「小雨なら傘をささない」派が4割以上!
null雨の強さや、どのくらいの距離を歩くかによっても判断は変わってくると思われるため、今回の調査では【“小雨”が降っているなかを、“5分程度歩く”としたら……あなたは傘をさしますか?さしませんか?】と質問。すると、このような結果になりました。
傘をさす・・・56.9%(226人)
傘をささない・・・43.1% (171人)
「傘をさす」が多数派ではあったものの、「傘をささない」と答えた人が半数弱でなかなかの接戦。すぐにでも傘をさしたい筆者にとっては意外な結果でした。
また、男女差も大きいようで、男性では「さす派」が46.8%で「ささない派」が53.2%と逆転した結果に。確かに街中で見かける傘をささない人は、男性が多いかも……? 一方の女性では約7割が「さす」と答えているものの、約3割は「ささない」を選んでおり、人によって判断がわかれる部分のようです。
ここからは、「さす派」「ささない派」それぞれについて、その理由を見ていきましょう。まずは気になる「ささない派」から!
傘をささない理由は、「持ち歩くと荷物が増えるから」が最多!
null全体の傾向を知るために、「傘をささない」と答えた171人に、おおまかな理由として「もっとも近いもの」をいくつかの選択肢から選んでいただきました。
第1位:傘を持ち歩くと荷物が増えるので、できるだけ持ち歩かないようにしているから・・・39.2%(67人)
第2位:小雨なら濡れてもすぐ乾くから・・・33.9%(58人)
第3位:傘は持ち歩くが、濡れたあとの処理が面倒で、なるべく使いたくないから・・・18.7%(32人)
第4位:傘をさしても、どうせ足元や荷物が濡れてしまうから・・・2.9%(5人)
第5位:たまには濡れたい気分のときもあるから・・・1.8%(3人)
その他・・・3.6%(6人)
1位は「傘を持ち歩くと荷物が増えるから」というもの。3位にも「濡れた傘の処理が面倒で、なるべく使いたくないから」がランクインしており、傘自体を持ち歩くことや、使用後の濡れた傘の持ち運びに抵抗を感じている人が多数派でした。
その他の回答として、「視界が狭くなるのがイヤだから」「雨に濡れるのが好きだから」というものも。
なんとなく気分でそうしている、という人が多いのかと思いきや、意外と実用的な理由で「ささない」を選択していることがわかり、「傘をささない人」への理解が深まった気がします。
●「傘をささない派」の詳しい理由や考え方
続いて、「傘をささない」と答えた人に詳しい理由を聞きました。
「傘をさすと片手が塞がってしまうから。多少濡れても気にならない」(32歳女性/その他)
「晴れの日を待って傘を干す作業が面倒くさいから」(52歳男性/その他)
「荷物が増えるのが嫌だから、小雨予報では傘を持っていかない」(31歳女性/その他)
「傘をさしても、どうせどこか濡れるし、折り畳み傘を持っていても小雨ならささない。それに濡れた傘を安心しておいておけるところも少ないと思う」(57歳男性/コンピュータ関連)
「濡れた傘の収納に困るから。小雨だと傘立てを出さないお店も多い気がする」(41歳男性/その他)
「お店を出る時に雨がやんでいると、うっかり傘を置いてきてしまいがち。だから一時的な小雨ではささないようにしている」(52歳男性/その他)
「大雨にならない限りはさしません。農家という仕事柄、突発的な雨に降られることにも慣れているから、小雨程度なら気にならない」(53歳女性/その他)
片手が塞がってしまったり、使った後の傘の扱いに困ったりと不自由さをあげる人が多くみられました。
なかには「傘の置き忘れ防止のため」という意見もあり、置き忘れがちな筆者は「確かに……」と思わずうなずいてしまいました! お店を出る時に雨がやんでいると、預けた傘の存在を忘れそうになること、ありますよね。
傘をさす理由は、約7割が「服や体を濡らしたくないから」
null続いて「傘をさす」と答えた226人の理由の傾向は以下のようになりました。
第1位:服や体が濡れるのがイヤだから・・・68.6%(155人)
第2位:髪型がくずれるのがイヤだから・・・11.9%(27人)
第3位:荷物が濡れるのがイヤだから・・・10.6%(24人)
第4位(同率):傘を積極的に使わないともったいないから・・・2.7%(6人)
第4位(同率):雨の中に含まれる汚れが気になるから・・・2.7%(6人)
その他・・・3.5%(8人)
やはり1位は、「服や体が雨に濡れてしまうのがイヤ」という理由でした。続く2位の「髪型がくずれる」という意見は、癖っ毛さんには大問題ですよね。
その他、「周りの人もさしているから」「メガネに水滴がつくと視界が悪くなるから」といった回答がありました。
●「傘をさす」派の詳しい理由や考え方
「傘をさす」と答えた人の詳しい理由はこちら。
「髪が濡れるとすぐにうねるから傘をさす」(29歳女性/その他)
「小雨でも雨に濡れるのが嫌だから。お気に入りの服やセットした髪が崩れるとテンションが下がります」(26歳女性/その他)
「傘をせっかく持参したのだから、さしたほうが元をとれる」(42歳男性/その他)
「さすのが当たり前だと思っているので、持っているのにささない人を見るとビックリする」(48歳女性/総務・人事・事務)
「衣類が少しでも濡れると、生乾きのニオイを発するから。自分にとっても不快だし周りにも迷惑だと思うので、ちょっとした雨でも傘はさす」(48歳男性/コンピュータ関連)
「服や荷物が濡れると拭くのが面倒。雨に濡れた姿は仕事のアポや立ち寄り先での印象が悪くなりそうなので、小雨でも必ず傘をさします」(57歳女性/その他)
「雨が降ればさす、それだけです」(40歳女性/金融関係)
セットした髪の毛や洋服が崩れてしまうからという理由は、小雨でもすぐに傘をさしたい派の筆者も同じ意見です。小雨といえど湿気は湿気、特に癖っ毛さんには大敵! せっかく持参した傘を使わないのを目にすると「それこそ“無用の長物”では?」と不思議に感じてしまうのも、「さす派」のあるあるなのかもしれませんね。
まだまだ暑さが残る今、小雨に濡れた後の生乾き臭問題もスルーできません。
アンケートの結果、さす派・ささない派ともに「なるほど!」と思える理由が集まりました。「なんであの人は傘をささないんだろう……」の謎が解けた人も多いのでは? 小雨で傘をさす人もささない人も、雨に濡れて風邪をひいたり体調を崩さないように過ごしましょう!
三上 六花(みかみ ろっか)。ライター。
美容ジャーナリストのアシスタントを経て独立。持ち前の旺盛な好奇心をアンテナに美容ワールドを探索中。
映画と漫画をこよなく愛し、帰宅後は隙あらば即エンタメタイムの多趣味人。週に15番組ほど聴く、生粋のラジオリスナー。