ファッションやメイクが大きく変化
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「スカートスタイル。足に自信がなくなり、パンツの方がよいと感じたから」(69歳/主婦)
「ハイヒールの靴。足が痛むだけ」(62歳/主婦)
「ハイヒール。働いていないので動きやすいスニーカーの方がよい」(52歳/主婦)
50歳を過ぎると、ファッションにも変化が見られるようです。それまで足を出すスカートを履いていたとしても、パンツスタイルが多くなるようですね。むくみがあったり、少し太くなったりすることもあって、足を出す自信がなくなることもあるそう。
またハイヒールは見た目はとてもかっこよいですが、足への負担が大きくなりますね。フラットシューズやスニーカーの方が動きやすいこともあって、ハイヒールを卒業することもあるようです。
「アイメイクをやめました。アイメイクをしたら余計に老けて見えると子どもに指摘され、その通りだなと」(56歳/主婦)
「白髪染め。染めないといけないと思う煩わしさから解放された」(62歳/主婦)
年齢を重ねると肌の状態も変わります。若いときよりもハリや弾力がなくなったりくすみた出てきたり。そのためメイクを変える、場合によってはしなくなることもあります。
日焼け止めをつけるなど紫外線によるダメージ対策はするのでしょうが、ファンデーションをつけない、アイメイクをしないなど、できるだけ自然体を意識するようになるのかもしれません。
それは髪でも同じですね。白髪が目立ってくると染めたくなりますが、一度染めるとその先もずっと染めることに。ちょっと白髪が見えただけで気になってしまうため、思い切って白髪を染めないようにするという考えもあり。白髪が混じったグレーヘアーも素敵ですからね。
欲しいものではなく、必要なものを買うように
null「洋服の買い過ぎをやめた」(62歳/主婦)
「高価な洋服を買うことをやめました」(69歳/主婦)
「推しグッズの収集。集めても使用しないでしまっているだけで、残しても仕方がない」(53歳/総務・人事・事務)
ファッションに関することではありますが、洋服へのお金の使い方を変えたという意見もあります。トレンドにあわせた服や価格が高いブランドの服などは、買わないようになったようです。動きやすく、着やすい服を選んでいるのかもしれませんね。
また推し活がブームですが、グッズの購入を控える人もいます。推しを応援するのは変わらないとしても、グッズを持たなくてもいいという考えに変わったのでしょう。
欲しいものというよりは、日常生活で必要なもの、生活を便利にしてくれるようなものを買うようになったのかもしれません。
人付き合いは煩わしい…。気遣いをしない付き合い方へ
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「近所付き合い、人と接すること、夫への期待、電話に出ること、何事も理解すること、何事も我慢することなど。理由は時間を無駄にしたくないから」(52歳/主婦)
「親戚、友人、近所付き合いをやめた。行事ごとに付き合う必要がなくなり、煩わしさから解放された」(64歳/専業主婦)
「無理な人付き合い。人に気を遣って神経をすり減らすことをやめて、自宅でのんびりすることを優先するようになったら楽になった」(50歳/パート・アルバイト)
「人とつるむのをやめた。1人の時間が増えたし、やりたいことをする時間を持てるようになっている」(56歳/営業・販売)
「友達との縁切り。すごく楽になった。1人がこんなに楽で楽しいものだとは若い頃は想像もできなかった」(53歳/主婦)
「母と距離を置いて、自分のために人生を歩み始めた」(62歳/その他)
人生では必ず人とのつながりが生まれるもの。仕事やご近所、親戚など付き合っていかなければならない人はたくさんいることでしょう。でも、よく考えてみると特に付き合いがなくなっても困らないと感じる人もいるのでは?
そのような人と距離を置くことで、自分の時間が増えたり、気持ちが楽になったりするそうです。中には親と距離をとった人もいますが、子どもの頃から親と関わってきている中で、自分に悪い影響があると感じたのかもしれませんね。いくら親とはいえ、自分の人生は自分で決めるという決意のようなものを感じます。
「こうであるべき」という固定概念を捨てた
null「週に2日、夫の晩御飯を作らない。もっと増やして、いずれは作る日を0にしたい」(61歳/主婦)
「こうすべきという考えをやめた。朝洗濯すべき、このバッグにすべき、年賀状を出すべき、年末年始やお盆休みは実家に帰るべきなど」(58歳/その他)
これまでの生活を振り返ると、「こうあるべき」という考えがあり、それに従っていたという人も少なくないかもしれません。家事をすべき、このファッションであるべきなど、世間の考えも影響してきそうです。その考えを捨てることで、ずいぶんと楽になったようですね。
自分の好きなスタイルや生活リズムが作れるようになり、快適に過ごしていることがうかがえます。
自分の心身に向き合う。無理をしなくなった
null「無理に頑張ること。そろそろ肩の力を抜いてもいいんじゃないかと思ったら、ふっと楽になった」(53歳/主婦)
「いろいろなことに無理をしなくなりました。急いだり焦ったりしてしまいそうなときは、深呼吸してから行動するようにしました」(64歳/主婦)
50歳を過ぎると、体力が落ちたり疲れがたまりやすくなったりするなど、身体的な衰えも出てきそうです。また仕事やプライベートでもしなければならないことが増えるのでしょう。それらに振り回されると自分のペースが乱れてしまいますし、本来うまくいくことでも失敗してしまう恐れがあります。
無理をしたり焦ったりするのをやめて、余裕を持って過ごすようにしているそう。自分の心や体の声に耳を傾けるのも大切なことですね。
50歳を超え、さらに年齢を重ねていくと、自分自身や生活環境もどんどん変化してきます。若いときほど体力もなく、無理がきかなくなることも。人生はまだまだ続きますから、無理は禁物ですね。自分の心の声をしっかりと聞いて、それにあわせた生活をすることが求められそうです。

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。