子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

手書きする機会が減った今「きれいな字を書くためにしている対策」…7割が自分の字の汚なさを実感

パソコンやスマホの普及により、昔に比べて自分で文字を書く機会が減ったという人も多いですよね。久しぶりに手紙などを書こうとしたら、なんだか字が汚くなっていて、ショックを受けたなんてこともあるのでは? 今回『kufura』では、20〜50代の男女288人にアンケートを行い、昔に比べて字が汚くなったと感じたことがあるかどうか、また、文字をきれいに書くためにやっている自分なりの対策を聞いてみました。

昔よりも字が汚くなったと感じている人は7割!

null

まず最初に、「字を書く機会が減ったことにより、昔に比べて自分の字が汚くなったと感じたことはありますか?」と聞いてみたところ、以下のとおりとなりました。

「ある」・・・190人(66%)

「ない」・・・98人(34%)

「ある」と答えた人が、7割と圧倒的に多い結果に。字を書き慣れている場合は、字がそろっていたりしてそれなりに上手く見えるものですが、やはりパソコンやスマホの影響により、字を書く機会が減ってしまったことで、自分の字が汚くなったと感じている人がかなり多いことがわかりました。

字をきれいに書くために普段から実践していること

null

では、字が汚くなったと感じている人たちは、きれいな字を書くためにどんな対策をしているのでしょうか? 皆さんが実践している方法を教えてもらいました。

<普段からなるべく字を書くように心がける>

「できる限り自分で字を書く機会を作るようにするため、スケジュール管理をスマホやパソコンから、スケジュール帳に切り換えました」(43歳・女性/主婦)

「スケジュール管理は、手書きの手帳を使うようにしています」(43歳・女性/主婦)

「毎日日記を書いて、字を書くトレーニングをするようにしています」(46歳・男性/研究・開発・技術者)

「買い物リストや欲しいものリストなどは、スマホではなくメモ帳に書くようにするなど、字を書く機会を少しでも多く作るようにしています」(52歳・男性/公務員・団体職員)

「毎年、年賀状を手書きで書くようにしています」(42歳・男性/パート・アルバイト)

「作った料理のレシピを手書きで残すようにしています」(40歳・女性/総務・人事)

書く機会がないと、字はどんどん下手になりがちなので、意図的に自分で字を手書きするよう心がけているという人が目立ちました。スケジュール管理をスマホなどから紙ベースの手帳に変える、毎日日記を書く、買い物リストなどのちょっとしたものを手書きするなど、日々文字を書く機会を増やす努力をしている人が多いようです。

<字を書くときは意識して丁寧に書くようにする>

「仕事でメモを取るときなどに、意識して字を丁寧かつきれいに書くようにしています」(36歳・女性/総務・人事)

「字を書くときは、とにかくゆっくり丁寧に書くことを心がけています」(39歳・男性/営業・販売)

「文字を書くときは、字を崩したりせず、人が読みやすく書くように心がけています」(38歳・女性/その他)

「子どもの学校など、どこかに提出する書類などは、意識的に字をきれいに書こうと思ってゆっくり書くようにしています」(48歳・女性/主婦)

「昔よりも字が汚くなったし、漢字も思い出せなくなってきたので、本当にゆっくりと一文字一文字を丁寧に書くように努力しています」(53歳・女性/主婦)

「文字を書くときに、“とめ、はね、はらい”などを意識して書くようにしています」(42歳・女性/その他)

文字を書くときに、丁寧に書くことを心がけるだけでも、字がかなりきれいに見えるようになる様子。ゆっくり丁寧に、また文字の“とめ、はね”などに気を配るようにするだけで、文字が落ち着いた感じになるので、全体的にきれいに見えるようになります。だれでもすぐに実践できる方法なので、丁寧に書くことを常に意識するようにしたいものですね。

<文字を書く練習をする>

「文字のお手本を印刷して、なぞり書きで練習するようにしています」(32歳・女性/その他)

「たまに新聞を紙に書き写すなどして、字の練習をするようにしています」(45歳・男性/その他)

「定期的にペン習字の練習をしています」(50歳・男性/総務・人事)

「100均で練習帳を買って、文字を書く練習をするようにしています」(37歳・女性/その他)

「ときどき習字の講習会に参加するようにしています」(43歳・男性/その他)

「ボールペン字の通信講座を受けています。おかげで文字が上達し、筆耕のバイトを依頼されるようになりました」(51歳・女性/その他)

字が汚くなったと感じたときは、やはり文字を書く練習をするのがいちばん。練習帳などを使って文字を書く練習をすることで、少しずつ字がきれいに書けるようになります。講習会や通信講座などを活用するのもいいですが、今は100均などで手軽に練習帳を手に入れることができるので、まずは気軽な感じで練習を始めてみてはいかがでしょうか?

<ほかにはこんな対策も!>

「ボールペンにも書きやすいものと書きにくいものがあるので、文字を書くときは書きやすい筆記用具で書くようにすると少し上手く字が書けます」(49歳・女性/主婦)

「わざとつなぎ文字っぽく書いて、字が汚いのをごまかすようにしています」(36歳・女性/その他)

「文字がちゃんと見えないときれいに書くことができないので、老眼鏡を使って文字のバランスなどをしっかり見ながら書くようにしています」(49歳・女性/その他)

「どうしても何かきちんとした字を書かなくてはいけないときは、字のきれいな子どもに代わりに書いてもらうようにしています」(52歳・女性/主婦)

きれいな文字を書くための対策は、ほかにもいろいろ。書きやすいペンを使うだけでも、字が少しきれいに書けるようなので、まずは自分に合う筆記用具を探すところから始めてみるのもいいかもしれませんね。

いかがでしたか? 「資格の勉強を始めたら、毎日字を書くのが習慣になり、昔みたいに字がきれいに書けるようになってきました」(49歳・女性/その他)という意見もあるように、文字をきれいに書くためには、文字をたくさん書いて書き慣れるのがいちばん。美しい文字を書く力をキープするためにも、普段の生活の中で文字を書く機会をどんどん増やすようにしていきましょう。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載