新築祝いに人気のギフト
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新築祝いにふさわしい品物はいろいろとあります。まずは、新居で必要となるタオル類やキッチン用品、バスグッズなどの実用的な日用品。新居を飾るインテリアグリーン（観葉植物）も新築祝いに選ばれることが多い贈り物です。
新築祝いのギフトで避けた方がよいもの
新築祝いならではの、贈ってはいけないとされる品物も存在します。ギフトを選ぶ際は注意してください。
【1】火事を連想させるもの
灰皿やライター、コンロやストーブといった火に関係する品物。火事を連想させるので縁起が悪いといわれており、新築祝いにはふさわしくありません。タオルなどを贈る場合でも、赤い色は火を連想させてしまうので避けます。
【2】壁に掛けるもの
壁掛け時計や壁掛けの絵など、壁に掛ける品物は新築したばかりの家の壁に穴をあけることになるので、リクエストを受けた時以外は避けた方がよいでしょう。
【3】履物、足で踏むもの
すてきなルームシューズなども新築祝いによさそうに思われますが、スリッパ、靴、靴下、マット類などは「踏む」というイメージを持つことから、特に目上の人に贈るのはタブーとされます。
【4】その他
お祝いごとの贈り物全般で、「縁切り」を連想させるナイフやハサミ、弔事の定番であるお茶や海苔、「別れ」を意味するハンカチも避けたほうが無難です。
ギフトにのしをかける場合
水引は赤白の蝶結び
新築祝いは何度あっても喜ばしいお祝いごとですので、水引は赤白の蝶結びを選びます。新築祝いを始め、お中元、お歳暮、入学祝いなどに使う形です。
表書きには「新築御祝」「祝御新築」など
新築祝いを贈るときの名目には「新築御祝」「祝御新築」「御新築祝」「御祝」などがあります。このときは筆か筆ペンを用いますが、字がかすれたり、墨が薄くなったりしないように気を付けます。
また、自分の名前は上段の名目（「新築御祝」「祝御新築」など）より、やや小さくなるように、崩さず、楷書体でフルネームを書きます。連名になる場合などは「もう迷わない！のし紙・のし袋の表書きと中袋の書き方を徹底解説」を参照してください。
新築祝いの豆知識：アメリカの新築祝い
アメリカでは引っ越しの際、“Housewarming Party”を開きます。「家を温める」という名前の通り、友人やご近所の人達を招いて新しい家でワイワイと過ごすのです。
その際、引っ越し直後なら、カゴにパンやクッキーなどのそのまま食べられるもの、ワインなどの飲み物やグラス類、紙ナプキンなど、すぐ使えるものをセットにして贈ることもあります。
新しい街でどこで何を買ったらよいのかわからない、片付けに忙しくて食事の用意もままならないなどの場合に役立つようにとの、心遣いのギフトです。
親しい間柄なら、この慣習を日本でも新築祝いの参考にしてみてはいかがでしょうか。メインのワインを少し高級なものにして、おしゃれな台所用品、食器やカトラリー、チーズなどと組み合わせて贈ると、実用的ですぐに役立ててもらえる楽しいギフトになります。
いかがでしたか？ 新築祝いは人生で一度あるかないかという、大切なお祝いです。その分タブーなども存在しますので、新しい門出にふさわしい、心のこもった贈り物を選べるといいですね。
