最終回の今だから言っちゃう!
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実は私……
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山田シャルロッテです。
「今だから言えるんだけど、実はね」と切り出されると、ドキッとしますよね。この枕詞で始まる話題といえば、以下のような感じでしょうか?
・今はAだと思っている人の、最初の頃の印象がBだった。
・以前は秘密にしていた情報だが、何らかの状況変化に添って解禁することにした。
前者のケースは、わりと盛り上がります。「あの時、本当はこうだった」という情報って、くだらない事でも、相手と共通の思い出を掘り返す、という意味で、楽しいですよね。
後者のケースは、内容によります。「以前は秘密だったけれど、解禁しても良くなった」という事は、内容がゴシップならば「もうある程度知れ渡ったから」など、秘密の度合いや緊張度が下落した状態でしょう。
「語る人との距離感が近くなった」という理由で解禁されるケースでは、語る側がこれまで「秘密!」と思っていたほど、聞く側にとっては緊張感を感じない内容だったり、という事が多いです。たとえば…
・自分は、昔は○○だった。
今現在の交流と関係ない要素は、聞く側にとってはだいたい、問題にはなりません。
・実は自分は、こんな隠れた一面を持っている。
自ら暴露できる程度なら、さほど深刻ではないでしょう。
こと、自分語りに関しては、「今だから言えるんだけど、実はね」という前置きは、「相手の期待感」という、あげなくていいハードルをあげる、危険行為かもしれません。
「今だから言えるんだけど、実はね」の後に、本当に超ド級のビックリ告白を聞かされた、という経験、みなさん、ありますか?すごい告白でも、前置きせずにさらっと話されたほうが、聞く側のビックリ度が大きいんじゃないでしょうか?
…ということで、記事の最後ですが、本連載『ママトモ同志』、今回が最終回です。「え?最終回?初めて読んだんですけど」って、そっちのほうに驚いた人は、ぜひ過去回のマンガも読んでやってくださいね(笑)。
掲載サイト『kufura』、2025年いっぱいでサービス終了となりますが、筆者の記事と漫画のほかにも「暮らしのくふう」のヒントになる、ポジティブな記事がたくさんございます。
ネガティブでインパクトの強い話はセンセーショナルで話題になりやすいですが、時に気持ちがすさみますよね。前向きになりたい時は、ぜひ『kufura』をお訪ねくださいね。
ではまた、新たなどこかでお会いできる日を楽しみに。ご愛読ありがとうございました!
ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。













