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学生か否かがポイント?「お年玉は何歳までか」問題。あげるのをやめたきっかけは?

お正月の恒例となっている「お年玉」。子どもたちはとても楽しみにしているものですが、あげる側としてはふと思うこともあるでしょう、「これって、いつまで続けるのかな……?」と。お年玉をいつまであげるのか、その区切りの判断や決め方は人それぞれ。

そこで『kufura』では30代以上の男女500人に、「お年玉を渡さなくなる区切り」問題について調査を行いました。まずは、お年玉をあげるのをやめた経験があるかどうかの結果を紹介していきます。

「お年玉を渡すのをやめる」経験をしたことがある人はおよそ半数

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それまではお年玉をあげていたけれど、ある年からは「なし」にするという経験をしたことがあるかどうかは、以下のような結果になりました。

お年玉をあげるのをやめる経験をしたことがある・・・46.0%(230人)

お年玉をあげるのをやめる経験をしたことがない・・・54.0%(270人)

経験がない人の方が多くはなっていますが、あると回答した人との差はそれほど大きくはありませんでした。

あげる/あげないの区切りをつける年齢に対する考え方も人によって違ってきています。それについてもアンケートをとってみました。

お年玉はいつまであげる?「学生かどうか」が区切りの1つに

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お年玉を渡す区切りとしては、以下のような結果になりました。

小学生まで・・・4.0%(20人)

中学生まで・・・7.8%(39人)

高校生まで・・・30.8%(154人)

学生のうちはあげる(大学、専門学校など)・・・29.8%(149人)

学生、社会人問わず18歳まで(成人するまで)・・・6.6%(33人)

学生、社会人問わず20歳まで・・・8.0%(40人)

社会人になってもあげたいと思えばあげればよい・・・11.8%(59人)

その他・・・1.2%(6人)

区切りとしては、「高校生まで」という意見が最も多くなりました。また高校を卒業していたとしてもまだ学生のうちはお年玉をあげるという意見も同様に3割程度となりました。学生のうちは渡すことに決めてはいるが、「高校生まで」か「大学生まで」かは人によるということでしょう。

学生かどうかよりも「成人」かどうかを意識する人の場合、成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、18歳か20歳か迷うこともあるのかも?

この2つの意見のほかにも、小学生や中学生という小さいうちまでという人もいる一方、社会人になってもあげたいという考えの人も。家庭の状況や親の考えによって区切りの年齢は大きく違ってきそうです。

お年玉をあげなくなったのはなぜ?

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次に、お年玉をあげなくなったきっかけについても聞きました。大きく5つに分けることができそうです。

子どもが働くようになった、結婚をしたから

子どもが就職した際に、就職祝いをして終わりにします」(50歳男性/その他)

子どもが学生のうちはあげていましたが、勤めるようになり自身で収入を得るようになってからはやめました」(72歳男性/その他)

子どもがアルバイトを始めたから」(58歳男性/営業・販売)

子どもが就職をすれば、自分で収入を得ることになります。その時点でお年玉は終わると考える人も少なくありません。「学生」と「社会人」という、明確な区切りがあることがわかります。また子どもが学生であっても、アルバイトを始めたらお年玉はなし、という考え方の人もいるよう。

子どもが結婚し、所帯を持ったから」(69歳男性/公務員)

子どもが結婚をして家庭を持つまではあげていたが、結婚したのでやめたという人も。そのタイミングで逆に子どもがお年玉をあげる側に回ることも増えるのかもしれませんね。

あげる側の金銭的な問題が発生したから

甥っ子、姪っ子が5人もいてかなりの出費だったので、成人の日を迎えるお正月を最後にした」(62歳女性/主婦)

自分が転職などで収入ダウンしたから」(53歳男性/その他)

年金生活者となり余裕がなくなった」(76歳男性/その他)

お年玉の金額には幅があるでしょうが、人数が多くなると負担も大きくなってしまいます。ずっとあげ続けるのは難しいので、「成人」などのタイミングを設定して終わりにした人もいます。

また転職をしたり収入が年金だけになったりすると、自分の生活にも影響が出てきます。お年玉をあげている場合ではない!と考えてお年玉をストップさせることもあるようですね。

直接会う機会がなくなったから

会わなくなった親戚には、わざわざ送るまでして渡すこともないかなと思った」(55歳女性/主婦)

正月に集まらなくなったから」(46歳女性/その他)

子どもや甥、姪が帰省しないときはあげない」(52歳女性/主婦)

お年玉は直接渡すものと考えると、子どもや親戚の子とお正月に会わなくなったらあげなくなるケースもあります。わざわざ送ったり、誰かに頼んだりすることまではしない人が多数。子どもが大きくなると、お正月でも親戚の家に行くこともなくなってくるので、自然にフェイドアウトするイメージではないでしょうか。

親戚と話して結論が出たから

兄弟間ではお金が移動するだけなので、お年玉はいらないということにした」(51歳男性/その他)

定年して仕事をしなくなったことから、親戚とも話をして一斉にやめた」(70歳男性/その他)

相手の親族から、“気を使わなくていい”と断りがあったから」(37歳女性/その他)

兄弟や親戚に同じくらいの年齢の子どもがいれば、お年玉のやり取りはお金が移動するだけとも考えられます。親の立場で考えれば、出て行くお金と入ってくるお金が同じなので、いっそのことやめてしまおうと思うのでしょう。

またもらう側には子どもがいても、あげる側にはいない場合もあるでしょう。そうなるともらう側が遠慮してしまう場合もあるようです。ただもらう立場の子どもにとっては、「それは大人の都合じゃん!」と思われてしまうかもしれませんね。

前々から決まっていたから

最初から、高校卒業までと宣言していた」(79歳男性/その他)

子どもに事前に言ってあった」(62歳女性/デザイン関係)

お年玉は毎年のことなので、いつ終わるのかを先に伝えておくのもよさそうです。子どもも今年が最後かと覚悟ができますし、何より素直に受け入れられるのでしょう。

 

お年玉をいつまであげるのかは、あげる側にとって大きな課題には違いありません。区切りの付け方も、いろいろな考えがあるので正解はありませんね。そろそろお年玉を考える時期になります。もし区切りをつけることを考えているならば、今回のアンケートも参考にしてみてくださいね。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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