今回『kufura』では、20~50代の男女362人に、お気に入りのサービスや商品がなくなってしまった経験についてアンケート調査を実施。共感せずにはいられない、復活を願うさまざまな声が寄せられました。
2人に1人が「いつのまにか……」な寂しい経験をしていた
nullまず、お気に入りのお店や商品などがなくなってしまった経験の有無について聞きました。
【あなたのお気に入りのお店、サービス、商品がなくなってしまった経験はありますか?】
ある・・・199人(55.0%)
ない・・・117人(32.3%)
わからない・・・46人(12.7%)
「ある」と回答した人は55%と、約2人に1人が何らかのロスを経験したことがあるようです。そこで、どのようなものがなくなって寂しかったのか詳しく教えてもらいました。
ショック! よく通っていたお店が閉店
nullお気に入りのお店や、足しげく通っていた飲食店の閉店に寂しい思いをしたという声が非常に多くありました。馴染みの場所がなくなってしまうと、そこにあった思い出も少し遠くに感じてしまいますよね。その場所の雰囲気やお店の方との交流が恋しくなるものです。コロナ禍によって閉店を余儀なくされたお店も少なくはありません。もっと通えばよかった……と後悔している人が多いようです。
「イタリアンのお店が気に入っていたが、コロナ禍でつぶれてしまった」(31歳女性/学生・フリーター)
「パン屋がなくなってショックだった。気に入って毎日のように通っていたので、困ってしまった」(38歳女性/その他)
「よくいくスープ専門店が無くなりました。無添加食品で良かったのですが、残念」(59歳女性/総務・人事・事務)
「よく購入していた下着屋さん。店舗自体が少なくなり、ネットで買うしかできなくなった」(32歳女性/主婦)
「ラーメン店がなくなった。チェーン店ではあるものの、他の店は新幹線でいかなくては行けない距離」(42歳男性/研究・開発)
「よく通っていた街のパスタ屋さんが店主の体調不良で閉店しました」(52歳女性/主婦)
「会社の近くにあった焼き肉屋。ランチが安くて美味しかったが、無くなってしまったのが残念」(47歳男性/研究・開発)
「海鮮居酒屋で、大将とも仲良くなってたのに、コロナ禍で閉店してしまった」(39歳男性/営業・販売)
「近所にある手芸店がなくなってしまうという掲示が出ていて、もっと通っていっぱい買っておけばよかったと悲しくなった」(34歳女性/総務・人事・事務)
お気に入りだったお店がなくなってしまうのはとても残念なことですが、その経験から、次に好みのお店を見つけたときには積極的に足を運ぼうという教訓になるのではないでしょうか。
今度から何を使えばいいの?な日用品
null自分に合っていると気に入っていた日用品やコスメが廃番になったりと、手に入らなくなって困った経験がある人も。リピートしているアイテムがもう買えないというのは非常に困りますよね。シャンプーなど、毎日使うものであればなおさらです。
「芳香剤。入れ替わりや新商品がでるのが早くて廃番になるのも早いので、気に入った香りがあればまとめ買いするしかない」(46歳女性/主婦)
「ヘアオイル。やっと好みの香り、テクスチャーでお気に入りを見つけたと思ったのに消えてしまい残念すぎる。期間限定とも書いてなかったし。こんなことなら、まとめ買いしておくんだった」(44歳女性/主婦)
「愛用しているアイシャドウの自分のお気に入りの品番だけが廃番になって、代わりになるものを探すのに一苦労……」(53歳女性/主婦)
ストックしておけばよかったという声や、ネットで在庫を探してみたという人もいました。代替品を見つけるのは時間がかかるかもしれませんが、新しいお気に入りを見つけるチャンスを前向きに考えてみると、少しは気持ちが落ち着くのではないでしょうか。
お気に入りだったメニューがいつのまにか……
null自分のなかでの定番メニューがお店から姿を消したときにショックを受けたという人も。もう食べられないと思うと余計に恋しくなる気持ち、わかります!
「アイリッシュパブでランチに楽しみにしていたフィッシュ&チップスが、コロナ禍でメニューからなくなっていた」(53歳男性/公務員)
「マクドナルドのヨーグルト。手軽に食べられる程よい甘さ・価格だったので残念」(51歳女性/その他)
「近所のローカルスーパーの曜日限定の安売りがなくなってショックを受けた」(56歳男性/営業・販売)
「近隣のスーパーで売っていたフルーツジャムサンドです。秘かにファンだったので残念な思いをしました」(54歳男性/その他)
「好きなドレッシングがなくなった」(44歳女性/その他)
「毎日買っていたお気に入りのサンドイッチ。商品入れ替えで消えた時はショックでした」(51歳男性/総務・人事・事務)
期間限定のメニューなどは、その時期を逃すと食べることができなくなってしまうため、定番化してほしいという声や、店員さんになくなった理由を聞いてみたという人もいました。
まとめ買いしておくべきだった……大好きな飲み物や食べ物
nullなくなったのが悲しすぎるものとして多かったのが“お菓子”でした。特に明治の「カール」と「チェルシー」を挙げる声が非常に多く、復活を望む人が多いことがうかがえます。そのほかにも、森永製菓の「ぬ~ぼ~」や明治の「ポルテ」などを懐かしむ声が多数ありました。いつでも買えると思っていてはいけないのが“お菓子”なのかもしれません。
「カール。似たような商品はあるけれど、あのパッケージを見られなくなってしまって寂しい」(41歳女性/その他)
「カールが関東で買えなくなってしまった。子どものころから当たり前のように食べていたのですが、いざ本当に店からカールおじさんのパッケージが消えてしまってからしばらくさみしくなった」(57歳女性/その他)
「明治のカールがなくなった。西日本では売っているらしいが、関東では買えなくなった。類似品も出ているが、やはり全然本家とは違うので悲しい。失ってわかった偉大なお菓子だった」(41歳男性/その他)
「チェルシーがなくなって凄い残念」(35歳女性/その他)
「チェルシー。コーヒーが好きでした」(53歳女性/その他)
「チェルシーが終わった時は悲しかった」(40歳女性/営業・販売)
「ぬ~ぼ~というお菓子。大好きだったので」(38歳女性/主婦)
「子どもの頃よく食べた、ぬ~ぼ~。チョコのお菓子です」(38歳女性/その他)
「ポルテ。美味しかった」(32歳女性/その他)
「いつも売っていたお酒が期間限定だったため店頭から無くなってしまった」(31歳男性/コンピュータ関連技術職)
「ずっと吸っていたタバコの銘柄が無くなった」(30歳女性/その他)
「カール」は全国販売が終了していますが、関西地方では販売が続けられています。入手は難しくなりましたが、関西方面に行く機会があれば購入も可能です。チャンスのある方は、ぜひ思い出の味をもう一度手にしてくださいね!
幼い頃の思い出、故郷の味は永遠に……!
null今はもうないけれど、子どもの頃の懐かしい味や場所を教えてくれた人もいました。幼い頃の思い出の飲食店やお店は特別な意味を持っていますよね。家族との思い出や自身の成長過程の一部として心に残っている人が多いようです。
「新幹線の売店で売っていた牛乳。とても濃厚で美味しくて、似た味の牛乳を探しているけど見つからない」(41歳女性/総務・人事・事務)
「故郷で子どものころに連れて行ってもらっていたラーメン屋がなくなっていて寂しい思いをした」(56歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「幼い時から通っていた中華」(51歳男性/その他)
「幼少の時から行っていたフルーツパーラー」(44歳女性/総務・人事・事務)
「子どもの頃から通っていた中華料理店。そこの天津飯が大好きだったがもう食べられないと思うと辛いから」(31歳男性/その他)
「子どもの頃から通っていた模型店。経営者が年を取ったので辞めてしまいました」(54歳男性/その他)
「地元で、とてもおいしいこだわりの手打ちそばのお店があったのですが、後継者不足のようで閉店しました。半世紀以上続いた店で、子どもの頃から利用していたので、ショックでした」(53歳女性/その他)
「地元のレンタルビデオ店。最盛期には5~6店あったけれど今は1店もない。見たい作品を探すことが楽しみだった時代がありました」(51歳男性/その他)
サブスクが主流となった今では、なかなかレアになってしまったレンタルビデオ店。返却日までに観終えなきゃ!と焦っていた日々が懐かしいですね。
いかがでしたか? 誰にでも“なくならないでほしかった”というモノや場所がありますよね。もし叶うのならば、いつか復活しますようにと願わずにはいられません。
エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。