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【お中元のマナー】お中元にお返し・お礼状は必要?お返しを贈る場合の相場やタイミングについても解説します

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日頃の感謝の気持ちを表すお中元。お互いに贈り合っている場合はよいのですが、自分が贈っていない相手から受け取った場合は、お返しなどは必要なのでしょうか? お返しをする場合の金額の目安などについても注意が必要です。また、職務上などの理由でお中元の受け取りを断らなければいけない時のマナーについても。マナーアドバイザーの松本繁美さんによる、日常生活で活かせるマナー講座です。

お中元を受け取ったらまずはお礼状を

自分が贈っている・いないに関わらず、無事に届いたことのお知らせもかねて必ずお礼状を出すようにします。できれば到着後3日以内、遅くとも1週間以内には送るようにしましょう。親しい相手ならはがきでもいいですが、ビジネス関係の相手には縦書きの便箋に書いたお礼状を封書で出すのが丁寧です。

お礼状の書き方や文例などについては、『まずは感謝の気持ちを伝えよう!お中元を受け取ったときのお礼状の書き方と文例集』に詳しくまとめましたので、参考にしてください。

原則、お中元のお返しは不要

そもそもお中元は「お世話になっている」という感謝の気持ちを贈るもので、特に目上の人が受け取った場合はお返しをする必要はないとされています。しかし相手が同僚や友人、兄弟姉妹など同等の立場であればお返しをするというパターンが多いようです。また、日本人特有の「いただき物にはお返しをする」という慣習からも、同等の立場ではなくてもお返しをするというパターンが増えています。

お返しをするときは半額~同額が目安

お返しの中身は同じものにするのは避け、できれば相手の好みのものを選びます。お中元のシーズン中であればギフト商品から選べば間違いないでしょう。

金額的には、受け取ったものの半額から同等額のものを選ぶようにします。贈る相手が同等の立場であれば同等額のものを、立場の違う相手であれば半額または同等額より少し控えめな金額のものを選びましょう。

そして絶対に避けなければならないのが「もらった金額以上の、明らかに高額な商品をお返しとして贈る」こと。これは「今後お中元は結構です」ということを意味します。喜んでもらおうと高額なものを贈ってしまうとかえって失礼になるので気を付けなければなりません。

お返しは「お中元」にこだわらなくてもOK

お返しを贈る時期がまだお中元の時期(東日本:7月15日、西日本:8月15日までが目安)であれば「お中元」としてお返しして問題ありません。ほかには「御礼」として贈る場合もあります。また、お中元の時期を過ぎている場合、東日本であれば立秋までは「暑中見舞い」(目上の相手には「暑中御伺」)、立秋以降や西日本の8月16日以降は「残暑見舞い・残暑御伺」として贈ることができます。

期間の決まった贈答ですので、その間にお返しを急いで贈らなければと考えなくても大丈夫。お中元を受け取ってすぐにお中元としてお返しを贈るより、少し時間を空けて暑中見舞いや残暑見舞いとして贈る方が奥ゆかしい感じがするということもあります。

お中元を断らなくてはいけない場合

お中元のやりとりをするのは継続的なお付き合いの場合がほとんどですが、さまざまな理由から、お中元を断らなければならない場合もあります。また、ビジネス上では会社の規則により品物を受け取れないという人もいるでしょう。

お中元を断る場合、品物だけを返送したり、理由を述べずに断ったりすることは無礼なふるまいになります。まずは相手の厚意に対してしっかりとお礼を述べ、「今後のお中元についてはご遠慮申し上げる」という旨をきちんと伝えることが必要です。

その際は、贈ってもらったお中元に対してお礼を述べたあと、以下のような文面で今後の断りを入れます。
「今後はこのようなお心遣いはなさいませんようにお願いいたします」
「ご厚意に感謝いたしますが、お気持ちだけ有難く頂戴いたします」

事情を理解してもらえるような文言を選び、「今後とも変わらぬお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。」と一言添えることによって、これからも良好な関係を築きたいということを伝えましょう。

 

お中元に限らず、お礼状を出すことや適切なお返しを選ぶことは大切なこと。毎回が、自分自身のマナーやセンスを磨くチャンスだと思って、誠心誠意を尽くして丁寧にことを進めましょう。相手にも「贈ってよかった」と思ってもらえるよう、礼儀にのっとったお礼状を書き、楽しんで相手が喜んでくれるギフト選びをしましょう。

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