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「CEO」はわかるけど「COO」はわからない!?偉いのはどっち?意外と知らない正式名称と役割

よく目にするアルファベット3文字の略語。なんとなく知っているつもりでも、いざ何の略かと聞かれるとわからないものも多いのではないでしょうか。

『kufura』では、この“3文字英語”にまつわる調査を実施。今回のお題は「CEO」「COO」。ビジネス用語でよく目にしますが、正式名称をご存じですか? ということで、20~60代の男女500人に答えてもらいました!

まず、ビジネス用語「CEO」と「COO」が何のことかわかるかを聞いたところ、以下のようになりました。

【「CEO」が何のことかわかりますか?】

わかる・・・226人(45.2%)
なんとなくわかる・・・186人(37.2%)
わからない・・・88人(17.6%)

【「COO」が何のことかわかりますか?】

わかる・・・117人(23.4%)
なんとなくわかる・・・101人(20.2%)
わからない・・・282人(56.4%)

「CEO」が何のことかわかると答えた人は45.2%でした。一方、「COO」が何のことかわかると答えた人は23.4%と「CEO」の認知率に比べるとやや低くなりました。

「CEO」の正式名称は?

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【問題】
「CEO」は英語の頭文字を3つ並べたものです。C「Chief」O「Officer」、では「E」は何だと思いますか? Eから始まる英単語を回答してください。(回答者数:500人)

正解は…

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【答え】
Executive

答えは「Executive」。正答率は54.4%で、500人中272人が正しく答えていました。
間違いやすい単語やスペルミスとして多かったものには、以下がありました。

Exective・・・38人(7.6%)
Enter・・・11人(2.2%)
Economy・・・8人(1.6%)

また、「わからない」と回答した人は26人(5.2%)でした。

「CEO」とは「Chief Executive Officer」の略で、日本語では「最高経営責任者」という意味として知られています。代表取締役とは異なり、職責上の呼称です。そのため、会社法といった日本の法律で規定されている役職ではありません。法的な責任や権限があるかないかが異なる点ですが、会社によっては同じような意味合いで使われていることもあるようです。

そして「COO」「Chief Operating Officer」の略で、日本語では「最高執行責任者」です。なんだか似ているような違うような……「CEO」と「COO」、どちらの方が立場が上だと思いますか?

【「CEO」と「COO」、どちらの立場が上だと思いますか?】

CEO・・・326人(65.2%)
COO・・・42人(8.4%)
同じ・・・20人(4.0%)
わからない・・・112人(22.4%)

アンケートでは、「CEO」のほうが立場が上であると回答した人が65.2%となりました。

「COO」も“責任者”という立場ではありますが、「CEO」が策定した経営方針や事業計画などに沿って実際の現場を統括する役割を担います。「COO」は、「CEO」に次ぐナンバーツーの存在です。

CEOはChief Executive Officerです。

英語での役職表記は分かりづらいと考える人が多数

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最後に、「CEO」という名称についてどう思うかを聞いたところ、「日本語にしてほしい」「分かりづらい」といった声が非常に多く寄せられました。一方で、国際基準に合わせて役割を明確にするためには必要であると理解を示す人も一定数いました。コメントの一部をご紹介します。

役職の違いがわからない

「CEOと社長の違いがわからない。同じだと認識しているが曖昧」(53歳男性/その他)

「上の役職であるのはわかるが、日本人にはなじみにくい表現方法だと思う」(33歳男性/その他)

「具体的な仕事がわかりやすい名称にしてほしい」(37歳女性/その他)

日本語にしてほしい

「あまり馴染みがないので、日本語表示にしてほしい」(46歳女性/金融関係)

「アルファベットにすると格好良い感じだが、意味がわからない。日本語にして欲しい」(49歳男性/その他)

「イメージがわかないので、日本語での説明を併記してほしい」(66歳男性/その他)

「日本の会社組織は欧米とかなり異なると感じるので、やたら英語や横文字でなく、日本語で表現した方がしっくりくると思う」(59歳男性/会社経営・役員)

COOはChief Operating Officer。

これからの時代に必要な表記である

「グローバル化の時代では必要な名称だと思う」(63歳男性/会社経営・役員)

「最近海外企業のニュースも多くなってきているので慣れた。時代の流れだと思う」(65歳女性/営業・販売)

「責任の範囲が明確になっていて良いかと」(65歳男性/その他)

「日本でもこの言い方が定着してきたと思う」(62歳女性/研究・開発)

そのほか、「言葉は先行しているが、ちゃんとした意味が浸透してないように思う」(30歳女性/主婦)、「毎回何の略だったかなと思う」(61歳女性/主婦)、「呼び名的にはカッコ良い」(42歳男性/その他)などの意見もありました。

COOは現場、CEOは会社全体の最高執行責任者というイメージ。

「CEO」の正式名称、今回は約半数の人が正しく回答していました。何気なく聞いたり、使ったりしているアルファベットの略称でも、正式名称を知らないものは意外と多いのかもしれません。いざというときに困ることのないよう、今のうちに覚えておきましょう。

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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