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【女性編】無加工の写真を見られることに抵抗も…「写真加工アプリ」使ってる?394人に聞きました

自由自在に写真を“盛る”ことができる「写真加工アプリ」。明るさや色調はもちろん、さまざまなフィルターやエフェクトで自分好みに加工することができるので、プロフィール写真やSNSの投稿のために使っている人も多いのではないでしょうか。

今回は【女性編】として、20~60代の女性394人を対象に実施した「写真加工アプリ」に関するアンケート調査の結果をご紹介します。

【男性編】はこちら→ 写真加工アプリでの「盛りすぎ」「加工しすぎ」、プロフィール写真にはやめての声

約6割の女性が写真加工アプリを使ったことがある

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まず、PCやスマホなどで写真加工アプリを使用したことがあるかを聞きました。

ある・・・228票(57.9%)

ない・・・152票(38.6%)

写真加工アプリというものを知らない・・・14票(3.6%)

約6割の人が写真加工アプリを使ったことが「ある」と回答しており、「ない」を上回りました。

常に写真加工アプリを使っているので、加工済みの顔が本当の自分の顔だと思っている人もいるとか。

アプリをダウンロードしている人は2人に1人

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続いて、写真加工アプリをダウンロードしているかについて聞いたところ、およそ2人に1人がダウンロードしていることが分かりました。

している・・・185票(48.7%)

していない・・・195票(51.3%)

ダウンロードしている写真加工アプリを聞いたところ、トップ3は「SNOW」、「SODA」、「Adobe Photoshop Camera」となりました。美肌機能や可愛らしいエフェクトが搭載されているアプリが支持されているようです。

写真加工アプリを使うのは「記念撮影」「SNSのため」

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写真加工アプリを使ったことがあると回答した人に、どのようなときに使っているのかを教えてもらいました。

【どのようなときに写真加工アプリを使いますか?】

第1位:プライベートの記念撮影など・・・131票(57.0%)

第2位:インスタグラムなどのSNSに使うため・・・120票(52.2%)

第3位:家族、友達とふざけて使う・・・90票(39.1%)

第4位:証明写真として使うため・・・29票(12.6%)

第5位:その他・・・14票(6.1%)

第6位:マッチングアプリに登録するため・・・9票(3.9%)

(※複数回答で調査)

女性は「プライベートの記念撮影」や「SNSの投稿のため」に写真加工アプリを使うことが多いようです。景色や料理などを撮ったときに補正したり、人物を撮る場合は美肌にしたり、輪郭を細くしたりなど“もう少しこうだったらな”を手軽に叶えられるので、「無加工写真には戻れない」という声もありました。

記念撮影時、みんなの顔が可愛く撮れるなら写真加工アプリもアリですよね。

「無加工では物足りない」「別人レベルの加工はやりすぎ」

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ここからは、写真加工アプリを使う理由や、使っていて感じることなど、それぞれの意見をご紹介します。

「写真加工するのが一般的なので、加工することや加工された写真に抵抗はない」(30歳女性/学生・フリーター)

「SNSにあげる写真は少しでも綺麗に見えてほしいから絶対加工する」(27歳女性/学生・フリーター)

「自分のコンプレックスな部分だったりを綺麗に隠してくれるので、やっぱり加工アプリは使用したいです」(27歳女性/営業・販売)

「SNSにアップするときは、身バレ防止のためにも顔丸出しの写真は加工するべきだと思ってる」(50歳女性/その他)

「加工アプリは日常的に使ってしまっているので、たまに普通のカメラで撮ると肌の汚さに絶望します」(28歳女性/総務・人事・事務)

自分の写真に加工を施すことで自信を持てるという声が多くありました。人に見られる写真は少しでも写りの良いものを選びたいですよね。補正程度の加工であればメイクと同じ感覚で使用している人も少なくないようです。

また、撮影した写真はSNSなどに投稿されることも多く、個人や場所の特定を避けるためにアプリを使って加工をしている場合も。知らない人が写っていても消すことができるので便利だというコメントもありました。

今や無加工の写真では物足りなくなってしまった……という人もいましたが、一方で以下のような声も寄せられています。

「あまりにも加工しすぎていると、もはや別人で恥ずかしくなる」(30歳女性/金融関係)

「多少の写真加工は仕方がないと思うが、あまりやりすぎると将来写真を見返したときに、きちんとした顔として残っていないので、友達の顔や自分の顔が思い出せずに寂しい思いをすると思う」(40歳女性/その他)

「写真加工していると、実際に会った時に実物とあまりにも違うと、そこまで盛る必要ある?と思ってしまいます……」(53歳女性/主婦)

「写真の撮り方やフィルターの加工でより綺麗に見えるほうが良いと思う。でも、やりすぎて原型がない加工はあまり共感が得られないと思う」(26歳女性/主婦)

「友達と遊ぶのにはいいがマッチングアプリとかでの使用はやめたほうがいいと思う」(30歳女性/総務・人事・事務)

ナチュラルな加工については許容範囲だと考える人が多いようですが、別人レベルの加工には共感できないという意見が多数ありました。イタい人と思われないためにも、加工のし過ぎには注意ですね。

また、本当の顔の写真が残っておらず、将来的に寂しい思いをするのではという心配の声もありました。

「壁と同化」「この人は誰……」みんなの失敗エピソード

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最後に「写真加工アプリ」にまつわる、みんなの残念なエピソードを集めてみました。似たような経験をした人もいるのではないでしょうか!?

「50歳なのに20歳くらいに見えて、盛りすぎになってしまった」(50歳女性/主婦)

「SNOWで細工しすぎて、人間ではなくなり動物になった」(40歳女性/主婦)

「加工しすぎて友達を含めて誰だか判別ができなくなったこと」(48歳女性/主婦)

「肌を白くしすぎて背景の白い壁と同化してしまったことがある」(42歳女性/その他)

「小顔にする操作が難しくて、背景が歪んで戻らなくなってしまった」(24歳女性/その他)

「免許証用の写真でしたが警察署からNGが出てしまい結局警察署で撮ってもらうことになりました」(40歳女性/その他)

多くの女性が、アプリでの写真加工は当たり前の時代であると考えているようですが、同時に「素の自分に自信が持てなくなってしまった」「無加工の写真は見られたくない」という人もいました。

加工のしすぎには気をつけましょう。

自分を美しく見せたいという願望は多くの人が持っているかと思いますが、あまりにも実際とかけ離れた加工写真では見た人が引いてしまうことも。“さりげなく”“ナチュラルに”盛れる加工テクニックを磨いていきたいですね。

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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