女友達と「話が合わなくなった」と感じたことはある?
nullまず、女友達との関係が変化し、話が合わなくなることがよくあるのか、それともまれなことなのかを知るために、調査結果を見てみましょう。
【あなたは、これまでに女友達と話が合わなくなったと感じたことはありますか?】
よくある・・・19.3%(34人)
たまにある・・・55.7%(98人)
ない・・・11.9%(21人)
ほとんどない・・・13.1%(23人)
「たまにある」と答えた人が最も多く、全体の55.7%を占めました。半数以上の人が女友達との会話に違和感を感じた経験があることが分かります。女友達と話が合わなくなるという現象は、決して珍しいことではないようです。
では、女友達と話が合わなくなったと感じたとき、みなさんはどうしているのでしょうか? 実際の行動を見てみましょう。
【女友達と話が合わなくなった時、あなたはどうしますか?(複数回答可)】
距離をおく・・・30.3%(40人)
何もしない・・・30.3%(40人)
こちらからは話しかけない、連絡しない・・・12.9%(17人)
縁を切る・・・2.3%(3人)
わからない・・・0.8%(1人)
最も多かったのは「距離をおく」と「何もしない」で、それぞれ30.3%でした。これからも関係を続けたいという気持ちを持ちながらも、少し距離を取ったり、自分からはアクションを起こさず、自然に関係がどう変化するのか様子を見る人が多いようです。
一方で「縁を切る」と答えた人は少数派でした。友達との関係を完全に絶つというよりは、少し距離を取る、もしくは無理に接しないという対応を取る傾向が多いことが伺えます。

違和感や話が合わない……どんなとき?
nullでは、具体的にどういった理由で「話が合わなくなった」と感じるのでしょうか? アンケートに寄せられた体験談で多かったものをご紹介します。
ライフステージの変化による話題のズレ
結婚や出産など、ライフステージが変わると、生活や価値観にも変化があり、それが友達との関係にも影響を与えると回答した人が多くいました。例えば、結婚して子どもを持つと、どうしても話題は子ども中心になりがちです。
「久しぶりにあった友達が子どもの話をずっとしていて、子どもの成長も知らないし、つまらなかった」(57歳/主婦)
「結婚した女友達がいかに独身は辛くて惨めかといった話ばかりをするので、結婚することにしか価値を見出せない人とは話が合わなくなってフェードアウトした」(35歳/総務・人事・事務)
「結婚して子どもができたら頻繁に会いなくなるので、話題が減ってますます会わなくなる」(59歳/主婦)
「大学卒業、結婚などライフスタイルが変わり、遊べる時間帯や遊び方、なににお金をかけるかなど価値観が異なってきて、話が合わなくなった」(27歳/主婦)
「結婚出産してから独身の友達と考えや時間が合わなくなった。小さい子を連れていくので、早めに準備しても、思い通りにいかず、すごく気を遣うし、疲れるようになった」(29歳/主婦)
「子どもが産まれてからなんと無く意見が合わない感じがして会わなくなった」(31歳/主婦)
このような話題のズレは、お互いが相手の話や状況に共感できるかが影響しているのではないでしょうか。興味が湧きづらい、共感できないといったすれ違いが距離となってしまったり、ストレスに感じてしまったり……。また、子育てが忙しくなると、自由な時間が減り、物理的に会う機会が減るのも一因に。子どもが小さいときは特に時間の制約が厳しく、以前のように簡単に会えなくなることもあります。これも疎遠になる原因のひとつになっていることが伺えます。
しかし、時間が経ったり、再びライフステージが近づいたとき、自然と関係が戻っていたという経験談もありました。
「なんとなくお互いに連絡を取らなくなったが、お互いに子育てが終わったくらいに相手から連絡がきて、たまに話したり、旅行に行くようになった」(61歳/その他)
「結婚出産を機に独身の女友達と疎遠になった。でも子どもの手が離れたらまた仲良くなった」(53歳/主婦)
無理に関係を続けようとせず、お互いのペースを尊重していくのがいいのかもしれませんね。

金銭感覚や価値観の違い
金銭感覚や価値観の違いは、友人関係の中でもしばしば問題となるテーマです。
「学生のころから仲が良かったですが、就職してからはお金に執着するようになり、一緒にいると疲れて楽しく無くなりました」(64歳/主婦)
「金銭感覚の違いで、あまり一緒に遊ばなくなった」(27歳/コンピューター関連以外の技術職)
「元々趣味が合わなかったのが、幼馴染だから一緒にいたが、次第に合わなくなっていった」(41歳/主婦)
「自分が、飽きっぽくて趣味や興味が移り変わるからかと思う」(47歳/その他)
「推しが変わったときに、自分の推しを否定されたことがあったから」(34歳/学生・フリーター)
生活水準が変わると、どうしてもお金の使い方や趣味に対するアプローチも変化し、理解し合えないことがあります。また、共通の趣味などで仲良くなった場合は、一方の熱が冷めたり、興味の対象が変わることで関係性にも変化が起きてしまうようです。

愚痴や悪口、自慢話の多さに疲れた
会うたびに愚痴や悪口、自慢話ばかりをする友達に疲れてしまうこともあります。
「アルバイト先で知り合い仲良くしていたが、妹さんや別れたご主人の悪口満載の話題で嫌になった」(69歳/その他)
「ちょっとお金持ちの人と結婚した女友達が自慢話ばかりになり、話をしていてつまらなくなったので連絡しないようにしました」(58歳/総務・人事・事務)
「悪口ばかり言うようになったので距離を置くようになった」(29歳/その他)
「会うたびに、愚痴、悪口、自慢話しかしなくなったから連絡を無視するようになった」(42歳/総務・人事・事務)
愚痴や悪口、自慢話は、一時的には共感を得られるものの、続くと聞き手が疲れてしまい、そのような関係が負担になってしまいます。ポジティブなエネルギーを交換できない関係は、自然と疎遠になっていくようです。

共感できない環境や話題
相手が選ぶライフスタイルや価値観に共感できず疎遠になったという人もいました。
「ネットワークビジネスにはまった友達と疎遠になった」(47歳/その他)
「マルチ商法の会員になった友達とは自分から連絡を取らなくなりました」(41歳/主婦)
「宗教にはまっているのが分かったので連絡先を変えた」(39歳/その他)
相手の変化に違和感を感じると、次第に距離を置くようになったり、自然と連絡を取る回数が減っていくなどの声がありました。

女友達との関係は、ライフステージの変化、価値観や生活環境の違い、金銭感覚のズレなど、さまざまな要因で変わっていきます。これらが積み重なることで「話が合わなくなった」「距離ができた」と感じるようです。それでも、完全に関係が終わるわけではなく、時間が経ち、ライフステージが再び近づいたときに、自然と関係が戻るケースもあります。
アンケートにも、「ライフステージが違くなると話題が合わなくなる。それでも興味を持って話を聞きたくなるか、面倒だと思うかは相手の人柄やこれまでの付き合いにもよるので、それでも続けたいと思った人とはこの先も縁が続く」(51歳/主婦)、「学生時代からの友達とは、既婚と独身、子持ちと子持ちでない、などで生活環境が変わっていくことで、話が合わなくなっていった事があります。距離を置くようになったものの、関係は続いてます」(55歳/主婦)といった声がありました。関係を無理に維持しようとせず、お互いの変化を受け入れること、尊重し合うことが、友情を長続きさせるポイントかもしれません。

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。