「フレネミー」「テイカー」の意味わかる？海外ドラマや映画で耳にする「人間関係」にまつわる言葉　

さっそく「フレネミー」の認知度について調べてみると、この言葉を「知っている」と答えた人は10.6％。「フレネミー（frenemy／frienemy）」とは、「friend」（友）と「enemy」（敵）を組み合わせた混成語。意味は「友達を装う敵」や「ライバルと同時に友」などを表すのだとか。この言葉、海外ドラマなどでもよく使われており、若者を中心にスラングの一種として使われているようです。

■「フレネミー」という言葉の意味を知っていますか？

「知っている」……10.6％（43人）
「知らない」……89.4％（363人）

みんなの予想した回答で多かったのが、「フレ」の部分から「フレグランス」を想像した、消臭剤や香りグッズというもの。お菓子の名前や海外のブランド名と思った人も多かったようです。また「ネミー」に注目し、睡眠サポートグッズやサプリなどの健康食品という意見もありました。

「快眠グッズの名前」（39歳女性／出版・マスコミ関係）

「ルマンドのようなお菓子の名前」（49歳男性／その他）

「気合いを入れる為のサプリメント」（52歳女性／その他）

「意識高い人が生活で使うもの」（56歳女性／コンピュータ関連技術職）

「新しい食器用洗剤の名前」（57歳男性／営業・販売）など

また商品名ではなく、病気の名前や体の調子、性格に関する用語という意見も。響きから「フレミングの法則」を思い出し、何か物理や数学の法則を想像したり、「フレーフレー」という応援フレーズを想像し、何かしらの応援メッセージと考える人もいました。

「集中力などの身体の効果のこと」（24歳男性／学生・フリーター）

「風呂に入ったらすぐ眠くなること」（29歳女性／学生・フリーター）

「何かの法則ということ」（36歳男性／その他）

「周りに近寄って欲しくないオーラをだすこと」（48歳男性／その他）

「メンヘラみたいな性格に対する言葉」（57歳女性／主婦）

「自分に暗示をかけるような意味」（68歳男性／その他）

「心理学に関係する言葉かな？」（69歳男性／その他）など

続いて「テイカー」という言葉について尋ねたところ、「知っている」と答えた人は、13.1％。こちらも多くの人が知らない言葉と回答。しかし「フレネミー」より想像がつきやすかったせいか、意外と想像で意味がわかってしまった人もいました。

「teke」する人という意味の「テイカー（taker）」は、自分の利益になるように何でも奪ってしまう人のことを言います。「テイカー」の逆のタイプで、惜しみなく相手に与える人のことは「ギバー（giver）」、「ギバー」と「テイカー」の中間的存在で、バランスよく損得を考えるタイプの人は「マッチャー（matcher）」と言うようです。

■「テイカー」という言葉の意味を知っていますか？

「知っている」……13.1％（53人）
「知らない」……86.9％（353人）

今回は性格や性質に関係する言葉だと思った人が多く、「もらうだけの人」「リスクを取る人」「人に害を与える人」など「テイク（take）」から想像する意見が多く集まりました。

また、「実現力がある人」など、いい意味を想像している人もいましたが、実際はあまりいい意味で使うことはないようです。数人からは「テイクアウトをする人」と「定価で買う人」という意見も。確かにありそうですね。

「周囲からの厚意など受け取る側の人」（27歳女性／その他）

「タスクをちゃんとこなす人」（29歳男性／その他）

「わがままな人たち」（31歳女性／主婦）

「“っていうか”が口癖の人」（35歳女性／その他）

「麻薬などを運ぶ人」（40歳男性／その他）

「買いだめする人」（46歳男性／コンピュータ関連技術職）

「残業せず定時に退社する社員」（59歳男性／営業・販売）

「やる気が低下する人」（63歳男性／企画・マーケティング）など

人のタイプ以外には、車関連の言葉、機械の名前、お酒の種類など、何かの名前と答える人も。「ていうかー、という意味」という意見や、「適当にやる」などの行動を表す言葉と考える人もいました。

「定価の価格以上みたいな」（28歳男性／その他）

「ウノとか遊び事の名前」（30歳女性／学生・フリーター）

「いろんなお店での定価を調べてくれるアプリ」（41歳男性／その他）

「歩いて行くこと。テクテクと」（59歳女性／主婦）

「なんというかの方言」（61歳男性／営業・販売）

「適当にやるみたいなこと」（66歳男性／会社経営・役員）など

どちらの言葉も、海外から来たクールな印象がある言葉でしたが、意味はなかなかダークなものでした。

あなたの周りにも「フレネミー」の傾向がある人や、「テイカー」だと感じる人はいませんか？　職場やママ友・パパ友のコミュニティー内にいると気づいた人も多いでしょう。もしそういう人達に出会ってしまったら、深入りしない、距離を置くなど、付き合い方には注意が必要です。