一番の「困った」は歩道のすれ違い
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「傘が大きいものは狭い道などですれ違いにくい」(40歳/女性/その他)
「狭い道路で日傘をさした人が並んでいて、道が通りづらかった」(30歳/女性/その他)
「歩道ですれ違う時などは、少し日傘を傾けるなどして避けて欲しい」(55歳/男性/総務・人事・事務)
「狭い歩道を歩いていて、通行量が多いときは、邪魔にならないように端に寄るか、遠慮して欲しい」(52歳/男性/その他)
「日傘をさして道のど真ん中を歩かれると邪魔なので配慮してほしい」(29歳/男性/その他)
今回もっとも多く寄せられたのが、歩道で日傘をさしている人がいるシチュエーション。日傘をさして横並びで歩くと、それだけで歩道をふさいでしまうこともあります。筆者も、お昼時に歩道を日傘の女性たちが横並びでおしゃべりしながら歩いていて、まるで“通せんぼ”をされているような状況になったことが……。
背の高い男性はヒヤッとすることも
また、男性から多く上がったのが身長の差によるリスク。
「先端が目の近くに来て危険だから気を配ってほしい」(57歳/男性/営業・販売)
「すれ違う時に目の高さに傘があると怖い。他人のことも考えてほしい」(57歳/男性/金融関係)
「背が低い人が通ると傘の骨組みが顔に当たる」(48歳/男性/営業・販売)
背の高い男性からすると、ちょうど目線の位置や顔の高さに日傘があたることも多く、後ろを歩く際やすれ違う時にヒヤッとする場面があるようです。特に日差しを避けようと斜めに日傘をさすと傘の先端が当たりそうになることも。怪我をする危険性を考えると、狭い場所で日傘を使用する場合は周囲への気配りがマストといえそうです。
人混みや行列に並ぶとき
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「飲食店に並ぶ時に傘は邪魔です」(51歳/女性/主婦)
「信号待ちで並んでる時に、その人が振り返ったり動いたりしたら当たること。周りに人がいないか配慮して欲しい」(45歳/女性/主婦)
「アーケード内でもさしている人。人でごった返している時は傘があたって危険です」(53歳/女性/その他)
「遊園地でアトラクションに並んでる時に後ろの人の日傘が頭に当たってきて、痛い」(45歳/男性/営業・販売)
人混みの中では日傘が周囲に当たってしまうリスクが高いうえ、行列に並ぶ際は間隔があいたり閉じるタイミングで傘先が当たってしまったりすることも。「行列ができているときに傘を開いているときや閉じるときに白い目で見られて嫌味を言われたので、自分でそれを気を付けたいと思う」(46歳/女性/その他)といった、日傘をさす人からの体験談も聞かれました。
観戦中の日傘は避けた方が吉?
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「運動会で前列に日傘をさされると後ろの人は本当に見えづらく迷惑」(44歳/女性/その他)
「スポーツ観戦で前の人が日傘をさしていると見えない」(51歳/女性/主婦)
「野球場で前の人が日傘を使うと邪魔」(45歳/男性/営業・販売)
子どもの運動会や屋外でのスポーツ観戦時は日よけになる場所も少なく、熱中症対策も兼ねて日傘をさしたい気持ちもわかります。しかし、周囲にとっては視界が遮られてしまったり日傘の分だけ場所をとってしまったりと、迷惑と思われる可能性が……。よほど広々とした場所で観戦する場合を除いては、日傘の使用はよく考えてから、がよさそうです。
日傘の開閉時や持ち方にも配慮を
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場所やシチュエーションに限らず、日傘をさすタイミングやさしているときの様子にも「困った」場面が。
「日傘を開くタイミングが分からなくてあたりそうになった」(44歳/女性/主婦)
「傘を斜めにさしすぎてぶつかりそうになること」(33歳/女性/弁護士)
「安全のために周囲に人がいるところで傘を激しく動かさないでもらいたい」(58歳/女性/その他)
「傘が黒く、前が見づらいのに前を見ていない人」(41歳/男性/その他)
紫外線カット率が高い日傘は傘の内側が黒く加工されているものも多いため、きちんと周囲を見ていないとぶつかってしまうことがあります。「日傘をさしてスマホをいじくりながら歩く人。危ない」(51歳/男性/その他)と、具体的な声をあげている人も。
紫外線対策に便利な日傘ですが、どんな場面であれ日傘を使用していない人が周囲にいる場合は配慮が必要といえそう。最近では日傘に限らず紫外線・熱中症対策グッズは多種多様に発売されています。時と場合によって帽子や日焼け止めなど別の方法で対策するのもいいかもしれませんね。