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チョコのお返し無し派は15%!ホワイトデーの予算は1,000円未満が主流で、なんとも寂しいご時世に

3月14日はホワイトデー! バレンタインデーほどの盛り上がりに欠けるホワイトデーですが、バレンタインデーにチョコレートやギフトをあげた人にとってはとても楽しみなイベントですよね。今回は20代~50代の男性330人にホワイトデーについてのアンケートを実施。ホワイトデーのお返しってどうしている? そもそもホワイトデーをどう思っている? 世間の男性にホワイトデーについての本音を調査してみました。 

バレンタインのお返しをしない男性は約15%

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まずは今年のホワイトデーについて、バレンタインデーにチョコレートをもらった場合の対応について尋ねたところ、ほとんどの人がお返しを考えていることが判明。中でも約63%は「全員にお返しをする」と回答。一方で、「お返しはしない」という人も約15%いることがわかりました。

■あなたは今年バレンタインデーにチョコレートをもらったら、ホワイトデーにお返しをしますか?
もらった場合の対応に最も当てはまるものを選んでください。

・「全員にお返しをする」……63.3%(209人)
・「お世話になっている人にだけお返しをする」……15.5%(51人)
・「好きな人にだけお返しをする」……6.7%(22人)
・「お返しはしない」……14.5%(48人)

ホワイトデーのお返しは「クッキー・焼き菓子」が人気

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では実際にどんなお返しを考えているのでしょう。ホワイトデーにお返しをすると答えた男性282人に「お返しであげるもの」について尋ねたところ、圧倒的に人気だったのが「クッキー・焼き菓子系」で約65%。次いで「チョコレート」が約3割でした。また4人に1人は「その人が好きそうなもの」と回答。きちんともらった相手に合わせてギフトを選んでいる人もいるようです。

■ホワイトデーであげるものランキング■
(※回答者数282人、複数回答あり)

1位 「クッキー・焼き菓子」……65.2%(184人)
2位 「チョコレート」……31.6%(89人)
3位 「その人が好きそうなもの」……25.9%(73人) 
4位 「マカロン」……16.3%(46人)
5位 「飴・キャンディ」……13.1%(37人) 
6位 「和菓子」……11.0%(31人)
7位 「ハンカチ」……4.6%(13人)
8位 「お花」……3.2%(9人)
9位 「入浴剤」……2.8%(8人)
10位 「コスメ」……2.5%(7人)

※11位以降は、「アクセサリー」(2.1%/6人)、「ジャム・はちみつ」「お金」(各0.4%/1人)と続きました。

ホワイトデーはクッキーや焼き菓子が主流です。

ホワイトデーのお返し予算、65%が1000円未満

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男性が考えているホワイトデーの予算はいくらなのでしょう。意外にも予算は低めな人が多いことが明らかに。もちろんあげる相手によると思いますが、65%近くが「1000円未満」と回答。あわよくば「海老で鯛を釣りたい」と考えている女性もいるかと思いますが、今年はあまり期待できないかも!?

■ホワイトデーのお返しにかける予算はひとりあたりどのくらいですか?

・「500円未満」……18.1%(51人)
・「500円~1000円未満」……46.8%(132人)
・「1000円~3000円未満」……28.7%(81人)
・「3000円~5000円未満」……3.9%(11人)
・「5000円~1万円未満」……2.1%(6人)
・「1万円~3万円未満」……0.0%
・「3万円以上」……0.4%(1人)

男性の本音、約75%がホワイトデーに否定的だった

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最後にホワイトデーに対して思うところを教えてもらうと、「感謝を示すイベント」「経済効果を期待できる」など、いいイベントだと感じている「ホワイトデー賛成派」はたったの15%。逆に、4人に3人は「面倒くさい」「お金の無駄」など「ホワイトデー反対派」であることがわかりました。また「やりたい人だけやればいい」「自分には関係ない」など、あってもなくてもいい中立の立場を取る人は約1割でした。

【ホワイトデー賛成派の意見】

・「経済を回すのには良いと思う」(37歳男性/その他)
・「もらったので返すのが礼儀かなと思う」(47歳男性/研究・開発)
・「贈られたことに対する感謝を示す日」(49歳男性/コンピュータ関連技術職)
・「特別な人だけにやり取りするような昔の風潮が好ましい」(55歳男性/その他)
・「コミュニケーションの一つにはなっていると思う」(57歳男性/コンピュータ関連技術職)など

【ホワイトデー反対派の意見】

・「正直言うと面倒。お菓子業界が売上げを狙った作戦であるのは分かってる」(35歳男性/デザイン関係)
・「なるべく良いものを返したいと見栄をはりがちなので、出費が痛い」(36歳男性/学生・フリーター)
・「Stがつくイベントは日本にはいらない。クリスマスもハロウィンもいらない。日本人は日本の行事をもっと大切にするべきです」(44歳男性/その他)
・「昔と比べてトキメキもなくなり、今は面倒くさい」(46歳男性/営業・販売)
・「バレンタインデーと共に、無くなるのが良い」(51歳男性/その他)
・「倍返しと言われるのがキツイ」(53歳男性/その他)など

中にはこんな自論を掲げる人も……

・「お歳暮、お中元の代わりに機能していると思う」(51歳男性/総務・人事・事務)
・「そんな日は存在しないことにしている」(59歳男性/その他)

本命には特別なプレゼントを渡す、という男性も。

そもそもホワイトデーは日本特有のイベントで、海外の国にはない風習。ギフトをもらったらお返しをするという、義理人情を重んじる日本人らしい習慣なのかもしれません。人との関わりが希薄化している現在、コミュニケーションを取るいい機会と考えると良いイベントと言えるでしょう。でも、物価が上昇している中で、無駄な買い物をしたくないと考える人が多いことも現実。だからこそ、今年は予算が低めだったのかも!? 本来イベントは楽しくなくては参加する意味がありません。参加するからには楽しんでいきたいですね。

ちえ
ちえ

エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。

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