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年末年始は「もっとゆっくりしたい」人が45%!そのためにいっそ「やめてしまいたい」こととは?男女500人に調査

1年の終わりを迎える年の瀬は、次から次へとやることができて、バタバタの連続です。年明けも慌ただしい時間になってしまう……。年末年始を忙しく過ごしていると、ゆっくりと過ごしたいという気持ちになるものですね。

その希望を叶えるため、年末年始の恒例行事をやめるのも手です。そこで『kufura』では、20〜60代の男女500人に対して「年末年始にやめたいこと」をテーマにアンケートを実施しました。これをやめるとゆっくりとした時間を過ごせるかもしれませんね。

まずは年末年始の過ごし方についてどう感じているのか、割合を紹介していきます。

理想の年末年始の過ごし方。「ゆっくり」「いつも通り」はほぼ同じ割合に

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慌ただしいイメージのある年末年始。もし自分の希望が叶うのであれば、どういう過ごし方をしたいのかと質問をしたところ、以下のような結果になりました。

もっとゆっくり過ごしたい・・・44.8%(224人)

もっとアクティブに過ごしたい・・・10.8%(54人)

いつも通りに過ごしたい・・・44.4%(222人)

もっと時間の余裕を持ってゆっくりと過ごしたいと思う人と、これまで通りでもいいとする人は、ほぼ同じ割合となりました。年末年始の慌ただしさをストレスと感じる場合もありますし、一方では年末年始は忙しい時間として認識している場合もあるのでしょう。

それにあの慌ただしさが、もうすぐ年明けというワクワク感につながるのかもしれません。またもっとアクティブに過ごしたいという声もありますから、非日常の時間として捉えられているケースもあるようです。

年末年始をもっとゆっくりと過ごすために「やめたいこと」とその理由

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年末年始にはやることもたくさんあります。でも、ゆっくりとした時間を作るために、やめてもいいのではないか? むしろやめたいと思っていることもあるようです。

年末年始をもっとゆっくり過ごしたいと答えた224人に、具体的にどんなことをやめたいのか、そしてその理由を聞きました。カッコ内は(年齢/性別/職業)となっています。

1:手間と時間がかかる「大掃除」

年末の大きなイベントの1つがお掃除でしょう。これをやめたいと答えた人の割合は14.3%(32人)です。

普段手を入れないようなところを掃除するハメになるので面倒だから」(50歳/男性/営業・販売)

時間がなくて困る」(40歳/男性/その他)

大掃除をしても、またすぐちらかるから」(48歳/男性/その他)

大掃除は普段掃除をしない場所に手を入れることになるので、時間がかかります。それに汚れなどもたまっているので、いつも以上に念入りになり、手間もかかりますね。あっという間に1日が終わってしまうこともあるのでしょうし、体力的にも疲れてしまいます。

それに、掃除をしても数日たてば元通りになるケースもあるので、そうなると大掃除を無駄に感じてしまうでしょう。なんだか虚しさもありますね。

日頃から定期的に掃除をしていれば、体を酷使することがない」(54歳/男性/公務員)

定期的に掃除をすることで、年末の時間をかけた大掃除は回避できそうです。トータルで掃除をする時間は同じかもしれませんが、疲れ具合や気持ちのは違ってきそうですね。

2:必要なことなのかもしれないけれど…「帰省」や「挨拶まわり」

年末年始に実家に帰省をしたり、挨拶まわりをしたりすることも。人付き合いでは大切なのかもしれませんが、やめたいと思う人は11.6%(26人)でした。

年末年始の帰省は、電車も飛行機も混雑で戦場になる」(48歳/男性/コンピューター関連技術職)

帰省先が遠いから」(39歳/女性/総務・人事)

特に年末年始だけしか自由な休みが取れないような仕事をしているわけではないから」(62歳/女性/その他)

年末に実家に帰省をする人もたくさんいるので、電車や飛行機は混雑します。また帰省先が遠ければ移動に時間がかかり、さらに移動手段によってはお金もかかりますね。

挨拶まわりも同じで、時間が取られてしまうので、それならば家でのんびりしたいと思うのでしょう。混雑する年末年始ではなく、時間をずらして帰省や挨拶をすればいいという考えもあります。

3:もうLINEやメールでいいのでは?「年賀状」

年賀状は新年の挨拶という意味もありますが、やめたいと答えた人は5.8%(13人)でした。

年賀状は自筆で書いているので、時間がかかる」(67歳/男性/その他)

年賀状は代わりのものがあるため」(50歳/男性/コンピューター関連技術職)

12月に入ると年賀状を書くという気持ちで焦るのが嫌」(62歳/女性/その他)

年賀状を書くのが恒例行事となっている一方で、書くのは時間がかかりますし、何よりも「書かないといけない」というプレッシャーもあります。年賀状を書かなくても、LINEやメールを使う方法もありますし、その方が楽でお金もかかりません。

それに年賀状をもらった方も返事をしないといけないと思うので、その点LINEなどであれば気軽に返事ができるのかもしれませんね。

4:おせちや飾りなどの「お正月の準備」

おせちを作ったり、門松などを飾ったりしてお正月を迎える準備をしますが、それをやめたいという声も。両方で5.4%(12人)となりました。

面倒で時間がかかるから」(62歳/女性/総務・人事・事務)

年末年始仕事なのでおせち作りができなくなったから」(56歳/女性/その他)

夫婦しかおらず来客もない」(68歳/男性/その他)

おせちや飾りは、お正月気分を盛り上げてくれるもの。特別な料理が並ぶので楽しみの1つでしょうが、作るのは面倒ですね。買うこともできますが、意外と値段が高いもの。それならば普段の食事でもいいかなと思ってしまいます。

また年末に仕事があれば準備をする時間もありません。さらに習慣の変化によって年末年始を夫婦2人で迎える場合には、お正月という特別感も薄れてしまうものでしょう。

アクティブに過ごしたい!どんなことをする?

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お正月ならではの初詣や初売り、福袋などを楽しみたいです」(40歳/女性/その他)

オールナイトで初詣」(52歳/男性/公務員)

旅行に行ってリフレッシュしたい」(60歳/女性/主婦)

スキー、温泉などのスノーリゾートを楽しみたい」(67歳/男性/その他)

年末年始をゆっくり過ごしたいという意見がある一方で、もっとアクティブに過ごしたい人もいます。温泉旅行やスキーなどのウィンタースポーツなど、普段は時間がなくてできないことをするのもよいですね。

また初詣や初売り、福袋はお正月ならではのもの。混雑は避けられないでしょうが、その雰囲気を味わうのも楽しみの1つかもしれません。

 

年末年始の過ごし方は人それぞれ。慌ただしい雰囲気が好きな人もいるでしょうし、もっとゆっくりしたいと感じる人もいます。時代の変化と共に年末年始への考え方も違ってきていますから、新しいスタイルを取り入れるのもよいのかもしれませんね。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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