約6割が使う「日傘」、「折りたたみ」派?「長傘」派?
nullまず、日差しの強い日に「日傘」を使っているかを聞きました。
【夏場など日差しの強い日に、日傘を使っていますか?】
使っている・・・135人(57.0%)
使っていない・・・68人(28.7%)
以前は使っていたが、今は使っていない・・・19人(8.0%)
今までは使っていなかったが、今後使おうと思っている・・・15人(6.3%)
約6割の人が「使っている」と回答。「日傘」は紫外線を防ぐだけでなく、日差しを遮ることで暑さを和らげてくれます。「日傘」をさすことで体感温度が下がったことを実感した経験がある人も多いのではないでしょうか。
また、紫外線によるダメージは肌だけではなく、髪などにも影響を与えることがあるため、それらを軽減するためにも「日傘」は有効です。近年の猛暑もあり、使用する人は増えていくのではないでしょうか。
続いて、使っていると回答した人に「折りたたみ」派か「長傘」派かを質問しました。
【日傘は「折りたたみ」派ですか?「長傘」派ですか?】
折りたたみ・・・64人(47.4%)
長傘・・・54人(40.0%)
どちらも使う・・・17人(12.6%)
コンパクトで持ち運びしやすい「折りたたみ」派が47.4%、大きめサイズで広範囲をカバーする「長傘」派が40.0%と、僅差で「折りたたみ」派が多いことが分かりました。それぞれの良さがあるので、自身の行動パターンに合うものを選ぶのがおすすめです。
気になるのは、みんなはどんな「日傘」を使っているのか。そこで、ブランドや購入先を教えてもらいました。
使っている日傘のブランドは?
nullノーブランド派が半数を占める
多かったのは「ノーブランド」の日傘を使っているという声でした。約2人に1人がブランドのものではないと答えています。デザインや機能性、価格で選んだり、外出先で慌てて購入したといったケースもあるようです。
「特にブランドものではない。100均の物とか頂き物とかでブランドは特にない」(68歳/総務・人事・事務)
「メーカーは分からないけど楽天で買った軽量日傘」(36歳/金融関係)
「海外通販サイトで購入した晴雨兼用折りたたみ傘です」(40歳/主婦)
「ノーブランドだが、紺色のドット模様で気に入ってる」(61歳/デザイン関係)
「ノーブランドです。イトーヨーカドーで買いました」(50歳/総務・人事・事務)
「ノーブランドですがQoo10で1,000円程度でした」(45歳/営業・販売)
「ブランドは不明。どこかで買った折り畳みの晴雨兼用傘」(45歳/その他)
「ブランド名は忘れたが遮光度100%の日傘」(31歳/企画・マーケティング)
「普通の黒の日傘です。ブランドものではないです」(62歳/主婦)
みなさん、ブランドにはこだわらず日傘を購入していました。ブランドよりは遮光度や軽さ、価格などを重視しているようです。
こだわり、お気に入りの「日傘」がある人も
「日傘」のブランドや購入先については多岐にわたりました。晴雨兼用のものであったり、軽量なもの、遮光性の高いもの、デザインが好み……など、選ぶ際のポイントもそれぞれこだわりがあるようです。
「PLAZAで買った晴雨兼用折りたたみ傘」(20歳/学生・フリーター)
「UNIQLOの晴雨兼用折りたたみ傘」(59歳/その他)
「アウトドアの晴雨兼用折りたたみ傘」(43歳/その他)
「アフタヌーンティーの葉っぱ柄の日傘。大きくて紫外線をカバーする範囲が広い」(58歳/主婦)
「イオンで買った晴雨兼用の傘。折りたためないが、柄が短くなる」(52歳/主婦)
「サンバリア100の晴雨兼用」(62歳/主婦)
「しまむらの日傘」(60歳/主婦)
「スリーコインズの傘」(48歳/学生・フリーター)
「コープで購入した晴雨兼用長傘と、BURBERRYの晴雨兼用折りたたみ傘」(56歳/その他)
「モンベル」(32歳/弁護士)
「オーロラ株式会社の晴雨兼用の傘(サマーシールドL2生地を使用した傘)」(32歳/学生・フリーター)
「阪神阪急で買った晴雨兼用折りたたみ傘」(43歳/主婦)
「芦屋ロサブランの折りたたみ傘」(53歳/その他)
「無印良品の折りたたみ傘」(50歳/その他)
メーカーさんに聞いてみた
nullいろんな日傘のブランド名があがりましたが、実際のところの特長やこだわりをメーカーさんにたずねてみました。
まずは、アウトドアブランド代表として「モンベル」に、アウトドアブランドが作る晴雨兼用傘の特長を聞いたところ……
「裏面を黒くコーティングすることで光を吸収し、視界を見えやすくしています。紫外線遮へい率90%以上です。トラベル用として6本骨にする事で、軽量コンパクト化を実現しています。重量は130g、折りたたんだ時のサイズは23センチです。
なお、写真の『トラベル サンブロックアンブレラ50』のほかに8本骨の『サンブロックアンブレラ55』(5,720円・税込)もあり、表面に日差しを反射するシルバーコーティングを施しています。こちらはトレッキング用として使うことも想定しています。使用シーンに併せて選択するのがいいでしょう」(モンベル広報)
なお、「モンベル」の傘は修理可能、パーツ類はオンラインショッピングで購入でき、骨折れ修理や生地の張替えにも対応しているので、長く使うことができます。
もう1社、遮光率100%で日焼けを徹底的にブロックする「芦屋ロサブラン」にもお話をうかがいました。
そもそも日傘を使うメリットとはどこにあるのでしょう?
「近年は美容目的での“紫外線対策”として非常に注目されていますが、優れた遮熱効果による“暑さ対策”も、温暖化による気温上昇で大きなメリットの1つです。ですので、今後は女性だけでなく男性やお子様にも必需品になっていくと思います。
また、弊社の日傘は撥水加工により雨の日でもお使い頂けますので、雨傘を持って出たものの、“急な晴れ間による強い日差しでうっかり日焼け”という事も弊社の日傘1本で防ぐことが出来ます」(芦屋ロサブラン広報)
ちなみに「芦屋ロサブラン」は遮光率100%がうたい文句になっていますが、いったいどのような計算で出しているのでしょうか?
「第三者機関における品質検査を行っております。弊社の遮光生地『JIS L 1055A』という生地に光を当て、生地を通過した光量を測定する試験方法で、遮光率100%の結果となっております」(芦屋ロサブラン広報)
なお、こちらの日傘は生地自体が100%遮光なので、基本的に生地に穴や破れが発生しない限り、永続的に100%遮光し続けるそうです。
「しかしながら、傘の骨に関しましては経年劣化が発生致しますので、“強風の日は使わない”“傘を振ったり回転させない”など丁寧に取り扱って頂けますと、長くて10年ほどお使い頂いているお客様もいらっしゃいます」(芦屋ロサブラン広報)
お手入れに関しては、「雨の日の使用後はタオルでやさしく拭き取り十分に乾かす」「汚れた際は中性洗剤を薄めたもので、スポンジで優しく洗う」などがあるそうです。
昨今の猛暑や異常気象下では、晴雨兼用傘などを持ち歩くことは、暑さよけやゲリラ豪雨対策としても有効です。
今夏“日傘”デビューを考えているけれど、
日焼けをしたくない人はUVカット率の高いもの、
今回は女性を対象に調査しましたが、暑さや日差しは男女問わず影響を受けるもの、最近では日傘を使う男性も増えています。早めの暑さ対策で、暑い夏を快適に乗り切りましょうね!
エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。