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家族のトラブルは「ちょっとしたルール」で減らせる!友人宅を真似して取り入れた“習慣”や“決まり”を調査

友人の家に行くと、家族の会話などからその家の空気感が伝わってきますよね。なかには「これ、うちでも同じようにやってみよう」と思うアイディアも。

そこで今回『kufura』では、20~50代の既婚女性57人に、実際に友人宅を真似て取り入れた「“習慣”や“家庭内のルール”、“コミュニケーション”に関するアイディア」を教えていただきました。「友人宅を真似て取り入れたインテリアや暮らしのアイディア」をご紹介した前回の記事も、ぜひあわせてお読みくださいね。

わが家も取り入れたい!「家事のルール」

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「ホワイトボードに子どもも含めた家事の当番表が貼ってあって、なんだかほっこり」50歳/総務・人事・事務)

「家族が帰宅したら、それぞれの洗濯物を各々の自室に持っていく。大変効率的だと思った」59歳/主婦)

「めんどくさい家事を先に済ませてゆっくりコーヒーを飲む、という習慣を教えてもらい実践」43歳/主婦)

家事当番を決めたり、各自がやるのが当たり前になると、誰か1人に負担が集中せずにすみそうです。

「ゆっくりコーヒーを飲むために先に済ます」のもいいアイディア。コーヒーやおやつのようなご褒美があると、モチベーションアップに繋がりますね。

「カレンダー」で情報共有

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「カレンダーの書き込む欄が、家族の数に合わせて分かれていて、それぞれ予定を書けるのがとてもいいと思った。真似して、子どもや夫と共有している」(41歳/主婦)

「何かの目標を達成したらカレンダーにシールを貼って子どもを褒めていたので、わが家でも取り入れた。ちょっとした目標を決めて達成するごとに好きなシールを貼らせてあげたら、楽しんで着替えやおもちゃの片付けができるようになった」(50歳/主婦)

「カレンダーアプリを使って家族の予定を共有していた」(34歳/主婦)

家族の予定を知らずにいると直前になって慌ててしまうことがありますよね。子どもの目標も、目に見える形で褒めてあげることで、嬉しい気持ちがアップしそう。真似したいところです。

「マナー」や「家族間の連絡」でもこんなルールが!

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「子どもにちゃんと手洗いをさせてから、おやつを食べさせていたので、我が家でもルールをきっちりするようにした」(45歳/主婦)

「食事の配膳を終えてから、みんなで一緒に食べ始める風景が印象的で真似したくなった」(54歳/主婦)

「旦那さんが帰る時にLINE連絡をくれるのが、ご飯の準備にも楽だというので、夫にお願いした」(36歳/主婦)

「こまめに家族に連絡をしているのを見て、私も報連相をしっかりしようと改めて思った」(28歳/コンピュータ関連)

よそのお宅の当たり前から学ぶことってありますよね。手洗いして、全員揃って食べ始めること、連絡をすること。楽しい時間を楽しむためにこそ、きっちりした方がいいポイントもあるようです。

頑張りすぎない工夫も大事?「無理をしない」

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「いつも綺麗に掃除しなくてもいい、という考え方に影響を受けました。ゆとりを持つのは大事ですね」(31歳/主婦)

「揚げ物をした時に、揚げたあとに余分な油を落とすため、魚焼きグリルにキッチンペーパーを敷いて置いていると聞いて真似した。手軽で便利」(52歳/主婦)

「時計の時間を5分早めていた。登校登園に遅れないようにという工夫で、我が家も時間に遅れないよう真似している」(39歳/その他)

完璧を目指して挫折するよりも、「ここまでで大丈夫」を知るのも大事ですね。ゆとりを持つためや、楽をするための工夫はどんどん取り入れたい!

「家族の会話」のこんな点も素敵でした

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「家族みんな、言葉遣いがとても丁寧。真似をし始めてから、会話がはずむようになった」(56歳/主婦)

「家でも子どもに優しい口調で話しかけること」(52歳/主婦)

「帰ってきたときに、自分の部屋に行く前にきちんと挨拶する」(59歳/主婦)

「怒鳴るような怒り方をせず優しく話し合う! 子ども達も素直で穏やかで静かに話す習慣が身に付いていて、我が家とは大違いで反省します」(51歳/主婦)

筆者も、騒がずに落ち着いて話すタイプの友人宅で、全員がゆったりと穏やかな声で話していることに気づいて驚いたことがあります。特に、子どもは親の口癖を真似てしまうところがあるので、親が言葉遣いを丁寧にするだけでも、子どもの言動が変わってきそうです。

そのほか、こんなアイディアも!

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「お風呂の掃除は、必ず入った直後にする、というルールを真似している」(51歳/主婦)

「ものを出しっぱなしにせず収納してすっきりとした見た目だったのがいいなと思ったので、それから私もなるべくちゃんと収納するようにしている」(43歳/主婦)

「トイレに来客用のきれいなスリッパを置いていたので、真似るようになった」(34歳/会社経営・役員)

「パパと一緒にお出かけする機会を増やすこと。家族全員で出かけている話を聞いて、うちもなるべく親子揃って行くようにした」(44歳/総務・人事・事務)

暮らしをスムーズにするものから、家族間のコミュニケーションを増やすものまで、さまざまな回答が寄せられました。

 

長年悩んでいたことが、ちょっとしたルールや習慣によって解決する……なんていうことも。特に家族が多い場合には、みんなが心地よく過ごせる落とし所を見つけるのはとても重要で、かつ難しいポイントです。

これからも、いいなと思ったアイディアは積極的に取り入れながら、より豊かで暮らしやすい生活を目指していきたいですね。

佐藤春華
佐藤春華

ライター・編集。1990年青森県弘前市生まれ。編集アルバイト経験を経て『ぷっちぐみ』、『小学一年生』、『ようちえん』、『めばえ』(小学館)など幼児・学年誌の編集執筆やイベント運営を担当。『ねとらぼ』『アリシー』などWEB媒体でのコラムや調査記事、業界誌でのインタビュー記事、SNSのオウンドメディア運営なども行っている。結婚を機に高知県へ移住し、旦那と黒猫との3人暮らし。かわいいものと美味しいものに目がない。

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