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こんな家に住みたい…海を眺める家、三角屋根の家!「ニュージーランド」の素敵な暮らし

ニュージーランドに住む人は、いったいどんな家で暮らしているの? 日本とはどんな違いがある? インテリアは? 早速、お家訪問へ!

キウイ農園オーナーのアンドレ・ロシャーさんの家

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アンドレ・ロシャーさん。

まずは、ベイ・オブ・プレンティ―地域でキウイ農園を運営しているアンドレ・ロシャーさんのお宅にお邪魔しました。ワイヒビーチが目の前の家です。

アンドレさんはスイス出身、奥様がニュージーランドの方で17年前にご結婚。そののちキウイ農園の仕事を始めました。初めは小さな果樹園だったのが、キウイの輸出を行うゼスプリとの関わりを経て今や大きなビジネスになりました。現在は2つの大きなキウイ農園を運営しています。12ヘクタールの園地にはゴールドキウイ、グリーンキウイが育っています。以前は建築のお仕事をしていたそうで、そのためかとてもスタイリッシュなお家です。

階段を上ると、一面の海!

玄関に続く階段、壁はレンガ、白壁、床は木という異素材の組み合わせ。
時計もオシャレ。
一面海が見えるリビングから続くデッキ。

玄関を通り、階段を上りきると、目の前には一面の海! 思わず歓声が上がります。

リビングの横は大きなアイランドキッチンとパントリーがあり、この日はケータリングサービスが来ていました。

アイランドキッチンの周りは…?

広いアイランドキッチン。中にいるのはケータリングの方。
埋め込み式のミーレのオーブン。

キッチンにはグレーの大きな冷蔵庫、IH調理器、そして壁にはミーレのレンジとオーブンが。シンプルでミニマムなキッチンに、モノをこまごまと置きがちな筆者は感動しきり。

この日は大人数を招いてのランチ会だったので、いつもよりも物がたくさん出ていたそうです。

さすがキウイ農家さん、たくさんキウイがありました。
埋め込み式冷蔵庫の中身。
ランチでいただいた、ルビーレッドキウイのサラダ。
アンドレさんがBBQグリルで焼いたラム肉に、たっぷりのグリーンキウイ、サンゴールドキウイを乗せて。

リビング~バスルームへ

光が入るリビング。
カウチにもなる出窓。
薪ストーブもありました。冬は活躍するそう。

キッチンから続くリビングには、レザーの大きなソファーと布張りのソファーの2つが置かれていました。異素材ミックスが要所要所に出てくるのは、建築を学んだアンドレさんのこだわり?

「外側は自分が関わっていますが、内装やインテリアは妻の意見です」(以下「」内、アンドレ・ロシャーさん)

廊下に繋がる部屋はリビングとは異なる雰囲気。
バスルームの洗面台。

平日は朝から農園、週末は海で過ごす

キウイ農園のオーナーであるということは、平日は農作業に追われていたりするのでしょうか?

「私はほとんど毎日果樹園で働いています。剪定や間伐などの大きな仕事は、時々手伝いをお願いすることもあります。普段は朝6時頃に起きて、7時~7時半までに果樹園に行き、夕方5時頃まで働きます。天気のいい日は、必要に応じて週末も果樹園で働きます。一方、平日に雨の日があれば、その日は休むか、事務仕事をすることもあります。冬と春はとても忙しい時期があり、夏はそれほど忙しくありません。休みの日には、おいしいものを食べたり、ビールやワインを飲んだり、友人と集まるのが好きです」

取材をした日も、アンドレさんは中庭にあるBBQグリルで炭を調整したり、肉をせっせと焼いていました。普段のホームパーティーもさもあらん、といった様子です。

息子のルークさんは大学に通っており、この日は収穫のお手伝いがてら帰省していたそう。家の目の前の海でサーフィンを楽しんでいました。

息子のルークさんは現在大学生。キウイ収穫シーズンにはお手伝いに帰ることも。
BBQのおもてなしをしてくれるアンドレさん。
海側から玄関に向かうポーチ。

健康にこだわる栄養士ジェス・ソーンズさんの家

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1970年代の家をリノベーション

左からジェスさんのお母様、ジェスさん、ご主人のジェレミーさん。

ベイ・オブ・プレンティのPapamoaエリアに住む栄養士のジェス・ソーンズさん。ご主人ジェレミーさんとはマーガレットリバー(ワインで有名な西オーストラリアの街)で出会ったそう。現在6歳と3歳のお子さんを育てています。この日は、近所に住むお母様が取材時のヘルプ役でいらしていました。

「この家は1970年代に建てられたものを、主人と私でペイントしたり、タイルをつけたり、棚を作ったりしました。庭の畑にはシルバーベリー、ブロッコリー、セロリ、パセリ、イチゴも育てています。夏場はプールを置いたりしているんですよ」

前庭には遊具が設置されていました。
小さいながらも畑があります。
砂場の黒板には日本語、英語、マウリ語で「こんにちは」と書かれていました。
ジャングルジムもブランコもある!
庭のBBQグリルでジェレミーさんがラム肉を焼いてくれました。

心地よいテラス~リビング

玄関からポーチ、中庭を通ってテラスへ。ジェスさんお手製の冷たいコンブチャのキウイ入りがふるまわれました。

「コンブチャは発酵食品なので食物繊維豊富なキウイと合わせると腸活にもおすすめですよ」(以下「」内、ジェス・ソーンズさん)

キウイのスライスが入っていると、コンブチャにフレッシュな味わいが加わっていつもよりおいしく感じました。

薪ストーブのあるリビング。
カウチでキウイ入りコンブチャをふるまってくれるジェスさん。後ろにはBBQグリルが。

素敵な家族写真。

取材時にはお子さんたちは保育園に行っており不在でしたが、壁のあちこちに家族の写真が飾られていました。ご主人のジェレミーさんは元カメラマンだそうで、もしやこの写真はジェレミーさんが撮ったもの?

「あ、この写真は友人のプロカメラマンが撮ってくれたものなんです」

確かに、オートシャッターだとジェレミーさんがこんなにナチュラルに映らないですよね……。

栄養士さんのキッチン拝見!

玄関から左にダイニングとキッチンが。
キッチンは正方形のカウンタースタイル。オーブンは年代物だそう。
お母さんとご主人の3人で調理中。撮影/Antony Gray
冷蔵庫の中。

栄養士であるジェスさんの仕事場ともいえるキッチンを見せていただきました。

「カウンターがあるので、中のゴチャゴチャを隠せるのがいいですね(笑)。使い勝手はすごくいいです。でもオーブンだけが昔のものなので、新しいものを買いたいんです。

全体に白にしたのはカーテンが赤だったので、バランスを考えてそうしました」

冷蔵庫の横には蓋つきのゴミ箱。
カプチーノマシンも。

冷蔵庫の中には何が入っているのでしょうか?

「冷蔵庫には肉類、野菜類、ヨーグルト、チーズ、ミルクなどが常に入っています。作り置き料理もよくやりますよ。フリッタータ、ラザニア、タイグリーンカレー、チリミンチ(チリコンカン)、ウインタ―スープをよく作ります。

ちょっと体調が悪いな、という時には自家製のチキンスープを作るんです。チキンの骨をニンニク、オニオン、セロリ、ニンジンと数時間煮込んで作るスープで、腸の健康と免疫力向上に効果的ですよ」

取材をした日はキウイをふんだんに取り入れた健康的なサラダやスイーツとBBQで、もてなしてくださいました。

グリーンキウイにプチトマトやフェタチーズを加えた、ジェスさんお手製サラダ。
パブロバ風のキウイのパフェ。

パントリーの中身は?

パントリーの中。
一番下にはフェイジョアがバケツにどっさりと。

収納力が高そうなパントリーには何が入っていますか?

「パントリーには米、ベイクドビーンズの缶詰、ツナの缶詰、ココナツクリーム缶詰、トマトの缶詰、醬油
、カレーペーストなどが入っています。バケツにはフェイジョアが入っています。フェイジョアは南米原産の果物ですが、ニュージーランドでは庭で栽培している家庭が多々ありますよ」

日本のママたちは防災も兼ねてローリングストックをしていますが、ジェスさんはローリングストックをしているのでしょうか?

「ガレージに大きな冷凍庫があるので、知人の牧場から購入する大きな肉類を凍らせています。また、大量の料理を作った際は凍らせておいておきます」

ガレージにも冷凍庫……!羨ましい限りです。

ニュージーっ子はキャンプが大好き

キャンピングトレーラー。

ガレージにはキャンピングトレーラーもありました。週末には家族でキャンプに出かけたりサーフィンに行ったりするそう。

「ニュージーランドの人はみんなキャンプが大好き。海や山に家族でお出かけするのはとてもポピュラーなことなんです」

実際にジェスさんのインスタグラムをのぞくと、楽しそうな家族のキャンプシーンが見られました。

ニュージーランドのお家訪問、いかがでしたか? それぞれのライフスタイルが伝わる、素敵な家でしたね。どちらの家にもBBQグリルと薪ストーブがあったのが、印象的でした。日本では地方の一戸建てじゃないとなかなか導入できない火を扱う器具、ちょっと憧れてしまいました。

 

取材協力/ゼスプリ

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