情やその他の条件も加味して、無理のない範囲で上手に手土産を選んでみましょう。
実家の近所や親類への手土産
特にお盆やお正月の帰省ならば、夫の親類、友人、親しい近所の人などと顔を合わせることが多くあります。できれば事前に義両親に様子を聞いておき、必要な数を用意しておきましょう。
地方によって慣習などもあるでしょうから、内容についてもできれば事前に義両親と相談し、アドバイスしてもらうとよいでしょう。
一般的には1,000円前後のもので充分です。必要と思われる数より少し多めに準備すると安心。量によっては前もって義実家に宅配便で送っておくとスマートです。
余ったら、義両親に頼んで、当日や滞在中に会えなかった人達に渡してもらいましょう。一般的には日持ちのするお菓子などが最適です。
喜ばれる手土産の例
喜ばれる手土産の例では、具体的には手土産として持参するのはどんなものがいいかを考えてみましょう。
(1)お酒
お酒が好きなタイプであれば、ビールを箱で届けたり、定評のある日本酒や焼酎なども喜ばれそうです。最近ではワイン、シャンパンなどを好む高齢の方も多いので、好みをリサーチしておくとよいでしょう。
お酒は一緒に楽しむ「お持たせ」にもなります。日持ちが良く、その日に飲む機会がなくても安心してお土産にできます。重いものなので、交通手段によっては前もって宅配にしても。
(2)お菓子
お菓子は定番のお土産ではありますが、非常に多くのバリエーションもあるため選ぶのに困らないものでもあります。
お持たせとしてその場で消費できる想定なら問題ありませんが、そうでない場合はできるだけ日持ちするものを選ぶのが基本です。
甘いもの全般が苦手、和菓子はあまり食べない……などのケースもありますから、ここでも事前のリサーチが大切です。おせんべいなどの米菓はその点で無難なものと言えます。
(3)話題になっている物
TVなどで取り上げられている有名なお店や行列ができるお店、購入に予約が必要な食べ物などは、高齢の方や地方に住んでいる義両親には購入が難しいこともが多いでしょう。
特に外出を控えたり、情報が少ない義両親にはなおさらです。楽しい話題の元にもなるでしょう。
(4)花束・アレンジメント
後に残らないものが手土産の基本。”消え物”といえば食べ物ですが、お花もその条件を満たすものです。お花を受け取るチャンスはお誕生日や母の日・父の日などのイベントの時しかないという人も多いでしょう。
お花のお土産は部屋も明るくなり、気持ちも華やぎます。花瓶が揃っている事が分からない場合はアレンジメントを選ぶなどの配慮も。
(5)お茶、紅茶、コーヒー、ジュース類など飲料
緑茶、紅茶、コーヒー、ジュースなどの飲料もおすすめです。これも日持ちを気にしなくてよいお土産ですね。お酒が飲めない家族がいる場合などにも向きます。
コーヒーは豆のままか挽いた粉がいいか、紅茶なら茶葉かティーバッグかなど、家庭によって好みがありますので、できれば事前に確認しておきます。
(6)精肉
訪ねた際に皆で食べるものとして、生鮮食品ならお肉も定番です。しゃぶしゃぶ、鉄板焼き、すき焼きなど事前に相談しておくと良いでしょう。
鮮度が大切ですから、持ち歩きの時間が心配な場合はお店から前もって冷蔵便で届けるのもよい方法です。
(7)果物
果物もお土産には最適。少し値の張る果物は、案外自分ではあまり買わないものです。
すぐに食べられるものか、少しおいてから食べた方がいいものかなど果物によっても違いますから、目的によって選びます。こちらも産地直送で宅配してもらえば、傷つきやすい果物でも美しいまま届けることができます。
(8)写真類
孫の成長記録などをフォトブックにしてプレゼントすれば、長く楽しんでもらえますね。また、アプリなどを使って動画や写真を編集したものを、テレビにつなげて見せてあげることもできます。思い出のお土産ですね。
お土産の渡すときのひと言
お土産の渡すときのひと言事前にリサーチしてあったものに関しては「お好きだと聞いたものですから」などひと言添えて手渡します。ありきたりの「つまらないものですが」、「お口に合うと良いのですが」などの言葉は、よそよそしさも感じがちです。
一方、若い人の好みで選んだものは新鮮味もあって、その機会に好きになるものもあるかもしれません。自分が好きなものを「ぜひ召し上がってほしくてお持ちしました」と率直に手渡すのも好感を持たれるのではないでしょうか。
「今、評判で私も食べてみたかったんです!」「ご一緒に楽しめればと」など、自分自身の言葉で品物を選んだ気持ちを率直に伝えましょう。
自分達のために選んでくれたお土産は、受け取る側はそれだけで嬉しいものです。心を込めた品選びが大切なのは言うまでもありませんが、自分のセンスをアピールできる良い機会だと考えて、ぜひ楽しんで手土産を選んでみてくださいね。