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アフターコロナ、生活はどう変わった?「健康の大切さを実感」「人間関係の取捨選択」…349人に聞きました

新型コロナウイルスの感染拡大から3年以上が経ちました。5類になり、渡航などの制限もなくなってきた現在ですが、そこに至る3年間はいろいろと感慨深いものがあります。コロナ禍、新しい生活スタイルの導入や、家で過ごす時間が増えたことによって、多くの人にさまざまな変化があったようです。

今回『kufura』では、20~50代の男女349人を対象に、コロナ禍を経て自身の人生や生活にどのような変化があったかを聞きました。

健康の大切さを改めて感じた

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「“健康な身体の大切さ”を、自分自身の身を持って思い知らされた」(40歳男性/その他)

「衛生に関する考え方が向上し、清潔感を保つことの大切さをこれまで以上に意識するようになった」(38歳男性/その他)

「免疫力をつけたくてウォーキングをやっていたら29kgダイエットできた」(54歳男性/その他)

コロナ禍をきっかけに、健康や命の大切さを再認識したとの声が非常に多くありました。感染予防の観点からも、免疫力をつける努力をしたり、健康への意識が高まっているようです。家で過ごす時間が増えたことから、体力が落ちたと感じ、ウォーキングや自宅でのトレーニングを取り入れるようになったという人もいました。

暮らし方や家族の在り方が変わった

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「思い切って地方に移住した」(22歳男性/学生・フリーター)

「自宅で過ごす時間が増えて、家族で一緒にいる時間が長くなった」(46歳男性/総務・人事・事務)

「人生に変化はありませんが、家族を大切にいとおしく思う気持ちが強くなったと思います」(55歳女性/主婦)

「コロナ禍で自宅待機になり暇だったので、婚活サイトに登録したら、まさかのスピード再婚」(51歳女性/その他)

在宅ワークをきっかけに住環境を考え直したり、家族と過ごす時間が増えた人も多いようです。家族で食事をとる機会が増えたり、家事の分担ができるようになった、生活リズムが整ったなど、ポジティブな変化も目立ちました。

特にIT系においては、出社義務がなくなったところもあり、地方移住がしやすい環境ではあります。

時間の使い方が変わった

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「在宅勤務で通勤時間がなくなったことで余暇活動として運動する時間が増えた」(57歳男性/技術職)

「在宅で副業をすることが増えた」(39歳女性/その他)

「自宅にいる時間が増え、資格をとるなどスキルアップの時間が増えました」(51歳男性/営業・販売)

「全力で一生懸命生きていたが、ふと立ち止まってふりかえる時間の余裕ができた」(42歳女性/主婦)

自宅で過ごすことが増え、家での時間の使い方を再考したという意見もありました。在宅ワークはメリハリがつきにくいため、仕事とプライベートをきちんと切り替えて、趣味など余暇の時間を意識的にとるようにしているという人も。

趣味・推しを見つけた

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「家で楽しめる趣味をみつけたこと」(41歳女性/主婦)

「ネットにハマり推しができた」(33歳女性/主婦)

「趣味を生活の時間に取り入れた」(56歳男性/技術職)

“推し活”をコロナ禍の癒しとしていた人も多いのではないでしょうか。推しの存在や趣味に夢中になれる時間は日常生活を豊かにしてくれるため、今後も引き続き大切にしていきたいという熱意が伝わってきました。

新たな趣味として、刺繍やダーニングなどに目覚めた人もいます。

お金との付き合い方が変わった

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「自宅で過ごすことが多くなり飲み会やランチなども減ったので、その分貯金をしている」(49歳女性/主婦)

「将来の金銭面が不安になり資格の勉強を始めた。資格を取って転職するつもりです」(28歳女性/学生・フリーター)

「将来のこと、老後のことをしっかり考えるようになった。お金の使い方を振り返り考えるようになった」(47歳女性/総務・人事・事務)

「浪費癖があり、衣類を大量購入したり飲み代にお金をかけていましたが、外出が減った事により、そういった欲求がなくなりました」(53歳女性/会社経営・役員)

「生活費を見直して、急激な収入減にも対応できるよう見直した」(47歳男性/技術職)

生活スタイルや価値観の変化に伴い、お金に対する意識も変わってきているようです。外食費よりも家での食事にお金をかけるようになった人、漠然とした不安から節約や貯蓄を心掛けるようになった人も少なくありません。なかには、「友人との交際費は減ったが、ストレスから別の物にお金を使うようになった」(25歳女性/その他)といった声もありました。

友人や知人との関係が変わった

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「やりたくない付き合いや人間関係を排除できたり、人の目が気にならなくなり楽になりました」(59歳女性/主婦)

「あまり付き合いをしたくない長年の友人との関係を切った」(48歳女性/学生・フリーター)

「元々人付き合いが苦手だったので、人との距離感がちょうど良い感じになり快適」(40歳女性/主婦)

「人間関係の取捨選択ができた」(39歳女性/公務員)

外出の自粛や、オンラインでのコミュニケーションの普及は、人付き合いにも影響しているようで、表面的な付き合いの相手や、苦手だと感じていた人と適度に距離を置くことができて良かったとの声が。また、自分にとって本当に大切な存在を見極める機会になったとの意見もありました。

本当に大事な人間関係が見えてきた、という人もいます。

コロナ禍をきっかけに起こったさまざまな変化についてご紹介しました。みなさんにも当てはまるものがあったのではないでしょうか。今後これらは元に戻っていくのか、それとも新たなライフスタイルとして定着していくのか……それぞれの望む暮らし方が叶うことを期待したいですね。

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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