「1日1捨から」
nullこんにちは、イラストレーターで整理収納アドバイザーのおふみです。
ものを実際に家から出すまでには何段階かあります。
まず1段階目、「これは手放すと決める」こと。壊れている、もう使わないと明確にわかるものならいざしらず、「これがなくてもいけるかも」と思っても、本当にいける?後悔しない?と少なからず悩む場合が多いのでは。
そして、手放し方を決めるのが第2段階目。燃えるゴミとしてすぐに出せるものならそのままゴミ箱へ入れればよいのですが、例えば服ならフリマアプリに出品する?古着屋さんで買取?それともウエスにして掃除に使う?など選択肢がいくつも浮かんできます。
これをその場で判断していこうとすると意思決定コストが大きすぎて片づけのハードルが上がってしまいます。
思い立ったその日に処分する、というところまでいくのはなかなか難しい面もあります。私は、まずは不要なものを選別して選り分けておけばOKとしています。
そのときに便利なのが、IKEAのショッピングバッグなどの丈夫な大袋。部屋の片隅に置いておいて、手放すものをどんどんそこに入れていきます。入れるだけなら日々の生活で空いた1分でも取り組めます。私は朝起きてお湯を沸かす待ち時間やお風呂を温める待ち時間などを使っています。
後日時間が取れたら、その袋の中身を見直し、手放し方を決めて、フリマアプリに出品するなど、手放すための行動を起こすようにしています。
手放し終えたら袋は畳んで、コンパクトにリビングに収納しておけるのもフレキシブルで便利です。まずは片づけたいエリアの目についたものから始めるのがおすすめです。
「ストレスのケーブルと向き合う」
null長年悩みのタネだったケーブル類のゴチャつき。試しに買った山崎実業「tower」シリーズのデスク下電源タップ収納ラックが便利でした。
コの字に下の歯が生えたような形状で、デスク下や壁面に取り付けて使います。我が家でもデスク天板の裏側に取り付けてみました。電源タップを収納し、余ったケーブルは歯のような部分に巻きつけて調節できます。
そしてケーブルが垂れるのを固定するために、100円ショップのマジックテープ(R)で、凸面をデスク裏に両面テープで貼り、凹面をケーブルに巻きつけてデスク裏に貼り付けられるように。
これでコードが散らかって掃除機に引っかかることも、埃が溜まることもなくなり、リビングからの景色もかなりスッキリしました。
「溜まるチラシをスマホに保存」
null食関係やフィットネスのお知らせなど、チラシは毎日のようにポストに投函されます。
基本的にはすぐ処分していますが、中には情報を残しておきたいものもありますよね。例えば、近所の新装開店のお店情報や今度利用してみたいデリバリー、ヨガ教室、ジムのチラシなどです。
ただ、そういったものは物理的に残すとなかなか置き場所が決まらず、また捨てるタイミングにも悩むので、スマホで撮影して紙は手放し、情報だけ残すようにしています。
撮りっぱなしだと探し出せなくなるので、まずスマホの「写真」の中に「チラシ」などのフォルダを作ります。撮影したものはそこに保存するようにして、情報をいつでも取り出せると便利です。
文・イラスト/おふみ
1つ1つはちょっとしたことでも、毎日10分を積み重ねることで、生活が劇的に変わっていくのを実感できるはず。ぜひ今日から試してみてくださいね。
次回は暮らしを「見直す」10分間のアイデアをご紹介します。
【著者】おふみ
イラストレーター、ミニマリスト。整理収納アドバイザー1級。汚部屋状態から一念発起、2014年から片づけを開始。2015年からミニマルな生活を綴るブログをスタートし、人気に。これまでの著書に『小さな暮らしは生きやすい』(大和書房)、『おふみさんの捨てログ』(文響社)などがある。
Instagram→@ofumi_3
『暮らしを見直す10分間 気持ちに余裕ができるアイデア』(著:おふみ/税込み1,650円/大和書房)
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